Friday, September 27, 2013

秋深まる

かつて一週間、いや10日以上ブログを更新しなかったことがあっただろうか?フィッシングレポートや何か話したいことは常にあるし、たいてい時間をみつけられる。ってことはかなりいそがしかったってことか・・・・・・・・・。川で過ごしたのは事実。じゃあ復習してみよう。

秋が腰を据えつつある。風が強いは、一日中吹き荒れる。この日みたいに。
風が無い日は、曇り空で雨混じり。この日みたいに。これらこそ典型的な秋の天気と言える。この時期、川にボートを出すと、最高の釣りになりえる!!、と同時にその日の天気に真剣に向き合わねばならない。
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イエローストーン公園の各河川での釣りも好調だ。シーズンの終わりに近づきつつある川もあれば、秋になって活発になる河川もある。プロングホーン・アンテロープが冷たいラマー川を横切っていた。
いまだにグリーン・ドレイクでトラウトをライズさせることができる!!これはちょうど実験中の新しいパターンだ!!
秋のベイティス(ブルー・ウイング・オリーブ)がトラウトの主食になりつつある。
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そしてまたしても、デピュー・スプリング・クリーク(www.depuyspringcreek.com)にガイドのため舞い戻った。私のガイド師匠であるモンタナズ・マスター・ブリーダーことトム・トラヴィスが4人組の釣り人のガイドをお手伝いするためだった。
先日のミステリー・スピナーに続いて、今回は“ミステリー・ベイティス”・・・・・・・・・・。

私がガイド担当した二人は、ミッジとベイティスのハッチとライズを経験した!!
二人とも私が選択したマッチ・ザ・ハッチのフライでライズを合わせた!!
ニンフ仕掛けは今とても効率的。これはその日一番の丸々レインボー!!
口に付いてるフライは、自らデザインしたエル・エル・ビーズ(ここをクリック)!!

秋もガイドを続けるが、これからは自らの釣りにもっと時間を割いていくつもり。また冬の間のフライ・タイイング計画のため、いろいろまとめているところ。やっぱりいそがしいのかな・・・・・・

Tuesday, September 17, 2013

ミステリー・スピナーと秋の予感-デピューにて

9月16日、ウィスコンシン州からの御夫婦クライアントをデピュー・スプリング・クリーク(www.depuyspringcreek.com)でガイドした。季節は移り変わっている。それに伴って釣りの状況も変わっている。なので釣り方・戦略・フライ選択もそれに伴って調整していかなければならない。先週末、スカウトと情報収集のための時間を確保しておいたのだ。マスター・アングラーことトム師匠スプリング・クリーク・スペシャリスツのバズを訪ねていろいろ情報を仕入れた。どの河川・湖沼をガイドするとき同様、仮でも基本的でもいいから日課をある程度組み立てておくことは大切なのだ。この余分な運転と時間は決して無駄にならず、後で利子として戻ってくる。特にリヴィングストンのスプリング・クリークではそうなのだ!!

今デピューで起こっていることとは、我々リヴィングストンの限られた“スプリング・クリーク専門ガイド”が言う“ミステリー・スピナーの落下”だ。20番・22番のラスティー(錆色・茶色)だ。小さ目メイフライのベイティスの仲間じゃないの、といえば間違ってはないと思う。何がミステリーなのかというと、こいつらがいつ何時ダンとしてハッチしているのか誰も知り得ないということ。それでいてクリークにかなりの数がスピナーとして落下する。なので結果としてかなりエキサイティングなトラウトのライズを誘発するのだ!!その光景は圧巻。そう、ちょうど数ヶ月前のPMDの時期みたいに・・・・・。自らの観察と仕入れた情報に基づいて、この特別な状況のためのスペシャル・フライを巻いておいた(ごめんね、今の所写真無し)!!彼らのロッドを準備した。二人ともある程度スプリング・クリークでの経験があったが、もちろんデピューは初めて。しかしゲイリーは初キャストで初トラウトを見事に合わせたのだ!!今まで誰かこんな“初尽くし”を成し遂げたことがあるか!?私の初めてのデピューでの経験は・・・・・思い出したくない・・・・。とにもかくにも初トラウトは勢いよくゲイリーのフライをちぎって逃げてしまった。なのでまたフライを結ぶとほんの数分後今度はしっかりしとめた!!これこそ私の新品ネットへの初トラウト!!

