Sunday, March 30, 2014

3月終わりレポート-アームストロング・スプリング・クリーク

同じに日に複数のポストをするのは久しぶりだ。今回の理由は①:ひとつのポストには長くなりすぎる。②:別けて紹介する価値があるから。

先のポストに見られるよう、デピューを4日連続で釣ってから、土曜日の午後すぐ隣のオヘア牧場内のアームストロング・スプリング・クリークに向った。この日は、ボーズマンのガイド友達ジェアードも同行した。

開始にあたって風が強かった。なのでストリーマーで探ったが反応無し。とすると、ジェアードがわずかながらライズを発見して、釣り始めていた。

私もすぐに、もうトラウトがライズしまくりの絶好スポットに遭遇した!!なので喜んでドライフライで釣り始めた!一匹目は小さいながらもグイグイひいたレインボー!

ベイティスだと確信していたので、やはりこのフェザント・テイル・メイフライ・クリップルだった。
このレインボーの胃をチェックしておくべきであったが、滑って逃げられてしまった。

次にはさらに強く美しいレインボーをやはりベイティス・ドライで捕らえた!

しかし、この胃のサンプルは別のことを伝えてきた。ミッジが主要にハッチしていたのだ!!

一人では手に負えないほどライズしまくっていたので、ジェアードを呼び寄せた。彼も充分楽しんだ。
ハッチとライズは午後3時くらいまで1時間半くらいだったが、その間本気でたくさん釣りまくって楽しんだ!!

ハッチとライズが終わった後、クリーク全般を動き回った。
たまには“肉”=カジカのストリーマーで釣るのもいいね!
自作のエッグ・マドラー
この後突然かつ短時間かつ強烈な嵐に見舞われて、休憩小屋へ退散。

モンタナの天気が嫌だったら5分待ってみろ」ということわざを信じて、15分くらい待ったら、嵐は収まって、また釣り始めた。今度は、自ら発展させ極みに達しつつあるスプリング・クリークでのニンフ・システムで釣り始めた。一尾目のサンプルはやはりベイティス(ダンとニンフ)よりミッジ(ラーヴァ、ピューパ、アダルト)が主要だ。


だからミッジ・ラーヴァを結んだ。と同時に確率変動モードに突入した!!産卵色の大物だ!
 そしてすぐにもまた!!
超当りフライは自らデザインしたこの“フレキシ・ミッジ・ラーヴァ”。

さらに強く重かった!!
 さらにその次!!

この日の最後は典型的なアームストロングのレインボーで締めた。抜群のスタイル・強さ・重さ・鮮やかな色合いと斑点!!

というわけで、ほんの午後だけだったが、とても楽しくかつやはり「習うこと」が多かった。アームストロングとデピューはオヘア牧場内の湧き水から流れ出る実質同じ沢であるが、ハッチの性格・様子が各々異なっていた。だからこそ、別々にポストしたのだ。読者の皆さんも何か習ったことと思う。

今日はやはり曇り空の“ベイティス・ミッジ日和”であったが、フライの注文に取り組んだ。明日はいろいろ身の回りのお使い。今月は15日釣りに出かけたことになる。「あと一日で今月半分以上出かけたことになったのに!!」とも言えるが、別に気にしてない。4月はさらにいそがしくかつ楽しくなること間違い無しだから!!

3月終わりレポート-デピュー・スプリング・クリーク

このポストを書いている時点で大雪だ・・・・・・・もはや驚くこともない・・・・・

こいつらが姿を現しているのだから、もう春なのだ!赤オレンジ色の目もしっかりフライに模倣しましょう!!(冗談だから真剣に受け止めないように!)

先週末前後合計319本フライを巻いた!全部スプリング・クリークのベイティス用パターン。次はPMDだ。それも後ほどポストすることになるだろう。
そしてデピュー・スプリング・クリーク(www.depuyspringcreek.com)に4日連続で訪れた。
その300本以上のフライのひとつが効いたらしい。

これは“ノー・ハックル・グナット”。これはもうメイフライの姿そのままで水面に低く浮く。簡単に沈んだり傾いてしまうが、そんなときこそ、選択眼厳しく捕食している個体がスッとライズしてくるのだ!!

その選択眼が厳しかったヤツはコイツ!!
未だに4番8フィートを使っているが、こいつらは長さに関係なく、強く重くなっている。そろそろ5番ロッドの封印を解くか。
フムフム・・・・・・ミッジも見える。
またしても300本の内の別のひとつが効果的だったようだ。
これはCDCウイングのスパークル・ダン。サイズ20番のオリーブ。

片手でもっているが、4番ロッドにとって本当に重く強い。
これだからドライのダンだけでいいのね!

20日木曜日は、写真に見れるように、曇り空で後雨・雪。そしてそんな午後だったから、シーズン最初のベストハッチを経験できた!!私がこの立派なオスのブラウンを寄せているとき、ちょうど近くで釣っていた釣り人が通りかかったので写真を撮ってもらった。

次は産卵期のレインボー。もちろんドライのダンで仕留めた!

