Wednesday, June 12, 2013

さらにタイイングの世界

今はまさにガイドとマスター・ブリーダーの合間。6月が過ぎるにつれ、ガイドが比重を占め始め、いざ夏場は毎日のようにガイド!
先日発表したように、これからクラシック・ウェットとアトランティック・サーモン・フライを追随していきたいと思う。フライ・タイイングの技術と知識を求めようとするなら、これは自然の流れだと思う。これは決して、「トラウト用のフライは飽きた」とか「最近急激に巻き方がうまくなった」とかいうわけではない。むしろ、“時間”、“タイミング”、そして“熟成”と言えるだろう。つい数ヶ月前、この冬の間ですら、これらに興味を持っていたわけではない。とにかく、これこそ、自身初のフル・ドレスのアトランティック・サーモン・フライ。基本的技術と知識を身につけ、フリー・スタイルで巻いてみた。
 あちこちいくつかミスが観られるのは知っている。普通、トラウト用フライで、特に自身オリジナルのセールス用ならなおさら、下手な巻き方・おかしな写真は載せない。しかし、これは主旨が違う。これは新開拓の趣味だ。興味がある人だけ見てくれればいい。近い将来枠組みにしてプレゼンテーションできるくらい上達したい!

これらフル・ドレスだって基はと言えば、釣りのため、つまりサーモンやスティールヘッドに噛み付かれるために考案されたのだ。さらに研究を進め、デンマークの伝説的タイヤーであるポール・ジョルゲンセンヨルゲンセンの方が原語に近いだろうか)が実用的に考案したスタック・ウイングを習った。ヨルゲンセン氏のホームページや特集サイトなど見つけられないので、検索してみましょう(ヒント:Poul Jorgensen, Stack Wing)。今の段階ではこっちの方がフルドレスより気楽に巻けているのは事実だ!


もうひとつヨルゲンセン氏から習ったこと。いわゆるマジックテープをタイイング用の櫛に貼り付け、ダビング・ブラシとしているのだ。なんてかしこいんだ!というわけで自分のも即改造。上のスタック・ウイングのダビング・ボディーにも施してある。私は“吸着面”と“そうでない面”どちらも使って、ブラシの強弱・加減を付けられるようにした!もちろんトラウト用フライにだって適用される!
ひょっとしたら明日釣りに出かけるかも!
こう御期待!

No comments:

Post a Comment