Sunday, May 25, 2014

5月の終わり

5月は突然やって来て、過ぎ去って行くような感じだ。いそがしかったのかといえば、確かにそうだった。ひょっとして、日が伸びて、また暖かくなるにつれ、メタボリズムが上昇しているからそう感じるのか?=オマエはトラウトと同じか??
とにもかくにも、月末には何が起こっているのか?ジョニーに私の代わりに説明してもらおう。


そう!!イエローストーン川は雪代の真っ最中!!これで過去2年の乾燥・日照りの夏に出現したノロと泥は流されるであろう!!

今現在おそらく川全長で唯一澄んでいる場所。リヴィングストンに来たことがある釣り人ならわかりますね!!
心配いらない!!まだそこまで到達していないぞ!!

なんとか時間を作って、今年の春デピュー・スプリング・クリーク(www.depuyspringcreek.com)とアームストロング・スプリング・クリーク(www.armstrongspringcreek.com)でのミッジのハッチの最中抜群の効果があったフライのタイイング・インストラクション・ビデオを収録した。これはまさしく、オリジナルのピューパージャー(https://www.youtube.com/watch?v=yeWoKj3OAGg&list=UU4tw3gkahZZ8cx8PUC8vKuQ)の第二段!!改良後即効果抜群だもん!!

こんなほんの小さな変化が、どれほど釣果を上げたか、説明しきれない!!

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次の二週間はマスター・ブリーダーの仕事でモンタナ中を駆け巡っているから、釣りに関するポストはできないだろう。

フィッシング・レポートとガイドの予約に関しては、私が信頼し契約するショップにコンタクトしよう!!
モンタナ・トラウトフィッターズ(https://troutfitters.com
パークス・フライ・ショップ(www.parksflyshop.com

2011年以来の高水位になるんじゃないかと心配しているガイドとショップが多々いるようだ。6月末・7月初めのガイドの予約を逃し、短い夏になるのでは・・・・・という雰囲気があるようだ。しかし私はなぜかしら自信を持って心配していない!!天気とデータを読んでいる限り、2011年ほどにはならないはずだよ!!また、そんな年だって実は最高の釣りを経験したんだから。さらに、それ以来、高水位でも低水位の状況でもガイドできる術を身に着けた。また、雪代の影響を受けない、近辺の池・湖の釣り方・ガイドも発展させたし、何より私はスプリング・クリーク・スペシャリストだ!!

自信を持って言う。今年も良いシーズンになる。むしろ過去数年よりいいんじゃないかとすら思う!!

Saturday, May 17, 2014

5月中旬フィッシング&ガイド・レポート

もう雪代は始まったの?うん。いやまだ・・・・・・。多分ね・・・・・・・。だって本当にそんなカンジだもん!前回のポストからまたしても寒い夜・朝があった。イエローストーン川では実際かなり水が引いてかつ澄んだ。同時に水温もかなり下がったが・・・・・。そして、今これを書いている時点で、暖かい陽気が定着する模様だ・・・・・・。

5月10日土曜日、過去数週間の“釣り無し”・“トラウト無し”を打ち破ることができた。朝ボーズマンのROドリフトボートを訪れボートの調節をしてもらった。郊外のマディソンの最下流区間・通称LOWER(しいてカタカナ発音は、ロウワー)の岸際で昼食にした。午前中はポカポカいい天気の予感だったのに、この頃には曇り空・・・・。とにかく釣り開始。期待していたのは、イエローストーン川で見逃してしまった“母の日”カディスと春ベイティスのハッチ。低水温のせいだろう、ハッチは期待ほど強烈ではなかったが、しっかりしていた。特に大物は釣らなかったが、充分楽しんだ!!

午後3時のころには、もう手袋をしなければ、外にいられないほど冷え込んだ・・・・・。ポカポカ陽気からここまで冷え込むとは・・・・・・撤収。
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この一週間はとっっってもいそがしかった!!
ガイド契約ショップのモンタナ・トラウトフィッターズ(http://troutfitters.com)を通じて、ウォリアーズ・アンド・クワイエット・ウォーターズ(http://www.warriorsandquietwaters.org/)のプログラムにガイドとして参加することを任命された。

ぜひWQWのウェブサイトをクリックしてほしいが、私の言葉で簡素に説明すると、イラクやアフガニスタンに出兵して、心身になんらかのトラウマを受けて戻って来た兵士が、また社会に溶け込めるよう、モンタナでのフライフィッシングがセラピーとなるようなプログラムだ。彼らは国のために、我々一般人が想像し難い場所・状況を経験してきたのだから。

7人のソルジャーにとって、これがモンタナはもちろん、フライフィッシングも初めての機会。“手ほどき・ロッドほどき”は、ボーズマン郊外のリゾート牧場=グレイ・クリフス・ランチ内の2つの池で行われた。
午前中はみんなでレッスン中心ながらも、いくつか当たりがあった。プログラムのサポートしてくださった“ママさん”方が準備した最高のランチの後、3組は小さめの池に移動した。個人的には、この午後のアクションこそ、モンタナの湖沼での最高かつ楽しい釣りだと思う。岸際を回遊するトラウトと、クロノミッドとカリベイティスの豊富なハッチとそれに伴うライズ!!私と過ごしたウィルはいきなりドライフライの魅力に取り付かれたようだ!!

