Thursday, June 27, 2013

終わり無きPMDハッチとライズの嵐(誇張無し!!)-アームストロングにて

どうもこんにちわ。ガイドのシーズンがいきなりフルスイングで、オヘア牧場内のアームストロング・スプリング・クリークwww.armstrongspringcreek.com)を訪れている。朝早くから始め、夜遅く家に戻ってくる。それで明日も、その次の日も。なのでこのポストは最大限の写真と最小限の言葉のみ。タイトルが全てを意味している。そして写真とヴィデオこそまさしく私のヴィジョンと真意を伝えてくれる。
それではお楽しみに!!




















Tuesday, June 25, 2013

イエローストーン川にもサーモンフライのアクション!!

この時期にしては最高の河川のコンディションだ。私も少々レポートしたよう、そしてマディソン川沿いのフライショップとガイドが毎日レポートしているよう、あちらではサーモンフライのハッチと伴う釣りがけっこう良好だという。ビジネスって観点からはうらやましいけど、釣りに関しては全然そう思わない。だってもうあちらはお祭り騒ぎだもん!しかも自分の周辺にだって優秀なサーモンフライの川があるし。

今朝イエローストーン国立公園内のガードナー川に向った。ドライフライのアクションの期待を胸に!!小さいけど元気なカットボー交雑種が私の新デザインTwo-Mix Salmonflyを“着飾って”いる様子!!

そして今日はスパローの日だった!!スパローは本当に万能フライだ!!自然に沈んでかつ自然にユラユラ動く・・・・・・・まさしく溺れたカワゲラを模し、トラウトはゆっくり見に来て、追いかけて、飲みこもうとする!!

午後イエローストーン川のやや奥までハイキングした。イエローストーン・カットスロートもスパローに来た!!イエローストーン公園内では今年第一号!!
 別のカット!
 そしてなかなかのレインボーも!!(なぜか写真はこの様・・・・)。
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それでは有効スパローの色を紹介しよう。英語をがんばって読むつもりならぜひジャック・ガートサイドのホームページをチェックしよう!!(www.jackgartside.com

これらを計2個か3個持っていたのだが、トラウトに千切られたり、木にひっかけたりで無くしてから釣りも終焉に向った・・・・・・・マジで。

オレンジの胴体。

ピーコックのハールのボディ。通称イブニング・スター!!
そしてこれが自らお気に入りのブラインドル(しましま)・スパロー!!

イエローストーン川の方がマディソンとか周辺の他の河川より、長くて、遅くまで続くサーモンフライのハッチがあるのだが、一般の釣り人達はいわゆる“人気・有名”河川で列に並んで釣るんだって。どこの国でも同じですな・・・・・。誰も来ないなら自分達だけで楽しむもん!
それではまた。

Sunday, June 23, 2013

サーモンフライのハッチ!!-イエローストーン国立公園内のマディソンにて

第300ポストとデピューズ(www.depuyspringcreek.com)でのPMDのハッチの余韻に浸る暇もなく、旬な話題を更新せねばならない!!
サーモンフライ=Salmonflyとは最大型のカワゲラのことである。その前にまず最新の“Salmon Fly"を。単語2つになると全く違うことを示すので、アメリカ釣行を考えるとき、英語の記事を読むときに役に立てよう。まあこれはスティールヘッド用にもなりえるか。また実際の釣りに使うため、もっと大きい展示用のサーモン・フライのための練習、そしてやはり芸術性を多少なりとも込めて巻いたものだ。来週から本格的にガイドのシーズンが始まったら、趣味で楽しみにフライ・タイイング・ベンチで過ごすことはおそらくできないだろうから、今の内に見せておこうっと!
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次に訪れるイエローストーン公園内へのガイド日の下見のため、公園内の河川に向った。ガイド当日までには、ハッチや有効フライなどは異なるかもしれないが、とにかくトラウトが着いている場所やアクセスを確認しておかねば。最新の情報と状況を基に、最もらしい場所を最もらしい方法とフライで狙った。ギボン川の最下流、ファイアーホール川と合流するすぐ上流(二つが合流してマディソン川になる)をサーモンフライの大型ドライフライで探索した。突然水面下から私の新考案サーモンフライのドライにアタックしてきた!!マディソン流域の典型的なブラウンだ!!
午後マディソンに移動して、さらに探索した。さらにサーモンフライのドライにアクションが来た!!
これぞ最新デザインの証明写真だ!!

