Saturday, March 31, 2012

3月の終わり

3月の終わりでも春ベイティスを全く見なかった・・・・・・・・・

昨日これらベイティスニンフが私のウェーダーを這っていて、指の上でもグネグネとダンスし、もういつハッチしてもおかしくないほど活発だった。昨日は、またしても風速70kmの日で、釣り自体は大したことなかったが、期待と希望を胸に家に帰り、今日の準備をした。


今日は、昨日に比べたらそよ風。しかも、曇り空で暖かく、太陽は照ったり隠されたり。絶好のベイティス日和だ!!と思ったが・・・・・・・・・・・本当に全くダンを水面にも空中にも見なかったし、もちろんトラウトはライズしていなかった。

滅多に見ない鶴(だと思うけど・・・)を見かけた。

せっかく釣りに来たんだから、ボウズは避けようと、ストリーマーでいつもの場所で大型のトラウトを手にしたけど、それで満足したわけではない。どうしてもハッチが必要!!新しく考案したベイティスフライの試験をしたいんだよ!!!!!

さて、過去数週間クリーク沿いに見かけていたもの。どのブランドの製品かお分かりですね?一体この釣り人に何が起こったのか?靴底を無くしたことに気づかなかったのかな?右足が短くなって、おかしく感じるはずだけど?それとも新しい製品を買うため、気付かないふりしてわざと無くしたのか?いずれにせよ、この製品に“星”はあげられませんね。

釣りがそれほどでもなかったから、何か役に立つことをしようと、これを拾い上げた。ゴミ箱に捨てようかと思ったが、この釣り人が探しに帰ってくるかもと思い、休憩の小屋に残した。

イエローストーン川でもクリークでも、何か一定でない状況と、期待が空回りになる日々が続いている。もちろんそれらが釣りの一部なのは知っているけど。また、“容疑者”は誰かのリストもあるけど・・・・・・・4月になって、状況が改善することを願う。エイプリル・フールでも何でもいいから!!

Friday, March 30, 2012

2012年ガイドサービス

右側の“ガイド・サービス”のページを改訂しました。
同時に、契約ガイドしてガイドサービスを行うこちらでのフライショップの紹介のページも作成しました。ぜひ御覧ください。
Hatch Finders Fly Shop (ハッチ・ファインダーズ・フライ・ショップ) (www.hatchfinders.com)では私のブログを、「地域で最新のフィッシングレポートと当たりフライ」を紹介するためリンクさせていただきましたし、
Parks Fly Shop (パークス・フライ・ショップ) (www.parksflyshop.com)では、一ガイド・メンバーとして、私個人の簡単な紹介も載せてもらいました。

日本から訪れる皆様はボーズマン空港で一息付かれると思いますが、大都市化してしまったボーズマンは、我々この辺に住む者にとってはとても急がし過ぎます。ですので、もっとリラックスできて、古き良き時代の雰囲気を今でも残すリヴィングストンとガーディナーの街に滞在することをお薦めします。リヴィングストンまたはガーディナーでの滞在は、大自然での釣りはもちろん、本当にアメリカ西部の雰囲気を満喫できます。友好的かつ親切な人々(日本語を話せなくても!!)、おいしいレストランと活気のある飲み屋など、あなたの遥々モンタナへの釣行に、さらに彩を与える雰囲気・催し・場所が満載です!!


(釣り友達と一日を過ごしてから、レストランでバッファローステーキと地元醸造のビールを楽しんだ様子。)

Tuesday, March 27, 2012

42!

これからフライをたくさん巻かねばならないから、今日はサクサクと。

ハッチに関しては、強風が吹き荒れ、ミッジを吹き飛ばしてしまった、以上(私はそれでもソフトハックルスイングで何匹か釣ったけれど)。


今朝のおそらく15本目の水中の木の枝を引っ掛けたかと思ったら・・・・・・。彼は全く予期せぬ、また見落とされるスポットにいた。おそらく産卵の役目を果たし、どこか魂を休める所を探していたのだろう。決して狙ったわけではない。

ワシントン州に住んでいたときに見た、各河川でのサーモンの死骸を思い出した。人生の目的を果たし、これから自らの肉体をクリークに肥料として捧げようとしているのだ。ちょっと感傷的です。

さてサイトフィッシングでホワイトフィッシュを釣っちゃった!!今の所今年最大!!

