Saturday, December 31, 2011

釣り納め2011

今年最後の日は、またしても穏やかな最高の冬日になった。デピュー・スプリング・クリークへ向かった。一年の最後を締めるのに、最高の日に適切な場所で過ごせたということ。

私も朝食に卵を食べたんだよ・・・・・・

大きな当たりを3匹もバラしてしまった!!太陽が西の山の裏側へ傾き始めた、最後の光の下、なかなかのレインボーを釣った。午後4時23分。

これで2011年は終わり。本当に充実した釣りにいそがしい年であった。来年もまた最高の年になりますように!!

Wednesday, December 28, 2011

“今年の魚”決定

今年もそろそろ1年を振り返って、「今年最高の思い出」を思い起こす時期になった。あれから2ヶ月以上がんばって、また今月中にまだ1日か2日釣りに出かける予定だが、今年の魚10月16日のブラウンに決定。


おそらくイエローストーン川からデピューへ産卵のため溯上してきた固体だと考えられる。誰もがそれを知っているけど、いざ自分で経験してみると、それは言葉では言い表せない・・・・・・・

5番ロッドと3Xティペットで格闘した。早瀬を下流に泳ぎだしたところを、転びそうになりながらも追いかえ、なんとかネットした瞬間。

私のモンタナでの記録である。

60cm超かつ3kg超。

毎年、新年の目標に掲げるのが「昨年より大きい魚を釣る」ということ。来年は必死にがんばらねばならないだろう。

Saturday, December 24, 2011

101 & メリークリスマス

昨日で今年100日目の釣りとなった。ガイド、単独行、友達と出かけたのを全部含めて。はいはい、いそがしいガイドは、夏の間に100日前後ガイド(つまり仕事)するのを知っている。それは大変な仕事かつ大きな収入である。近い将来そんな立場になりたい!!今年はガイド1年目で、やはり仕事より習うことの方が多かった。この100日を分析すると面白いことがわかった。30日ほどはここリヴィングストンのスプリング・クリークを釣った。そして残りのほとんどはイエローストーン川とイエローストーン公園内の河川に占められる。その他近くの川を1日から数日通ったことになる。もし本当に100日ガイドするなら、こんな割合でガイドしたい!!これが来年の目標になるかな!?

とにかくこれが昨日のベスト。

昨夜はポストしなかった。どうせ今日また釣りに行くことを知っていたから。=101日目!!
この立派なレインボーを含め、上出来のスタートだった。

そして“確率変動モード”に突入!!というか“釣りサンタ”が最高のプレゼントをくれたのかもしれない。ある場所で、小さいながらラグビーボールのような形のブラウンに始まり、数回のキャストでトラウトを数匹捕らえた!!

この立派なブラウンをあいさつに使おうかと思ったが・・・・・・

ボーナスはまだ残されていた!!立派なブラウンにメリークリスマス!!

しかし、その後今度は立派かつキレイに色付いたレインボーも釣ってしまった・・・・・・どっちを使ったらいいか決められない・・・・・・ならどっちも使っちゃえ!!


メリークリスマス、そして良い年の瀬をお過ごしください。

Wednesday, December 21, 2011

冬の釣りが始まった・・・・・

今日、ここパラダイス・ヴァレーでは、ついに雪らしい雪が降り積もった。少なくとも2,3日は残るか?または明日にでも強風で吹き飛ばされるかもしれない・・・・・・・気温は氷点下をやや下回る程度で、風はそよ風(でも北から・・・・・・)。防水加工の帽子で溶けた雪が、私の後ろ髪に流れ落ち、ツララを形成しているのがわかった・・・・・
とにかくデピューに出かけた。またしても最高の(サディスティックな)日だった。
このレインボーは3,4回ジャンプした。また今日たった1匹のレインボーであった。


平均的なブラウン・・・・・・

そしてこれは今日最高の思い出、サイト・ニンフでのブラウン!!岸際の浅瀬でトラウト何匹かが何やらおかしな動きをしているのを観察した。狙いを定めて”ショットガン”を放ったら、1発で仕留めた!!