このレインボーはこんな大きいドライを飲み込もうとライズしてきた!!
それでは、紳士淑女の皆様、これこそ私の最新デザインTWO MIX Salmonfly(トゥー・ミックス・サーモンフライ)です!!これはパークス・フライ・ショップwww.parksflyshop.com)独自で、私が最も信頼するパターンふたつを基にデザインされた。リチャードのパークス・サーモンフライとウォルターのプロム・クイーンのふたつのいいとこ取り、つまりミックスしたからそう名付けた。もちろんちゃんと浮くが、水面に座るかのように着水してドリフトする。いわゆるロー(LOW)ライダー。またドライとしても(水面)ウェット(溺れた様子)でも使える。巻き方・魚の合わせ方の観点からは、毛糸で作ったアブドメンが伸びているおかげで、小さいフックで完成させることが可能だ。なので大小様々な大きさの魚の口にしっかりおさまる。まさかここまで効果があるとは!!
ちまたにはたくさんの優秀なサーモンフライのドライが出回っている。まさしく“今にも飛び出しそう”や“皮膚を這う”かのようなパターンもいくつかある。その創造性と巻き方の努力は尊敬に値するが、それらのフライはまず釣り人の目を引き付け、それだけで終わってしまうのも事実だ。トラウトは多分に、交尾を終え卵を産み落とすため川に戻ってきたメスを狙っているのだ。それらのメスは交尾の疲労から弱っていて、まさしく末期の努力で川に戻るのだ。だから少しでも風が吹けば、水面に力なく叩き落されるし、一度落ちたら、もはや跳び上がることもなく溺れるのみ。これが何を意味するか、フライを選択する際に気をつけよう!!
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夕方に向けて、公園内のマディソンで一番好きな場所に向った。ケーブル・カー・ランからバーンズ・プール・ナンバー・1への流れだ。ここはまさしく大型ソフト・ハックルをスイングするために最適な場所。私の代名詞にもなってしまったコヨーテもここで釣ることを念頭に開発したのだ。来週からガイドが本格的に始まったら、ここに来ることはできない。また秋には戻れるかどうかもわからない。なのでできるうちにスイングを!!そのためにまさしくマディソンの岸で生まれたというジャック・ガートサイドwww.jackgartside.comのスパローを結んだ!!

実はこれは決してただの儀式的な意味合いではなく、整然とした理論と理詰めを基に釣れる確信があったからだ。最大級じゃないけど、しっかりしたブラウンをスイングで仕留めて締めた!!
ハッピー!!

モンタナ南西部・イエローストーン国立公園周辺でサーモンフライのハッチを狙うなら毎年この時期が旬。今年逃してしまったら、近い将来のため頭に入れておこう。つまりスプリング・クリークではPMDを楽しめるし、一般河川ではサーモンフライのハッチをダイナミックにボートからの釣りで狙えるということ。どちらのハッチもこのリヴィングストンの日本人ガイドにおまかせあれ!!

Friday, June 21, 2013

祝!!300ポスト!!PMDの季節がやってきた!!

ニュース!!:まずこれでこの日本語版ブログもついに300ポスト目!!日本からはもちろん、何気に世界各地からのアクセスありがとう!!
次に、私のスプリング・クリーク連載記事がいよいよ佳境に入ってきた。フライ・アングラーズ・オンライン(www.flyanglersonline.com)をぜひチェックしよう!
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ガイドの季節と釣りの最盛期が遂にやってきた!!もう何度もお伝えしているよう、今年はそれほど大規模な雪代に見舞われなかった。一日ごとに、ひとつまたひとつと多くのボートが川に向っている光景を目にする。そしてリヴィングストンのガイド、特にスプリング・クリークをこよなく愛する部類のガイドにとっては、ペイル・モーニング・ダン(Pale Morning Dun)のハッチの到来こそ、シーズン開幕のサインだ!!

デピュー・スプリング・クリーク(www.depuyspringcreek.com)に偵察に出かけた。スミス家の方々とフライショップのバズとマックス(www.springcreekspecialists.com)にあいさつを済ますと、ちょうどPMDのハッチが始まり、トラウトもこの日を待ち焦がれていたかのようにライズを繰り返し始めた!!この典型的なデピュー・ブラウンが開幕第一号!!