確認ね!

写真を撮ってくれた釣り人たちもハッチとライズを楽しんだようだった!


その他有効なフライ。
改善版フェザント・パフ(PP2)。これはエマージャーとして効果的。

もはやクラシックになってしまいつつある、フェザント・テイル・メイフライ・クリップル。これはフラットでもリッフルでも効果がある。

これら全てはこちらでのフライ販売サイトで見られる(http://leftytyer.blogspot.com)。

そして、関連あるポストがすぐ続く!

Sunday, March 23, 2014

春のアクションは続く!

日本からのアクセスはあまりありませんが、私の英語版ブログが500ポスト目に達しました。これは世界中からの読者からのアクセスに後押しされてのこと。
約一年半後に開始したこの日本語版だって、既に350ポストを越えました。もちろんこちらは、日本からのアクセスが一番多く、アメリカを始め、世界各地に住む日本人からもアクセスがあります。まずは400ポストを目指してがんばりますので、これからもアクセス・フォローよろしくお願いします!!
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もうひとつ返礼したいのは、先日のザ・キャッチへの賛嘆の嵐について。物事は普通に戻った。ってゆうか“普通に良好”!!

さらにさらにたくさんのレインボーがイエローストーン川からデピュー・スプリング・クリーク(www.depuyspringcreek.com)に溯上してきている。イエローストーン川のレインボーは、産卵と稚魚の発達を支流に頼っているので、あきらかに交尾を行っている個体は、そのままにしておいてあげよう。マナーだとか道徳を説教しているわけではない。逆に、そんな無防備な個体を狙わなくても腹をすかせた個体(産卵前後)がクリークにはうじゃうじゃいるから!

この写真ではよく見えないけれど、またしても自らデザインしたB.P.C.でスコア!!

まさしく潜水艦のようだった!!―つまり深い場所で釣っていたということ。
 次の日、やや冷え込んだが、風は危険なレベルではなかった。クリークのある特定の場所で、たくさんのレインボーが子孫を残す儀式を行っているのを観察した。そこは飛ばして、ミッジ・ベイティスのハッチとトラウトのライズを探した。その産卵ベッドから下流で、黄金のピラミッドいくつかが、浮き沈みを繰り返しているのを観察した!!正確に何がハッチしているのかわからなかった。ミッジかベイティス?それとも両方?。私は8フィートの4番ロッドを手にしていた(私の本格スプリング・クリーク専用5番ロッドは今シーズンまだ開封されてない)。とりあえずミッジのアダルトを結んだ。
グース・バイオット・ミッジ、20番
何度かキャストして、やはりベイティスかな?とベイティスのフライに変えようかと思った最後のドリフトで、黄金の影が下流に追いかけながらライズしてきた!!軽い仕掛けにはかなりの大物だ!!手早く、それでいて注意深くやり取りした。報われた!!
  
彼は実はベイティスのみ捕食していたようだった・・・・・・・。それでも私のミッジに出てきたのは不思議でもまぐれでもない。ミッジも確実にハッチしていた。そして何より私のプレゼンテーションがライズを引き起こしたのだ!!

その後はベイティスのダンを結んだ。
CDCスパークル・ダン、20から22番
そしてもうひとつライズが期待できる場所へ向った。やった!!大きさなんて関係ない!勝利のVサインが自然に出てくるもの!
 やはりミッジとベイティスだった。
 もうひとつ立派なライズ!!
 スポイトにまとわりついて・・・・・
ここでひとつ。
ブラウントラウトが秋に産卵のためクリークに溯上してくると、彼らは自らの卵を食べる。レインボーはブラウンの後ろについてきて、コロコロ転がってくる卵を満喫する。そして今・春はレインボーの番だ。この日、私はレインボーの産卵ベッドの上流・下流でのハッチを狙って釣っていた。不思議に思えて、ついにはニヤニヤせずにはいられなかった。こいつらブラウンは、ほんのちょっとだけ泳ぐだけで、レインボーの産卵ベッドの中やすぐ下に行けたはず。そしてそこで卵を腹いっぱい食べられたはずだった。なのに、こいつらブラウンは水生昆虫のハッチをライズで捕食することを選択したのだ。栄養価とどちらがよりたくさん身の回りに存在するかを考慮すると非効率としか思えない。“気分”だったのか、それとも味に厳しいグルメ評論家になりきっていたのか?ブラウントラウトは、人間同様“個性・性格”を持っている

ハッチが終わったあと、またニンフ用6番ロッドにもどった。驚くことに、大型ブラウンに出くわした!またしても、またしても、B.P.C.にね!!
性格・個性にがここにも当てはまる。いったいこいつは何をしていたのか?そこはレインボーの産卵に適した場所ではない=エッグはない。何のためにクリークに溯上してきたの?