4時間くらいで、10から12匹と戯れたか・・・・・・どれも鮮やかに色付いていた。
「トラウトのおかげで暖かくなった」などとは言わない。外に出られるなら、実は寒くないんじゃないの?と思う今日この頃・・・・・あくまで“モンタナ標準”では。
実は最近、デピューのほとんどの釣り人(かつては私も)が避けて、かつ過小評価するセクションが大好きだ。これで、釣りとガイドのオプションが増えた。
どこかって?ヒント: 後ろを走る国道89号線

Tuesday, December 20, 2011

コヨーテ、オンラインにも登場

私のオリジナルフライ、コヨーテが今度はオンライン詩に掲載されました。
Fly Anglers OnLinehttp://www.flyanglersonline.com/)で左側のFOTWFly Of The Week=今週のフライ)をクリック。December 19thとして登場しています。
これは本当に私が書き上げた原文で、フライを完成させるまでのいきさつ・裏話、どのように釣るのか、マテリアルのリスト、タイイングのステップ全てが含まれております。


このブログの右上にある”コヨーテinメディア”にもアップしますが、日本語訳を全部つけるのは後ほど時間があるときにするつもりなので、何か質問がありましたら連絡してください。
FAOLに同様のオリジナルのフライのインストラクションをもう2,3提出してあるし、何より今いくつか新しいデザインが出来上がっているので、何か聞き次第またアップします。

Saturday, December 17, 2011

ビリングスでの会議とトレードショー

昨夜は、モンタナ中の牧場主や牛肉生産に関わる各種業者が集まる毎年恒例の会議とトレードショーを訪れた(http://www.mtbeef.org/home.aspx)。私の家から車で約2時間くらいの大都市・ビリングスで開かれる。実は私もちょっとだけブースを手伝ったのだ。モンタナの牧場と牛肉生産を促進することが目的だから、幾分“政治的”になる・・・・かな?

これは車のバンパーに貼るステッカー。「牛肉を食べよう!!西部はサラダで開拓されたんじゃないんだ。」という冗談です・・・・・・

そしてこのカウボーイブーツを模したデザインは笑いと共に参加者全員から愛された。冷たい缶を持つとき、実際に役に立つ。


この会議とショーに参加することは、私にとってとても大切である。まず来年の牧場の繁殖の季節に人工授精の仕事を確保することがひとつ。また学生時代からの友人や知り合いの牧場主やカウボーイとの再会もあった。そして、自分が今どこに住んでいるのか、どんな社会に所属しているのか強く感じさせられた。モンタナの各河川を釣りしているときも同じことを感じる。モンタナの牧場と牛肉生産は開拓時代から続く伝統と遺産である。ほんとうに少しだけかもしれないけど、そんな産業に関わっていることをとてもうれしく思う。
もちろんフライフィッシングもモンタナの伝統のひとつ!!だから昨夜は、自分が今どこに所属しているのか、何を愛するのか=モンタナ、を再認識させられた。
厳しい冬を含め、ここにしっかり根付けるようがんばる毎日・・・・・・!!

Saturday, December 10, 2011

20!!

いや~~~なんて素晴らしい日であったことか!!この時期にしては珍しく、晴れて暖かく、かつ無風のパラダイス・ヴァレーであった。今日はちょうど仕事から休みだったし、私はなんて幸運なアングラーかと思った。仕事が休みの日なら、別な仕事=フライフィッシングをしよう!!なのでもちろんデピューへ向かった。今日でウインター・パスでの第20日目!!私ほどパスを有効に活用している人はいないであろう。ただトラウトを釣り上げることが目的ではなく、実験・観察・習うことを念頭においているなのだ。この3つの言葉を常に心得ていれば、おのずとトラウトは手に出来る。

とにかくこんな美しい日に、トラウトを手に出来るとさらに幸せな気分になる。一匹目は立派なブラウン!なぜか体中傷だらけだったな・・・・・・

秋色に染まったレインボーも綺麗だ。なぜか、このメスの口・顎周りはやけに柔らかかった。

でもやっぱり大きいのがいいかな!!??

これくらいのを他に数匹、掛けてはバラシをしてしまったが、一匹で充分ハッピー!!

最後になったレインボー・・・・・・これはもう体中がものすごく綺麗に色付いていたが、写真を撮る前にスルリと逃げられてしまった。こんな釣り上げ方だったけど、誰も傷ついてはいない!!

この暖冬なら(あくまで今の所かつモンタナ標準において)、これからももっと出かけられるだろう。しかし積雪量=来年の河川の状況がやや気になる。もちろん昨冬のような積雪量=今夏の歴史的な雪代はもうコリゴリだが、2000年代初めのような旱魃・渇水にもなってほしくはない。まあ1月・2月、さらには3月にも、いつでも大雪になりえるから、心配しなくてもいいと思うが・・・・・・まただからこそ、楽しめる内に楽しめ!!ってことだと思う。

Friday, December 2, 2011

そんなある日・・・・・

 今日もそんなある日と言ったカンジ・・・・・・・どこをどのように釣っているのか、どんなフライを使っているのかはもう繰りかえしませんね。しかし、今日のトラウトはポストされるに値する!!