それではまた!

Sunday, March 25, 2012

パラダイス・ヴァレーで本当にパラダイス

なんて最高の春の週末だったことか!!二日連続で強風がなかった。今日は気温が20℃近くまであがった。外にいるだけでも幸せだったが、釣りにいかないわけがない!!今日で、デピューのウインターパスで41日目を数えた。4月14日までに目標の50日以上を達成できるか、カウントダウンを始めよう。絶対やると思う。これは優秀なガイドになるため自らに課した修行なんだから・・・・・・


さて釣りの方は?ミッジのハッチとトラウトのライズはまだ一定していない。今日は本当にポツポツ。先週金曜日より弱かった。んが、私はこんな状況に効果があるテクニックを知っている。ソフトハックルのスイングだ!!これこそ私が一番好きな手法とフライ!!(書いてるだけで興奮!!)アームストロング・スプリング・クリーク(www.armstrongspringcreek.com) の早瀬ではこれまでたくさん試してきたが、その度大成功。デピューであえて試さなかったのは、フラットの場所でドライフライの置き方をいろいろ研究してきたからだ。この小さいソフトハックルが効くんだ~~


大きさに割には、ガツガツ突いて、強く走った。

真っ先に目を奪われたのは、この鮮やかなアブラビレ。(腕で影を投げちゃって申し訳ない・・・)


さて、イエローストーン川から産卵のためのトラウトの溯上はピークに達した!!産卵期のトラウトとその卵を守るため閉鎖された2つの場所には、大きいトラウトの影をたくさん確認できる。これは、クリークとイエローストーン川の未来の良い兆候である。座って、彼らの活動を観察した。大きい“ジャイアン”がベッドを作っているガールフレンドから、他の独身トラウトを追い払っていた。

忍耐と観察を続けていると報われる。“イエローストーン・スティールヘッド”と私は呼ぶけれど。もちろん釣り禁止の場所からではない。

 そして終わりは良型のブラウン。

今日は黒が当たり。

釣り禁止の場所でトラウトを観察するのは楽しいし、川とトラウトの明るい未来を見ているようでほっとする。気温も水温も上がっているから、もうすぐミッジのハッチとトラウトのライズが一定するだろう。こう御期待!!

Friday, March 23, 2012

もう少しでスイッチオン

というわけで今日はデピューに戻った。10人ほどの釣り人が訪れることを知っていた。天気に関しては、“予報通り”風は一日中穏やかで、晴れ後曇り。この天気が今日の釣りにどんな影響を及ぼすのか・・・・・・その前にこの標識が釣り人に影響を及ぼした模様だ。これはデピューの良識で明らかに産卵しているレインボーとその産卵ベッドを守るためのルールである。昨年秋にはブラウンを、今年はもうレインボーを、どちらも産卵期の大型の固体をこの周辺で釣り上げたのは事実だが、私は他の釣り人のように、バシャバシャ産卵ベッドを踏みつけるながらウェーディングしていない(私はそんな行為を注意できる立場にないし・・・・・)。


とにかく、私の観察眼では、大物狙いに来た釣り人は、オプションを奪われた様子で動き始めたことが見て取れた。しかし、私は先見していたよう、ミッジのハッチとトラウトのライズを期待していて、その通りになった!!ハッチはそれほど強くなく、大型のトラウトが表面に来ることはなかったが、去年の11月の最後のベイティスのハッチ以来、一定の時間帯にハッチし続け、トラウトはライズを繰り返した。

今日効果があったのは、フォーム・ウイングのエマージャー。


ハッチとライズは1時から2時半まで、散発なのも含めれば前後の30分も含めていいだろう。

釣りとは全く関係なかったけど、大型の昆虫がたくさんクリーク周辺を飛来していた。トラウトはこれらを追いかけていたわけでも、ライズしていたわけでもないけれど、水生昆虫の観察の視点からはおもしろいと思った。

小さいカワゲラの一種かと思ったが、大き目のカディスだと思う。種は特定できてないけど。

なので、もう少しまず気温と水温が上がるのを待ち、そしてミッジ、春ベイティス、トラウトのライズが本格的になるまで、ゆっくり待とうではないか。
すぐそこまで来ているのは事実。乞うご期待!!

