Thursday, April 18, 2013

“B”川に戻って

4月15日、冬模様は続いた。ジョンとマイクの釣行最終日、イエローストーン川へ私のボートを出すのをあきらめざるを得なかった。寒い天候のおかげで、雪解け水を吐き出す支流が凍結したので、川の水はかなり澄んでいた。しかし、同時に水温もかなり下がっていた。おそらく魚はあまりフライを追いかけないであろう。また何の防御・暖もない川のど真ん中でボート上で過ごすのにはあまりにも酷く思えた。

というわけで、“B”川に戻ろうと話し合った。川沿いを運転しつつ、どこで止まって釣るか計画した。どうせ寒いんだし、午後少しでも気温・水温が上がるまでと、まずはナチュラル・ブリッジをやや観光。要は石灰岩の岩盤が長い年月をかけて侵食され、川が地下トンネルを流れ出るよう、また雪代で大水の期間には幾重にも滝となって流れ落ちるということ。
ここに来るのは久しぶり!! 専門的な説明はできないけど、空気が“下界”と違うのは間違いないと思う。空気がきれいでかつ、なんともいえない“味”というか“物質感”を感じる。いわゆる森林浴だ。まあ釣りのみを一生懸命計画するとここまでの時間はとれないかもしれないけれど、もし機会があれば、B川を釣るついでにぜひ寄ってみよう!
というわけで、ちょうど昼ごろ、いざ西側の支流から釣り開始(これらはすべてマイクより提供)。

デピュー(www.depuyspringcreek.com)でのガイド任務を終えたので、私は別の道を・・・・・な~~んて釣り方のことだけど。ジョンとマイクは“ウーリー”したいというから、勝手にどうぞ。私は川のサイズ、大小様々たくさんの岩で満たされたこの川を考慮し、カワゲラのニンフこそトラウトの主食だと考えた。なので一番信頼できるミンチ・ストーン=パークス・フライショップのオリジナル・レシピ!!=を結んだ。

小さ目の西側支流にしてはいいサイズだ!
即ポンプ。フムフム、ミッジ・ラーヴァか。カワゲラのニンフが目の前に現れたら、しかも今までみたことの無いパターンならなおさら、トラウトはガブリと来ているのだろう!!
とすると、カワゲラの成虫が水面を漂っているのを発見した。
春のカワゲラ=スクワラといわれるものか、その類似種だろう。

そしていよいよ主流との合流地点に差し掛かった。

まずはホワイティ!!
その後、過去最高の“レインボー・デイ”をB川で経験するとは予想してなかった!!たくさんの強く、美しく、もちろん大きいレインボーを釣った!
これは突然のスティールヘッドか!?
 ちょっとボヤケちゃってる?なのでもう一度!
これはその次!
さらに次。口にはミンチ・ストーン!
これらは全て健康的でいわゆる“ヒレピン”ばかりだった!!

遅く、夕暮れ過ぎまで過ごしてしまった・・・・・・。マイクが下流に向って探っている様子。この頃には私も“ウーリー”をしていた。

“B”川とその支流はかなり素晴らしい。「人里離れた」というほどでもないが、人混みは皆無。足跡すら見ない場所が多々。レンタカーで旅したり、必要であればガイドを任せてください!

次の日ジョンとマイクは旅立った。友人と釣りに出かけた楽しい日々を過ごせた。自らに課された一人三役=釣り友・ガイド・ホスト=を無事全うした。朝みんなに朝食を振舞ったり、デピューで完璧なランチを計画したりと楽しめた。今これをタイプしている時点でさらに新鮮な雪が舞い落ちている。彼らはなんとか春の釣りを経験できたはずだ。またリヴィングストンとその街に住む人々の歓待・サービス精神も楽しんでもらえたと思う。これは友達だけでなく、「リヴィングストンこそフライフィッシングの中心地」だと訪れる釣り人みんなにも当てはまる。

それでは、水辺で会いましょう!

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