Thursday, October 6, 2011

不可思議スルー・クリーク

今日は遂に私が待ち焦がれていた天気になった。曇り空、にわか雨、ほとんど無風。気温は一日中摂氏一桁台。自転車乗りには楽しくないけど、もちろん釣りに関して!!こんな天気がしばらく続くという。これならベイティスのハッチは間違いない!!!
期待と興奮とともにイエローストーン公園内のスルー・クリークへ向かった。思ったより早く着いたからゆっくりしたくして、余裕を持って場所を確保した。8月、9月と強烈なハッチは見なくとも、ドレイクが効いていたから、またドレイクを試したら、全然反応が無かった。トラウトもさすがに飽きたのか?ならばベイティスはどうか?まだ空中にも水面にもダンを見ないから、ソフトハックルで探ってみた。

短いスイングにガツンと反応した。この淵では典型的な大きさのカットボー。このような小さいフライがトラウトから注目を集め、しっかり上げられるのはいつでもうれしい。


この後全く音沙汰無し・・・・・・・・・・ベイティスのハッチは午後1時か?2時か?20分くらい雲が割れて軽く晴れたけど、基本的にはベイティスが”好むはず”の天気だった。“はず”という我々の主観がポイントなんですな・・・・・・・・・ほんの2,3グリーン・ドレイクをみかけたが、そのパターンには全く反応が無かった。



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午後3時くらいから、他の3人の釣り人があきらめて帰り始めた。私も、隣のラマー川へ行けば、ハッチもあって、トラウトを釣れるかも、と思ったが、魚を釣れるかどうかはどうでもよかった。もうちょっと「習うことと観察すること」をしてみたかったから、頑固にもスルーに残った。ひょっとしたらハッチは遅れてくるのかもしれない?ベイティスは複数ハッチすることが知られているし!!??
ニンフとは言え、フォームで巻かれたドライフライとして使われるパターンで攻めた。40フィートキャストすると、こんな小さいフライを目で追うのは不可能、しかし私は必殺技“ライズ合わせ”を放った!!去り行く釣り人が見ている中、合わせたが、すぐに外れてしまった・・・・しかしその人は「そんな難しい場所でよくがんばってるね。」と言っていた。



この後さらに、もう一度“ライズ合わせ”をしたら、今度のはしっかり決まったようだった。驚いたことに、このトラウトは、スルーには存在しないブラウンかホワイトフィッシュのようにファイトした。レインボー、カットスロート、カットボーは大きくなるほど走ったりジャンプを繰り返すが、この固体は深く潜ってじっとしているような感じ。体のどこかへのスレか?と思ったが、動きを見る限るフライは口か少なくともその周辺にあるようであった。5Xだったから恐れずやり取りしたが、16から17フィートのリーダーだったので、取り込むのが難しかった。だから得意技の浅瀬へゆっくり引きずり寝かすやり方を試みたら、これまたかなりの抵抗でどうしようもなかった。綱引きは2,3分続いて、ロッドを持つ手がこんなにしびれたのはいつ以来か、ヤバイ!!逃げられる!!と不安になった瞬間、逃げられてしまった。ティペットを切られたわけでも、フライのギャップを開けられてわけでもなかった。ただフライが外れただけ・・・・・・推定約50cm、それ以上ではなかったと思うが、かなり重量級だったんだろう・・・・・ 「今年の魚」の候補をだったかもしれない・・・・・・

確かに逃した魚2匹は大きかった。しかしそれを逃したことより、ハッチを見なかったことにがっかりしている。こんな完璧な状況なのになぜ?そしてなんでスルー・クリークからのこんなサディスティックな扱い方を楽しんで、通い続けているの??

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