じゃあまた週が明けたら、釣りに勤しもう!
長く厳しい冬が終わったら、釣りは出頭から絶好調!!

Tuesday, March 18, 2014

春一番サプライズ!!

一週間に一回、たいてい日曜日に、ポストするのが、ネタも古くならないし、自分にとってちょうどいい間隔だ。しかし、しばしば例外もある・・・・・・・例えば昨日とか・・・・・・

風が無く穏やかでかつ曇り空、春ベイティスとミッジのハッチとトラウトのライズを期待して、デピュー・スプリング・クリーク(www.depuyspringcreek.com)に向った。ハッチとライズは長くは続かなかった。そして気付いたら、小吹雪が辺り一帯を襲った・・・・・。前のポストで「春がやって来た!!」と書いたのは誰だ!?こんな天候なら(吹雪の前と最中)、アトランティック・サーモン・フライがなおさら効果あるんじゃないのか、と試したが、なぜか全然当たらなかった。なので地道にニンフで探った。

この時期クリーク一番好きな場所のひとつで大当たり!
アグレッシヴ!
独特の体型だ!

これだけで満足した。この後、さらなるドラマが待っているとは全然思わなかった。そして全てのドラマには序章・プロローグがある。
まず、レインコートをヴェストの上に着るため、大きいネット(Measure Net、上に見られるよう)から、普通のネットに変えた。大きいネットはヴェストの後ろにぶら下げるが、レインコートを着るので、通常のネットをウェーダーのベルトから下げることにしたのだ。

第二に、その時点でエッグ・フライは使い尽くして持っていなかった。というより、エッグフライを巻いて、貯めて、釣るのにあまり注意を払っていなかった。ストメック・ポンプによると、今の所まだ全然エッグを観察していなかったからだ。つまり、トラウトは活発に動いたり、群れになったりしているが、交尾・産卵は行われていないということ。むしろ、昨年の経験から、自らのあるパターンに信頼を寄せていた。B.P.C.=ビード・フェザント・カパーのサイズ18番。これは同じくこの時期数多く活発になる春ベイティスのニンフを模す。私からフライを買う釣り人から証言をもらえるだろう!!
これらふたつの要素が以下の物語に風味を加えることになる。

クリークのある場所で上流に向けて釣り始めた。何尾かトラウトを見かけたが、脅かしてしまったようだった。これもまた、トラウトはまだ交尾・産卵モードに至ってない印だ。やや離れた場所に、動いている影をみかけた。これもまた何匹かが群れになっているのだろう、と思った。しかし、今思い起こせば、背中が水面を割って波立てていたのだ!!たったのシングル・キャストで・・・・・合わせた・・・・・フィッシュ・オン!!この“物体”は別にあまりファイトしなかった。むしろ水にさらされた木のように、私に向って寄ってきた。手応えだけで、デカイのは分かっていたが、私に近づいてくるほど、そのあまりの大きさに驚愕した!!なんでこんなときに短いハンドルの通常ネットを装備しているんだよ!!しかしこの“物体”は特に暴れなかった。一回目で無事ネットに吸い込んだ。
お・・・・・・・・・・。昨年秋のモンスター・ブラウンのときと同様、両手で買い物籠を抱えるかのようにネットを支えている!!
カメラのレンズに露がついてしまった。いや私の興奮から発された蒸気だったか!?
でっち上げ・小細工無し。
写真は撮れなかったが、私のサイズ18番ニンフは、確実に口で捕らえられていた。もし体の口以外のどこかへの“スレ”だったら、あるいは私が“引っ掛け釣り師”!!??だったなら、3Xでこんな巨体を寄せるのは絶対100%不可能。
実に、全長25インチ(64cm)・最大胴周り15インチ(38cm)!!
レインボーではなく、カットスロートとのカットボー交雑種だと思う。
 魚の体重推定公式=(全長x胴回りx胴回り)÷800=によると、たったの7ポンド(3kgとちょっと)!!??・・・・・・・産卵を終えて、脂肪とホルモンを失ったら、それくらいかもね・・・・・。絶対それ以上あった。
   
ちょうど4ピース・ロッドの1ピースくらいか!?
 最後にもう一回だけ・・・・・
写真の撮影の間ほとんど水に浸していたし、注意深くクリークに潜めてからリリースした。回復を確認したら、私の顔にシッポで水をはねつけて泳ぎ去っていった・・・・・・。
・・・・・・だから、一般の釣り人にとっていわゆる“オフ・シーズン”と呼ばれる季節に、クリークへ熱心に通うわけだ。それでも、この大きさは完全に例外・期待のはるか想定外だ。
思い出のフライはどこかに失くしてしまった。それでも、これらの何枚かは私の壁にかけられるだろう。年の終わりじゃなくて今すぐ!!
御愛読ありがとう!!