Thursday, March 22, 2012

3度目の正直

今日は風が穏やかなはず(リヴィングストンの天気予報では、“はず”が常にキーワード!!)で、晴れ間と曇り空の混合も予報されていたから、ガイド友達2人とイエローストーン川に出かけた。私にとって、今シーズン3度目(初めの2回はもう風に吹かれてひどかった!!)、また今シーズン初めて私のボートを出した。
午後になるにつれ、風は収まる“はず”、曇り空になる“はず”・・・・・・・・・・そうすればミッジのハッチとトラウトのライズを期待できるはずだし、ストリーマーで大型狙いの釣りもできたはず・・・・・・・
結局一日中ニンフで粘ることになってしまった。当たりはそこそこ止まり。ホワイトフィッシュすらあまり見ないなんて・・・・・・しかし、グラームが良型のブラウンを上げた!!


やっぱりイエローストーン川のトラウトは各ヒレが大きいから、強くてかっこいい。まさしく野生のトラウトですな・・・・。
これからちょうど日本の“ゴールデンウイーク”までが、雪代前、また夏のような人混みを見ず、各河川を楽しめる最高の季節である。
こう御期待!!

Wednesday, March 21, 2012

L.L. Beads (エル・エル・ビーズ)

あまりにも稚拙すぎて恥ずかしいからやりたくないけど・・・・・・・名前はLeech(ヒル)とLarva(ミッジラーヴァ)をビーズで巻いたことから由来している(某アウトドア店舗に聞こえてしまうか?)。


なんでこんなたわいもないフライに行き着いたのか・・・・・・・
デピューで釣りをしていると、たくさんのミッジのラーヴァに出くわす。


そしてこのトラウトは小さいヒルに侵されいてたいた!!気持ち悪いのなんのって!!


それ以来、私の脳もこの~~~~のイメージに侵されてしまい、何か形にしてはきださなければならなかった。はじめビーズを6個で試したら、なんと当たりがきたが、すぐに外れてしまった。6個目のビーズがフックのギャップを狭くしているのだろう、と思い、ビーズ5個にしてみた。なんて高度な観察と実験なんだろう!!あらら、効いちゃった。


(私も含めて)誰も気にしないと思うけど、マテリアルとインストラクション。
フック:ダイリキ280かTMC2302、サイズ16番
ボディ:小さい黒ビーズ5個
スレッド:8/0黒

1.ビーズをフックに通してから、バイスに固定する。
2.スレッドをベンドから巻き始め、ベンドの半分くらい巻く。ビーズが落ちないように、スレッドでダムを作る。そこでウイップフィニッシュ。
3.セメントでビーズとスレッドをコーティングし、光沢を持たせる。

16番だけで、ヒル、ミッジラーヴァ、さらには、カディスのケース・ラーヴァを表現するのではないでしょうか。違う色、サイズで試したら、結果を教えてください。私はもう実験しません。
ちゃんちゃん・・・・・・・・・・

Sunday, March 18, 2012

何か欠けていたかな・・・・・・?

今日はおかしな天気だった。曇り空で嵐の予感、かつそよ風が時には北から南からと吹いていた。まあここリヴィングストンでは、恐ろしい強風にならないなら、「良い天気」といえるであろう!!なので、またデピューに向かった。ウインター・パスで39日目。もうレポートしているように、産卵期の大型のレインボーがイエローストーン川からデピューに溯上を始めている。それらを狙ってもよかったが、こんな絶好の釣り日和なら、むしろそれに固執せず、新しいフライ、場所、攻め方、などの実験をしてみたかった。
開幕はしっかりしたレインボー!!そろそろ来るだろう、とちょうど思った瞬間!!

