Sunday, December 29, 2013

2013年ハイライト(クリック1つで)

みなさん楽しくクリスマスを過ごしたことでしょう。それでは次は年越しと新年。
過去数年、このブログで、その年のハイライトをポストしてきた。思い出深い写真を選んで、それにコメントを書く、と。これは何気にかなりの労働だ。毎年さらに釣りに出かけ、より多くの釣り人をガイドするたび、たくさんの人々とトラウトに出会うことになる。つまり思い出や写真もたくさんある。そこで今年は初の試みとしてユーチューブのスライドショー形式でまとめてみた。根本的には同じ労力を要した。しかし、これなら読者がはるか下までスクロールする必要がないし、言葉も“読まれる”というより“見られる”物として捉えられるであろう。選択した音楽はシューベルトの“鱒(マス)”。テーマも長さも完璧に合う!!
“ゲスト出演”してくれた友達とクライアントに感謝感激!来年はもっと日本人アングラーに出演してもらうことになるでしょう!

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先日のキャリー・スティーヴンスのパターンを一通りこなしてから、またアトランティック・サーモン・フライにもどってきた。
これはケイト(KATE、女の子の名前のような)。
 いろいろリサーチしたが、ウイングの構造はタイヤーの選択・創造・技術によるようだ(もちろんマテリアルのレシピはあるが)。私は3段階構造のグラデーションを試みた!これは今まで巻いた最高の出来か!
28日には天気が良好で、今月2日目の釣りにデピュー・スプリング・クリーク(www.depuyspringcreek.com)を訪れた。この時期のリヴィングストン周辺にて、“天気良好”とは風が酷過ぎない状態のことを言う。もちろん寒いよ!これは立派なレインボーだった!お得意のセルフ・タイマーを逃して、全体像を見せられらいのは残念だが、表情を捉えた。ちょっと巻き上がりの下アゴがカッコいい!

30日もしくは31日に、また釣りに行くか、それとも行ける状況になるかはわからない。もし出かけないなら、これが今年最後のトラウトだ!!なかなか良型!

今年もブログ御愛読ありがとうございます!
謹賀新年!来年もよろしくお願いし鱒!!

Sunday, December 22, 2013

(しばらくぶり)フィッシング・レポート、さらにフライ、そしてメリー・クリスマス

今年は今の所たいそうな冬だ。今これを書いている時点で、雪が雨のように降っている。車で無事移動できて、また数週前のように最高気温マイナス20℃とかにならないかぎり、これぐらいがちょうどいいのかも。

18日に今月初めて釣りに出かけられた!件の極寒の後は、もう風が無常に酷かった。家の中でフライに勤しんでいるが、それでもたまにデピュー・スプリング・クリーク(www.depuyspringcreek.com)にリラックスに出かけたい。絶好の日を選んだ!!風は全然問題なく、重ね着では汗ばむくらいの陽気。(そしてまたこんな天気に戻ってしまったわけだし)。

立派なレインボー!
クリークにはまだ大型ブラウンが残っている!!
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前回ポストしたユニークなマスタッドフックを手に入れたので、アトランティック・サーモン・フライからやや横道でキャリー・スティーブンスのクラシックストリーマーを巻いている。もちろん真剣に巻いている。でもこれは、かなりの集中を擁するアトランティック・サーモンからのちょっと休憩かつトラウト用フライやアトランティック・サーモンに使わないマテリアルの在庫を使おうかなと。

これがその意図の典型。イエローのハックルを持っていないが、かわりにグースを使ってメリッド・ウイングを作った。短過ぎるのは気づいている。しかし、そんな長いグースだったら、5/0くらいのアトランティック・サーモンに使うって!!これだってウェット・フライとしては格好いいだろう。

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最近一番興奮してしまうマテリアル。
特にこういうのが・・・・・・・