 平均のブラウンだけど、口にある染・マークを見て、なんかかわいいと思った。また出会えたら、彼のことを認証できますように、またそれまでにはもっと成長していてね!


 そしてこれは、今まで経験したことない出来事!!この大きなブラウンは、ブラウンにしては珍しく、ジャンプを繰り返し、いわゆるテールウォークで激しくファイトして、次には私に向かって、足の間に潜ろうかという勢いで泳いでき!!

 今年1番の魚のひとつに違いない!!


 次のは、一回り小さかったが、変わりにこの鮮やかな黄金色を魅せ付けてくれた!!


 体の各部を撮ろうと思ったが、自ら影を作ってしまったらしい・・・・・・





   


  
さて、これからは頻繁に出かけられないかもしれない。ある人がこんな冗談を言っていた。「冬の間は、実際に稼ぎのある仕事をする」。こちらの冬はいろいろな意味で厳しくも辛くもある。おそらくほとんどの人が、熊のように冬眠できたらな~~と願うであろう。

Thursday, December 1, 2011

一年の毎月

任務遂行。人生初めて一年の全ての月において釣りに出かけることができた。これはデピュー・スプリング・クリークが家から近いことと、そのウインター回遊券によるものである。そして、今の所暖冬である(あくまでモンタナの標準という意味で)。
どんなに釣り好きな人でも、冬=12月から2月と定義=の間はやはり何か釣りに行かない、もしくは行けない理由を作って暖かく過ごそうとしてしまう。私もかつてはそうだったが、今はフライフィッシングこそ私の仕事である!!
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未だに午後にはわずかながらベイティスがハッチしていて、トラウトも、これまたわずかながらライズしている。私のメモでは、寒くなるに連れ、先日まで効果的だったカジカ・ヒルを模したストリーマーへのあたりは減っている。なので一番安定した釣果を期待できるのは、やはりエッグフライと淡水エビ、や各種ニンフである。そんなひとこま。デピューでの立派かつ大きいトラウトの一つだけど、本当にネットするまでが大変だった・・・・・・・どこにフライが刺さったのか見てください・・・・(笑)。とはいえ、誰も傷ついていない!!

こんなアクシデントもあります。でも小さいから簡単だったけど・・・・・・・・

これは“合法的”なキャッチ!!


立派なブラウンでしたが、色合いについては、むしろ春の色付きに見えました。

そしてこれは、私が一目ぼれして、かつこれからも常にベストに常備したい製品です!!モンタナ・フライ・カンパニーによる、異なる4つのサイズのスプリットショットを収めるセットは、様々な深さ、湖でも川でも、様々なフライと釣り方、またそれぞれTPOによる釣りの状況に適応します。
またこの製品は、最近問題に挙がる鉛は一切含まれておりません。それでいて、ティペットに付け易く、かつ取り外し易く、ティペットも傷めることはありません。また再利用ができます。今までいくつものブランドのスプリットショットを試しましたが、これは本当に一番の製品です。

ちょっと見方と考え方を変えて、または広げて、スプリング・クリークでもニンフを試していただきたいと願う今日この頃。そうすることで、あなたの釣りの幅、知識、場所、季節が広がる。そして頭にある知識の引き出しも広がる。
とにもかくにも、今月も雪に埋もれて動けなくなる合間にもっともっと釣りに出かけられますように!!

Friday, November 25, 2011

感謝祭後

昨日木曜日は感謝祭。こんがりローストされた七面鳥を食べると、今年ブリーダー、ガイドとしてなんとか生き抜いたことへの感謝と今年も終わりが近づいてきたことで感慨深くなる。今朝なぜか早く目が覚めて、風がゴウゴウ言ってないから「釣り行けるか?」と眠い目を無理矢理開けて起きた。しかし、風は唸って無くても充分危険なレベル。「モンタナの天気が嫌だったら、5分舞ってみろ」のことわざを信じたら、雪が降り出した。しかし1時間待ったら、雪も風も治まった・・・・・クリーク出発!!
あまりにも穏やかだったので、ミッジかベイティスあるいは両方がハッチしてドライフライで楽しめるかと思った。もうさすがに1ヶ月前ほどではないにしろ、まだベイティスがハッチしていた。またたった1グループだったがトラウトはライズしていた。こんな小さいのでも充分うれしい。