自らデザインしたロイヤル・レイ・チャールズ。

そして、ここ何回か実験していたフライに確信を得た!!

あまりにも稚拙すぎて、ポストするのも恥ずかしいけど、これが効くのですわ・・・・・・詳細は次のポストで。

サイト・フィッシングも楽しめた。明らかに産卵場所を掘っている固体を狙ったわけではない。彼は、浅瀬で彼女を夕食に誘いたいような感じだったが、私が提供した食事に噛み付いた!!

では、何が欠けていたかって?できればミッジと春ベイティスのハッチとそれらにライズするトラウトも見たかった。実際ミッジも春ベイティスも空中にはいたが、ライズはほぼ数回だった。しかし、フライを実験して、良型のトラウトを写真に収めたし、これ以上期待するのは過度であろう。

ライズが活発かつ一定になるのをレポートする一番手になるつもりなので、こう御期待!

Friday, March 16, 2012

昨日と今日の午後

昨日と今日の午後は、他の仕事が終わって昼寝したい体に鞭打って、強風に逆らうべく釣りに出かけた。夕暮れまで3時間ほどのつもりでデピューに出かけたが、もし昼寝をしてしまったら、無意識の内に、イエローストーン川に吹き飛ばされてしまっていただろうと、思うほどの強風であった。
昨日は、コツコツの当たりが二つあっただけで、魚体をちょっとみただけでばれてしまった。先週末の川下り同様、この状況下では、判断も観察することできなかった。

今日は昨日と同じように風が吹き荒れていたがが、やや軽め。そしていずれ止んだ。風がビュンビュンの内はストリーマーで探索系の釣り方だったが、この小さいブラウンはドライフライに噛み付くかのように水面にでてきた。


そしてこれはとっておきのヴィジュアルな経験。これはデピューの敷地の最後のトンネルで、イエローストーン川に流れ着く場所である。ここにはトラウトが出入りし、釣り人誰もが、一攫千金を狙う場所だが、様々な理由で釣り方は難しい。私はむしろ、魚を邪魔することなく、ましてや川に追い返すことなどせず、トラウトがクリーク内に落ち着いてからの釣る方が好きだ。しかし、今日は逆に強風とさざ波をカモフラージュに使えるかもと試してみた。トンネルの手前は深く速いからラインを沈めてデッドドリフトのつもりで、ラインを完全にとられたら、ゆっくりストリーマーをリトリーヴした。すると魚影が私のフライを追い掛け噛み付いた!!しっかり合わせた!!これを全てトンネル内で目撃したのは、ものすごい光景!!決して忘れることはないであろう。吸い込まれないように引きずりだした!!デピューへようこそ!!
 これほどガツンと積極的に噛み付いてきたんですよ!

これだけで充分であったが、風も止んだし、もうひとつ絶好ポイントを攻めたら、立派なレインボーがガツンと来た!!

それほどの長さではないけど、丸々ラグビーボールのような形と重量で、胸囲は片手では収まりきらないほどだったし、ましてや片手で持ち上げることは不可能・・・・・・

この他もっとたくさん観察したことがあるが、それらはこのポストには収まりきらない。
天気次第で、ミッジと春ベイティスがすぐにもハッチし、トラウトはライズを繰り返すようになるだろう。産卵期の溯上しているレインボーとその卵を追いかけるブラウンの数が上昇しているのは事実。
それではまた次のレポートまで。

Monday, March 12, 2012

リヴィングストンの風と雄大なイエローストーン川

昨年10月から続けていた、デピュー・スプリング・クリーク(www.depuyspringcreek.com)からの週刊レポートが途切れてしまいました。自身も含め、私のレポートを楽しみに待っていた読者の皆様にも申し訳ありませんが、決してさぼっていたわけではなく、代わりにイエローストーン川をガイド友達と共に二日連続でボートで下った。
しかし二日連続で、風は時速60km以上で吹き荒れていた・・・・・・・ミッジのハッチとストリーマーへの噛み付きも吹き飛ばされたようだった・・・・・・・・
いくつかフライをなくして、何本か缶を開けただけ・・・・・・・・ボート引き上げた後ですよ!!私は決して“飲酒船行”をしません!!! 