Rosy Dawn(バラのような夜明け)。
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そしてついに時は来た。
師匠の批評とアドバイス、そして自らの妥協無き努力のおかげで、第一の目標に到達できた。サーモン・フライを習おうと始めたとき、周囲の人々に見せたり、贈ったりできるくらいになりたいと思った。“オリジナル”だとか“自らのスタイル”などとは言わないけど、美しいマテリアルがあまたとあるのだから、いつの日か何か創造したいなと思っていた。だからまず伝統的パターンを徹底的に巻いて、そこからテクニックや方法を学んだのだ。そして自分の頭の中に思い浮かんでくるアイデアを紙上に写した。短期間でできたわけではなかった。しかし、その時間と過程が熟成するカンジが楽しかった。

そしていざかなりの集中力と絶対に決めてやるという気持ちでバイスに向った。これはパークス・フライ・ショップ(www.parksflyshop.com)への“ガードナー川のサーモンフライ(カワゲラ)
“サー・リチャード”と対にして枠に入れて進呈した。

トラウト用のフライのように、複数を簡単に巻くことは無理(主に動機の面で・・・・)。贈ったのが、現存する唯一のもの。手元にあるのはこれら写真のみ。

ボーズマンのモンタナ・トラウトフィッターズ(www.troutfitters.com)には彼らのブラウン・トラウトのロゴを意図して、“ティペットウィチェット”から創造して巻いた。
そしてブログ読者の皆さんへも!!
後一日か二日今年中に釣りでかけられればと思う。
ブログ読者、クライアント、友人、家族へメリー・クリスマス!!
そして雄大な河川とトラウトや水生昆虫にもメリークリスマス!!

Monday, December 16, 2013

またフライのみの一週間(喜んで)と新しい物いろいろ

あの惨い寒さは終えた。そして次は風が、人々の行動を抑制する役を担ったようだ。温度計の数字はだいぶ友好的だが、我々が感じる寒さはある意味変わってない。というわけで、また釣りに出かけなかった一週間。でもウソは言わない。実は家の中でいそがしくフライに没頭できる時間がなんともうれしい。売りに出すフライを多々巻いているが、やはりアトランティック・サーモン・フライにかなり入れ込んで、いやどっぷり浸かってしまっている。

ついに、ブラインド・アイ・フック(アイがない昔式のフック)とそれに伴うシルクを使うようになった。
 なんと4/0!

ブラインド・アイで初めて巻くのはダーム・レンジャーだ!!「悪しからず」と評しておこう!


先週末には、クリスマス・カードに使うオリジナルのデザインを仕上げた。送り先に秘密にしておくため、今回は部分見せ(来週全容を公開しよう!)。


これはなんだ?何を模して(意味して)いるんだ?

最近イーベイを頻繁に利用している・・・・・・・。これはスペイン製のシルクのリーダー。釣り用だが、これを編んで、上記のフックアイ用の紐を作るということ・・・・・。

このセクシーなシルクの手袋は、柔らかい日本製のシルクを扱うときに使うのだ!

これはマスタッドのかな~~~り古いモデル。上記のリーダーとセットだったのだが、かなりユニークな形状をしている。

元々は実験や練習のためにするつもりだったが、何か真剣に巻くことになるだろう。
今日はここまで。
今週こそ久々に釣りに出かけられそうか!?
それでは年の瀬を暖かく楽しく過ごしましょう。

Sunday, December 8, 2013

フライのみ

本当に寒い・・・・・・・・・・。ここ数日の最高気温が気温マイナス20℃。これ以上説明が必要だろうか?暖炉に薪を放り投げ込み続ける状態。もし外出しなければならない場合は、トラックが無事スタートするよう、そして雪につかまらないよう祈るのみ。

というわけで、釣りなど行けるわけがない。生死に関わる。できることといえば、そう!!フライを巻き続けるのみ!!
今年もまた私のヒーローである今は亡きジャック・ガートサイド氏(www.jackgartside.com)を偲ぶタイイング・ビデオを発表した。12月7日は氏の誕生日で、5日が命日、なので6日に発表した。昨年は氏の代表作スパローで、今年はこれまた氏の代表作かつ私の超お気に入りソフト・ハックル・ストリーマーだ。マテリアルを少しだけ変えた、私のヴァージョンも収録されている。パソコンの音楽をランダムに流していたら、最後はジョニー・キャッシュが歌う(ビートルズの)“イン・マイ・ライフ”。なんかあまりにも合い過ぎて勝手に感動した・・・・・・・
また、これが今まで自分で撮影した中では最高の出来!!最適のカメラとバイスの角度をついにみつけたようだ!!