スピナー落下とトラウトのライズはもう驚くほど最高!!ゲイリーが良型のカットスロートを仕留めた!!




ダイアンさんもスピナー落下中がんばって釣った。3尾ほどかなりの大物をドライフライで合わせたが、不運にもバレたりフライを切られたりで逃げられてしまった。スピナーの落下が終わりに近づくにつれ、典型的な南西の風が吹き付けてきた。午後もがんばってかつ忍耐強く釣った。スプリング・クリーク仕様のニンフや夕方のミッジのハッチを追いかけた。このレディー・アングラーが“逃した魚”をなんとか埋め合わせるべく、私が持てる全ての知識と経験を適用した。そして我々の努力と忍耐は遂に報われた!!

そしてもうひとつ!!

写真に見られるように、ブラウントラウトは秋の産卵期を控えて、鮮烈に色づいてかつ体重を増加させているようだ。正直ちょっと早いかもとも思っていたが、我々の努力は幸運を呼び込むに値する!!

デピューでのまたしても素晴らしき日を経験した。初挑戦のクライアントに楽しんでいただけたと思う。ちなみに私がこの日提供したランチはクリークで調理した熱々ジューシーかつ超ビッグなハンバーガー!!そして陽がとっくに沈んでからもあきらめずに粘りに粘って真っ暗闇、最後は懐中電灯を使っての午後8時20分までガイドし続けた。クライアントががんばって釣りたいならとことん付き合う。これこそ本本物のスプリング・クリーク専門ガイドなのだ!!
秋が深まるにつれ、デピューでの釣りはもう一段階変化を遂げる。このブログ読者ならお分かりですね!今からでも遅くは無いから、モンタナへの釣行の計画とクリークのロッドを予約しよう!!