特にモンタナで、「同じ日にいくつか異なる川を釣れないこと、どれかひとつを選ばねばならないこと」はジレンマだと思う。しかし私の経験からなる推測では、この状況ではデピューでもミッジとベイティスのハッチとトラウトのライズも芳しくなかったであろうと思う。クリークに産卵のため溯上してくるレインボーは活発であったであろうが、逆に言えば、私が釣りをしないことで、休めることができたと思う。

イエローストーン川はアメリカ本土48州で、ダムの無い最長のあるがままに流れる川だから、毎年流れが変わるし、当然絶好ポイントも変わる。だから我々リヴィングストンのガイドは、可能な限りボートを出して、流れ、危険な場所、もちろん絶好ポイントを毎年習うのだ。

来週午後2,3時間でもデピューに出かけるかもしれない。春ベイティスのハッチとライズをレポートする最初のガイドになりたいから!!



Sunday, March 11, 2012

ミッジが大量にハッチ!!・・・・・・しているけど。。。

3月上旬なのに、もうほとんど春の陽気。去年は本当に厳しい冬だったから、この暖冬に感謝している。なので2012年初めて、ガイド友達とイエローストーン川をボートでくだった。

ミッジが大量にハッチしていた!!




じゃあ魚の写真は????明日にでもポストしようか?できれば・・・・・・・・???
日本の春一番同様、風が時速70km前後で吹き荒れていたら、釣りの状況がどんな風だったか、想像できますね・・・・・・・・・・・・・
ではまた明日。

Monday, March 5, 2012

ブラウンの日

今日は昨日と同じくらいの暖かい気温だったが、風は一日中時速60km以上で吹き荒れ、立っているのがやっとなほど。加えて月曜にも関わらず、けっこう釣り人がいた。私のブログやフェイスブックはこんなにたくさんの人々に読まれているのか?そんなことはないけど、釣果が良好だとウワサはすぐ広まるのだろう。まあ一人で釣るより、「人間観察」をできるからおもしろいけど(後述)。みなさんが一番気になるであろう、ハッチとライズについては今日は皆無。風に吹き飛ばされたのか、空中にも水面にも全然水生昆虫を見なかった。また水温がぼちぼち暖まりかけの段階だからであろう。
昨日サイト・フィッシングで良型のレインボーを釣った場所には、先行者がいたけど、その人はその場所の釣り方と知っているようで、私がするであろう行動をしていたので、微笑んで別の場所に向かった。小さいけどこのレインボーはエッグ・フライを追いかけ、積極的に噛み付いてきた。


この後、反応があまりなく、風は強いままだから、ほとんどの釣り人は動きまくり、あるいは家路に向かった。私は「こんな日だからこそ、もっと観察し、歩いて仕事しろ」と自分に言い聞かせた。ほとんどの釣り人にもっとも見過ごされる場所をあえて挑戦してみた。むしろ、「ここで釣るのは不可能」と思われる場所・・・・・・・・


自らを驚かせてしまった!!根がかりかと思ったら、なんとブラウンが噛み付いていた!!どうやったの??お越しの際、自ら試してください!!

 それだけではなかった!!数分後さらに大きな当たりが来た!!

最後はストリーマーでこれまた良型のブラウン。結局今日は大型のレインボーを見なかったけど、また釣りも昨日ほど活発でなかったけど、これらブラウンのおかげで充分楽しんだ。