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ハッチは2時半くらいに終わった(少なくとも活発ではなくなった)。なのでまた夕暮れまでさらなる実験と試行錯誤あるのみ!!あるセクションでは全く反応がなかったが、それならそれでいいと思った。それが今日習い観察することになるだろうし、魚を手にするのはどうでもよかった。でも結局地図に絶好二重丸スポットを記してしまった!!この3連続当たりは経験しないと信じてもらえないだろう!!まずはなかなかのレインボー(レインボーもいい色がつきはじめましたな~)、

次に立派なブラウン。この時点もう今日はお腹一杯。

んが、トラウトが私を逃がしてくれなかった!!さらに大きなブラウンで今日も感謝。ちなみに口の傷は私のフライによるものではない。

いやあなんて素晴らしい日だったか!!トラウトはどれも、まるで闇討ちに驚いたかのようにかなりのファイトを繰り返した(実際ショットガン・テクニックで闇討ちだったが)。
それではみなさんよい年の瀬を!!

Saturday, November 19, 2011

さらにショットガン炸裂

今日は起きた瞬間、なぜこんな日に釣りに行かねばならないのか不思議に思った。少なくともリヴィングストン特有の強風はない。それでも・・・・・朝9時の段階でこんな感じ・・・・・・
そうか“釣り痘”に感染してしまったのか・・・・・・(この張り紙はデピューの真ん中の小屋内で見られます)。

冗談はさておき、がんばって釣った。優秀なガイドになりたいという願望の下、釣りこそ私の仕事である。しかし今日は練習・修行の域を超えた荒行・拷問に近かった。さらには、釣り人は私だけなのを知っていたにも関わらず、敢えて人気が無く、難しいセクションを選んだ。何を考えていたのか?実は昨日習ったことを、さらに完璧に会得したかったのだ。そしてその任務は達成された。

“ショットガン・ニンフ”により私自身の「ロイヤル・レイ・チャールズ」がデピューのトラウト複数から賛同を得られた。

上あごのど真ん中!!

勇敢なのは私だけではなかった。この小さいカワイコちゃんは方向を見失ってしまったのか、凍て付くイエローストーン川の真ん中まで歩いていた。無事岸に戻って来たことを願う・・・・・

ランチと同時に解凍作業!!

お腹にも燃料を補給し、午後の部開始。またしてもショットガンで当たり、ネット、バラシの繰り返し。かなりファイトしたなかなかのレインボーはエッグに来た!!

そして昨日と全く同じ現象発生。上のレインボーの撮影を終えて、すぐほぼ全く同じ場所で今度は立派なブラウンがガツンと来た!!いい面構えしてますな!!

昨日の経験から、魚を無理矢理寝せようとして、全体像の写真を撮るより、セルフタイマーで“ニコパチ”した方が、手っ取り早いし、袖を濡らさないで済むことがわかったから、おそらくこれが最高だろうと、手袋を脱いで、両手のみ犠牲にした。

ところが間違っていた!!さらに釣り上がっていくと、さらに立派なブラウンが出てきた!!この場所はほぼ絶対見逃されるし、かつショットガン・ニンフでなければこのトラウトへのアプローチは不可能であっただろう!!!!

これはちょうど小屋の真ん前だったので、ダッシュで戻ってまた暖まった。そして夕暮れが近づくにつれ、クリークからは靄というか蒸気が立ち始めた・・・・・太陽が西の山に沈んだ瞬間に一気に気温が落ちるから、今日の目標を遂行すべくもうちょっとがんばってみた。

これで最後!!ハッピー!!

今日は今までで最高の経験のひとつといえる。とても満足感がある。自らを極寒に追いやり、クリークに転ぶことなく生き残ったことがひとつ。そしてデピューのこの区間のウワサと都市伝説を解決したのだ。さらにはたくさんのトラウトに触れることができたし、新しいテクニックとセオリーも自分の物にしつつある。ショットガン・ニンフがなぜこんなに有効なのか分かった。それを書くのには2,3ポストしなければならないから割愛する。しかし昨日ポストしてユーチューブのヴィデオをもう一度注意深く見返せば皆さんもわかるはず。

明日から数日はまた風が吹き荒れるらしい・・・・・次はいつクリークを訪問できるのか・・・・・・