Friday, May 25, 2012

マルチなミッジ―川での施し方

3月、4月、そして今月初めに春の陽気をレポートしたら、ここ最近また寒くなって、今日はなんと雪が舞っている・・・・・・・でなければ冷たい雨が降りそそぐきょうこの頃。日本の梅雨ほどではないけれど、似たような季節である。今年の冬の積雪量は平均的だから、9月・10月まで水位が安定するよう、これらの天気は歓迎すべきだと、自らを納得させている。

今週末イエローストーン国立公園での釣りが解禁になるが、6月に徐々に暖かくなるまで待つつもり。なのでフライ・タイイングに勤しむ毎日。
さて、このパターンは私のガイドの師匠である“モンタナズ・マスター・アングラー”本人トム・トラヴィスから習ったものだ。極シンプルかつ有効なシルエット。

これだけで、ほとんどのミッジの状況に対応できるであろう。しかし、トラウトの反応とハッチがとても選択的になった場合、このパターンは即座に改良されえる。ミッジの成虫(アダルト)が主なら、ハサミやニッパーでテイル(もしくはシャック)を切り取ると、即座にアダルト・ヴァージョンになる。

また、テイルを残したまま、ハックルの上下を平らにすると、水面に張り付くスペントの固体を即座に模倣できる。

私は、たったひとつで様々な状況・形態を表現できるフライが大好きだ。例えばドライフライなら、エマージャー・クリップル・アダルト・スピナーなど、少なくとも2つを表現できるフライパターンを模倣、または自ら開発する。ソフト・ハックルなら、水面直下から様々な深さのニンフを模倣するし、また溺れた固体も表現できるし、必要であればドライフライとして釣れる!!
トム師匠から習ったこのパターンは、私のアイデア・興味を別次元に広げてくれた。「自宅のベンチでしっかり巻いたら、川では必要に応じて調整する」ということ。なんと実用的であろうか。
皆さんも試してみましょう!次は同じアイデアのメイフライ・パターンを紹介します!!

No comments:

Post a Comment