Sunday, September 8, 2013

~~~な日、野生動物、また新しいガイド・ギア

昨日の釣行レポートに前置きは必要ない。釣りが、自分が、どうのこうの以前に、間違った日を選んでしまったようだった。ガイドの予定と自らの“釣り人暦”を考慮し、羽アリの大量発生・交尾大飛行群を期待してスルー・クリークの最下流草原に向ったのだが、結果は何も起こらなかった・・・・・・・午後6時まで待ったのに・・・・・・・・。私の必殺スペシャルS.C.ANT(スルー・クリーク・アント)の出番は無かった。
私がこの年に一度の特別の機会をどれほど待ち焦がれていたか、過去ポストを見て欲しい。スルー・クリークのトラウトによるサディスティックな懲罰とも言えるが・・・・・
http://leftyanglerjpned.blogspot.com/2011/09/blog-post_09.html
http://leftyanglerjpned.blogspot.com/2011/09/blog-post_11.html
http://leftyanglerjpned.blogspot.com/2012/09/blog-post_8636.html
決してあきらめたり希望を捨てたわけではない。いろいろ考慮してすぐに戻るかも。

イエローストーン公園に向う途中、いつも通りパークス・フライ・ショップ(www.parksflyshop.com)に立ち寄った。彼らによると、二、三日前またしてもソーダ・ビュート・クリークで大雨に伴う濁流が発生、それに伴ってラマー川も濁っているとのこと・・・・・・。日中はグリーン・ドレイクのハッチを楽しむはずだったのに!!私の期待はいつかの夢想に終わってしまった・・・・・・。
とはいえなんとか一尾カットスロートをグリーン・ドレイクのドライで仕留めた!自らの新デザインだ!!後ほど写真とヴィデオを公開しよう。
デッカイな!?背景の川の様子も見て・・・・・
以下はいつものイエローストーン公園のとある光景。
アナグマが穴から出てきてうろついているのを見るのは初めて。トラウトでも狙っているのか!?
今年は本当に妙だ。夏の最盛期にあまりバッタを見かけないと思ったら今頃大量発生しているわ・・・・・。
フライ・タイイングの参考にどうぞ。

先日購入してから愛用中のフィッシュポンドのウェイスト・パックに赤とんぼ。

そして、ガイドのシーズンは一段落しつつある時期だが、また新しいガイド用道具を買い入れた。
ガイドにとって一番大切な仕事は(たくさんある内のひとつは)?=クライアントの魚を網=ネットでしとめること。釣りに慣れていて、ほとんどの大きさの魚に対応できるクライアントをガイドすることもある。そんな彼らですら、寄せるのに手を焼かされる大物にたびたび出くわす。また、この辺の野生のトラウトを扱うのに慣れていないクライアントもいらっしゃる。彼らがリールを巻いて、魚を寄せる手助けはできない。それはクライアントがすべきことで、それこそ楽しみ・興奮なのであるわけだし。私が助け舟を出せるときは魚が一番に近づいたとき・・・・・・とはいえ、その距離は様々・・・・・・。私は励ますと同時に的確な指示を出すけど、それでも“最後の瞬間”で「あ~~あいっちゃった~~~」もたびたび起こる。そしていざ取り込んだら、「これどれぐらい?」とよくきかれる。まあ、私にとってはサイズより、プロセスが大切だが、プロフェッショナルで訓練された眼を持ってして、サイズを答えられて悪いことはない。いろいろインターネットやこの辺の店で見回ったが、遂に最適な道具をみつけた。
ミージャー・ネット社(http://www.themeasurenet.com/)からのラージ・サイズを購入した。
これで、二丁拳銃だ!!

網にインチの測りが付いていて、魚をすくうと同時に大きさも測れるというわけ。このラージ・サイズは28インチ=約71cmまで捕り込める・測れる。網のフレームの長さは約45センチで、全長は約84センチ。これだけで従来のネットよりはるか遠くまで届くが。それでいて羽のように軽い!!

さらに必要なら最長約112センチまで伸びるぞ!!
 それに伴って購入したのはドクター・スリック社のネット・ホルダー。これまた優秀なガイド御用達ギアだ。

というわけで、まだ新規ネットは濡らされていない。クライアントが釣り上げるであろうスルー・クリークの超大物をすくいあげたいな!!、な~~~んて。
それでは乞うご期待。

Tuesday, September 3, 2013

秋の足音・・・・・・・

9月:確かに季節の曲がり角が来たようだ。早朝と夕暮れの気温は明らかに涼しくなってきた。モンタナやイエローストーン公園を観光に訪れる人々、川を浮き輪や簡易ボートで下るレクリエーションの人々の数も減ってきた。ガイドとして、まだまだ予約が続くし、さらに真剣な釣り人が秋の大物を目指してこちらを訪れることを期待する。一釣り人としては、秋こそシーズンのベスト、燦然と輝くシーズンの締めなのだ!!だからガイドの合間、そしてガイドのピークを過ぎたら自ら出かけるぞ!!

我らが雄大なイエローストーン・カントリーでは、ブルック・トラウトがおそらく一番初めに秋色=産卵色を魅せる。
 なかなかハンサムはオスじゃないか!!

仕事への意欲!!イエローストーン国立公園のある場所での日の出。気温はちょうど0℃くらいだったか・・・・・・

イエローストーン川も暑さのピークを無事乗り切って、釣りも川のコンディションもすぐに改善されるだろう!!一度バッタの味を覚えたら、もう忘れない!!・・・・・・・・な~~んて我々の希望だけど・・・・・・

そしてまたこの季節がやってきた!!私のブログ主催・毎年恒例の“一年のベスト・ホワイトフィッシュ”チャンピオンシップが今月付けで開幕した!!まずこれが自らのエントリー。昨日久々にこの感覚!!突然デッッッッッカイ当たりが来て50cm以上のトラウトだと胸を高鳴らせたが、実は腹にスレだった40cm超のホワイトフィッシュ!!まだ痩せてるが、これからさらに肥えるし、何よりこのクチビルを見よ!!
締め切りは今年末まで。日本からの読者でモンタナでホワイトフィッシュを釣る経験が無い釣り人からは、日本からの珍しい・アクシデントと捕まえた魚種をお待ちします!!メールで写真を添付してください。応募が多かったら特別にページを組んで写真特集をすることも考案中。一等賞には私のカスタム・フライ12個を贈呈!!―本当だよ!!

それでは秋のモンタナとイエローストーン公園でのフライフィッシングに挑戦してみよう!!秋のグリーン・ドレイクとベイティスのハッチ!!そして秋に活発になり動き出す大型トラウトを追いかけよう!!