おまけ。ウェーダーに貼り付いていたスカッド(淡水エビ)。サイズ14番か16番。オリーブもしくはグレイ。スプリングクリークでトラウトの常食ですな。

「ガイドの目」による「人間観察」。
とある、文字通りストリーマーを「叩き付ける」釣り人のグループに出くわした。恐らく溯上してくる大型のレインボーを狙っていたのだろう。いやいや、ある意味本当に怖かった。もちろんお魚達も怖がっただろう。そんな釣り方はお隣のイエローストーン川でされるべきだ。決して意図した訳ではないけど、何しろ彼らがもうバシャバシャ闊歩しつつウェーディングしていたので、前に割り込むような形になってしまった。釣るつもりはなかったけれど。そこは私が、溯上してくるトラウトを数え、サイト・フィッシングを試す場所だった。「ここが最高のポイントなんだ」と教えてあげたら、「オッケー」と言って、これまたロッドを振り回すは、ストリーマーを叩きつけるは、バシャバシャ歩くは・・・・・・・・せっかくクリークに溯上してきたトラウトは怖がってみんなイエローストーン川に戻ってしまっただろう。カジカやヒルを模するストリーマーはスプリング・クリークでも有効だし、私は大ファンだし、ぜひ皆さんにも試していただきたい。しかし川での釣りとはちょっと違う。テクニックや有効パターンなど、強調すべきことはたくさんある。まあ彼らがアクセス料金を払っているのだし、私には全く関係ないことだけど。次の場所で、今度は彼らが私の近くで釣る形になり、これまたロッドを振り回すは、ストリーマーをこれでもかと叩きつけるは、を始めた。そんな状況で、上記の3番目のブラウンは彼らの目の前でストリーマーで上げてしまった・・・・・・・・

ちらほら雪があるかもしれないけど、今週は気温が暖かいままの予報。なので来週末には水温も上がり、ハッチとライズとドライフライでの釣りをレポートできればと思いましゅ!

Sunday, March 4, 2012

スイッチ・オン!!!

題名の通り、デピュー・スプリング・クリークでの釣りが“入力モード”に入ったといえる。私の釣り日誌と記憶によると、一日中コンスタントに当たりがあったのは昨年のクリスマス以来だと思う。
まず気温がなんと10℃にも達した!!しかし西南西の風が風速50km以上で吹き荒れていたので、水温はそれほど上がらなかったし、ハッチも吹き飛ばされたようだった。新しいニンフパターンでの実験を続けたかったけど、こんな状況では効果ないというか時間の無駄。こんな日はむしろカジカやヒルを模したストリーマーをダウンストリームにキャストする。これは有効な作戦である。まず風に逆らわないこと(この辺の河川は北に向かって流れるから)、また風によって起こる波によってトラウトが大きいフライにも恥ずかしがったり、怯えたりせず、本能的に噛み付いてくるからだ。そして題名の本当の意味は、春のレインボーの産卵期の溯上のスイッチがオンになったということ。

順を追って振り返ってみよう。まず初めの2,3投目で小さいけどアグレッシヴなブラウンがガツンと来た!!彼が私のストリーマーに噛み付いたのか、私のストリーマーが彼に噛み付いたのかは判断できないけど・・・・・・・

すると次にとっても驚きの光景を経験した!!ストリーマーのドロッパーにエッグ・フライを結んで、デッド・ドリフトとゆっくりリトリーヴをして、その終わりにフライが浮き上がってきたとき、大型レインボーがエッグに向かって、浮き上がって噛み付いてきたのだ!!!!!思わず「オオゥゥワァアーー!!!」とか叫んでしまった。

しっかり合わせたら、激しくファイトしてきて、私の両足の間に泳ごうともした。ハッピー!!

お次は立派なブラウン。こんな大型ブラウンも久しぶり。今は、秋と逆で、ブラウンがレインボーの卵を追って、クリークに進入してきているといえる。

私とデピューを釣ったことがある方なら、この場所を御存知ですね?私が、イエローストーン川からのトラウトがクリークへ溯上してくる強度を観察し、サイト・フィッシングを試す場所。大きい影をいくつも観察し、縄張り争いでお互いを追い回している光景は圧巻。これまた全てのアクションを見た上で、大き目のレインボーをゲット!!喉にオレンジの切れ目が入っているから、カットスロートの遺伝子があるのかな??

この他小さめのトラウトをたくさん釣り上げた。大きさに関わらず、どれも私のフライに積極的に噛み付いてきた。クリークとトラウトが活発になっている兆しだ!!
これからさらに釣果は良くなっていくであろう。またもう少しの忍耐で、春のベイティスとミッジのハッチが起こり、トラウトもライズしてくるだろう。
明日はどうなることか!!??