今はイエローストーン・カットスロートの産卵期だ。カットスロートのデピューへの溯上は、秋のブラウン・春のレインボーほど濃くはないが、この時期こそクリークでカットスロートの魚影が最も濃い時期だ。つまり、彼らの産卵ベッドを踏み荒らさないように注意しよう!!とにかくカットスロートはライズが好きだ。こんなにデッカイのだって!!
何匹かレインボーも捕らえた。各種とも元気ですな!!
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それでは恒例“ポンプ”コーナー!!トラウトは何を食べているか、どれくらいの大きさか観察して、これから巻くフライに反映させましょう!



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他にももっと有効フライ・パターンがあるが、これらが今の所の私の御用達。私が自らスプリング・クリークのために開発し、スプリング・クリークで実験を繰り返したパターンが改めて実証されている!!英語だけど、私のユーチューブ・チャンネルやカタログを参考にしましょう。

これらパラシュートは手探りを入れるのに有効であるが、ダン、またはエマージャー、そしてスピナーとしてもトラウトの目に映るのだ。





ソウヤー・フェザント・テイルのマスター・アングラー・ヴァージョンを忘れることなかれ。

 スピナーも。
そして最新作のひとつであるソフトハックルも。

さらには、午後にベイティス、サルファー・メイフライ、カディス、ミッジもハッチし、トラウトはライズを繰り返す。興奮してしまう光景だが、個別のトラウトが何を捕食しているのか見極めるのは至難の技。人間と同じく、トラウトだって個別の好き嫌いがあるのだから!

それでは、リヴィングストンのスプリング・クリークのガイドはこのリヴィングストンに住むスプリング・クリーク専門家にお任せあれ!!

Friday, June 14, 2013

マイナーなハッチだけど、大切なトラウトの捕食物!

昨日は本当になが~~~い一日だった。ガイドとマスター・ブリーダーの合間にイエローストーン公園に出かけた。釣りかって?・・・・・・・最後の2時間だけ。ほとんどはこれからの来るべき本格的ガイド・シーズンに向けての観察、実験、スカウト、運転時間と距離の計測、など、など・・・・・・・・・。もちろん魚を釣ることが一番大切。しかし昼食の場所と時間の確保なども含め、一日の日程を組み立ててこそ、ガイド・サービスである。これが本物のプロのガイドの仕事なのですな!!

 特に今年は“平年と違う”ことがいくつかある。これまでもう何度か紹介してきたよう、マディソン川水域には雪代の大水が発生していない。つまり平年より水位が低く、水温は上がり目ということだ。これこそ昨日出かけた一番の理由だ。

それでいて、だからというべきか、とてもユニークなハッチを夕暮れにかけて経験をできた。私の過去の経験の追憶であった。過去ポストを掲載する価値がある。あ~~あの頃私も若かった!!髪がながーーーく!!
http://leftyanglerjpned.blogspot.com/2011/02/blog-post.html
http://leftyanglerjpned.blogspot.com/2011/02/blog-post_05.html

ファイアーホール川=別名・水生昆虫工場=のある区間で大型のホワイト・ミラー・カディス(ネクトサイキ)を観察し、トラウトはライズで捕食していた。同時にヘリコサイキここここをクリック)もハッチしていて、それに集中して捕食しているトラウトも観察したのだ!!へリコサイキは大きさと色が似ているグロソソマと混同されがちだ。

へリコについて復習しよう。

  • サイズ20か20番
  • 黒・灰色の翅とアンバー(オレンジ系)のボディ
  • ファイアーホールの特定の区間、特に暖かい時期にハッチする
  • 大量にハッチする。
  • 上流へのキャストは無視される!
  • つまり釣り人に多大なフラストレーションをもたらす!!




私は3年間貯めに貯めた知識と経験のおかげでしっかり準備ができていた!!・・・・・・・・な~~んてね。これこそ、Xカディスのへリコ・ヴァージョン!!

こんな大きさのトラウトですら選択眼厳しくライズしていた!!??こんなカワイコちゃんのライズに合わせて、しっかり手元まで寄せるなんて超高等テクニックだ!!??

実はホワイト・ミラーとヘリコサイキ両方で立派なトラウトを何尾かライズで仕留めた。
ファイアーホール川もヘリコサイキも、日本では“有名”ではないだろうが、近い将来釣行を計画するなら、覚えておいて損はない。
来週また観察・実験・スカウトに出かけようか。大変かつ地味な仕事だが、プロのガイドとして自分の記憶と経験として肥やしになっているのを実感している。また、自分の赴くままに出かけて、詳細にブログポストできるのは、今のうちだけ。ガイド・シーズンが始まったらもう一気に行くから!!