アトランティック・サーモン・フライの計画は順調。同時に私もさらに進化している。師匠からの2番目の課題は、シルバー・ドクターだ。
このウールをダビングしたヘッドの終わり方を知っているかな?なかなか手が込むテクニックを擁するが師匠の教えのおかげで習得しつつある。

そして私の“鹿の角工房”(要はただの物置)の床下に住むと思われるイソウロウの撮影についに成功した!この寒さをなんとか生き延びてね!!でもウサギちゃん、隣人に気をつけた方がいいよ!君達の毛皮はフライ・タイイングのマテリアルばかりじゃないか!!

すぐにでもこの天候が緩んでほしい。そうすれば釣りに出かけて、レポートもできるかもしれない。あ~~なんてサバイバル!!春が待ち遠しい!!

Sunday, December 1, 2013

12月も続く

感謝祭の週を通して、天気は穏やかだった。心に思いつくままの物事に一生懸命打ち込んでいる毎日。ってほとんど同じことをしているけど。でもその恒常性が何気にいい!?さて今週はどんなであったか。
ギャリー・スノー・フライ。これはかなりシンプル目のパターンだが、ウイングはそこそこ手が込んでいる。ボディーの分割をちょっと間違ってしまったが・・・・・

そしてジョック・スコット!!
これは議論の余地無く、最も有名かつ歴史のあるパターン。同時に最も難しいパターンのひとつ。まだまだ改善しなければならない点がいくつかあるし、喜んでそうしたい。けれど、それでもこれは私にとってある到達点だ。アトランティック・サーモン・フライを習おうとし始めたとき、ジョック・スコットを巻けるか、いつになるか、なんて想像できなかった。とにかくマテリアルが多い。特に終盤に向うに連れて。だから自分の最高の技術と同時に、可能な限りの集中力を擁するのだ。
サイズ2/0フック

仲の良い釣り友達と彼の家族のために家族ポートレートを送った。

“手に入れるの難しい”リストからひとつ消去できた。青・赤のオウムのシッポの羽だ。だからもっといろいろなパターンを巻けるぞ!!
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鹿の角プロジェクトも順調。今春、鹿の角をいくつか発見するのを手伝ってくれた釣り友達にタイイングに使う諸道具のキャディーを作ってあげた。今年は新しい道具も買ったし、何より鹿の角の扱い方と理解に長けてきた!!

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一番上に「天気が穏やかだった」と書いたが、それはあくまで物凄く寒くならなかったということで、風がひどい日が何日かあった。まあそれはこの辺の11月では普通のことだが。土曜日は暖かく、かつ無風だった。鹿の角とフライ工房から休みをとって我が愛しのデピュー・スプリング・クリーク(www.depuyspringcreek.com)に向った。あ~~!!なんて最高の息抜きだ!なんて楽しいことか!!これだけで充分でもあったが・・・・・
といいつつ、またデッカイのを釣ってしまった!!イエローストーン川からの溯上はまだまだ続いている。かなりアグレッシブにフライを追いかける個体もいるぞ!こやつみたいに!
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そして、これこそは春に向けての最大級のプロジェクト。角とサーモン・フライを両方含んだプロジェクトに最大限を尽くしている。こんなに美しく仕上がったサーモン・フライをどうすべきか?これらは、その美しさ・芸術性に値する何かが必要だ。
 一見何の変哲もないアカジカの角が、私のアトランティック・サーモン・フライのディスプレイに変貌している!!角の方は仕上がったが、もうひとつ付け足しの大きな仕事が残っている。いつになるかわからないけど、出来上がり次第報告しよう!
来週は物凄く寒くなるらしい・・・・・・・釣りに出かけるのは無理かもしれない。それならフライと角に勤しもう。あ~~記事の締め切りもあるんだ!!
それではみなさん師走をいそがしくも楽しく過ごしましょう!!