私と過ごす釣り人は、初心者から経験者まで、この水生昆虫学コースを受講することになる!!

ハッチとライズがやや収まった後は、岸際を回遊している、いわゆるクルーザーを狙った。放流魚とはいえ、こいつらレインボーはそんな簡単ではなかった。それにしてもプログラム的にも、私のガイドにとっても、そしてソルジャーにとっても上出来のスタートだった。
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私の御用達デピュー・スプリング・クリーク(www.depuyspringcreek.com)もプログラムに組まれていた。

釣りを楽しんだ後、ウォリアー達が宿泊していたロッジにガイドも運営関係者もみんな夕食会に集まった。メインは・・・・・・見ての通り!!映画・テレビで見たことはたくさんあるけど、実際自分の目でみるのは初めて!!ましてや食べるのも!!おいしーーーーー!!

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三日目・釣り最終日にどこに行くかにはちょっと頭をひねった。まずこの時点でイエローストーン川はついに雪代が本格スタート。マディソンは可能だったが、私的にはやや??気味。それでもせっかくだから西部の大河川でのフロートを経験してもらいたい。もうひとつ考慮していたことは、今回のプログラムで思い出になる大物を狙ってもらいたい。というわけで、ボーズマンからそれほど遠くないスィッツ牧場内の池に挑戦することを提案した。

本当にこのプログラム中、いい天気に恵まれ、池の水はまさしく“クワイエット”だった。しかし、そこに潜むトラウトは静か・おとなしいからかけ離れた暴れん坊ばっかりだった!!
この牧場内には4つも池がある。つまり牧場内にもオプションがあるわけで!!
これが一番小さいのだって・・・・・・
この日の最後、そして最大のレインボー!!
池の底を掻き揚げてしまったのは私で、写真は失敗したかに見えたが、何気に好き!?
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私の湖沼用のフライは大変有効だった。その中で一番効果抜群だったのがこの“ビッグ・レッド”だった。
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これはとても貴重な経験となった。
参加した兵士達は皆素晴らしい若者ばかりで、彼らの釣りの上達の速さは素晴らしかった。これは決してお世辞ではない。例えば私がガイドしたウィルはいくつフライを失くしただろうか?何回リーダーを絡めて解いただろうか?ほんの数個・数回だ。

フライフィッシングは、特にモンタナでは、とても貴重な経験だと思う。ここに住む者にとっても。私は、一介のガイドとして、その一部に過ぎない。私のガイド・フライフィッシングが世のため・人のために役に立つなら、いつだってここにいる。

Thursday, May 8, 2014

5月が過ぎ行く

ニュース:フライの販売サイトにアトランティック・サーモン・フライに関するページを書き上げた。確かに販売促進が目的だろうが、この筋は情熱第一、儲けは二の次。今の所こちらでのオーダーを賜り、日本語サイトは立ち上げていないけれど、写真は楽しんでもらえると思う。ぜひクリックしてね!!
http://leftytyer.blogspot.com/p/atlantic-salmon-flies-gallery-sales-info.html
http://leftytyer.blogspot.com/p/atlantic-salmon-fly-gallery.html
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イエローストーン川は未だに本格的な雪代には至っていない。寒い夜が続いていて、透明度が戻って釣りになると言う人々もいる・・・・・ボクにはちょっと・・・・・。“母の日カディス”に関しては先週金曜日2日が唯一の機会だったと言っていいだろう。川沿いにたくさんのカディスをみた。残念ながら私は以下の理由で釣りに出かけられなかった。峠を越えたマディソン川が好調だそうだ。私も出かけたいところ。来週土曜日17日には、冬の間禁漁だった区間も解禁になる。こりゃウェーディングでもフロートでもマディソンは交通渋滞になりますね!!
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というわけで、月の変わり目前後、最後のサーモン・フライのプロジェクトに取り組んでいたのだ。向こう何週間か、ガイドが本格的に始める前、自分のため、あるいは注文次第で、いくつか巻くこともあろうが、まとまったプロジェクトはこれが最大最後。3つも仕上げた!!これは価値・努力の両方に関してトラウト用フライ○○○○個分に相当する!!

ダーハム・レインジャー
ジョック・スコット
 そして自らデザインした「パラダイス谷のPMD」
これは、題名の通り、リヴィングストンのスプリング・クリークでのPMDのハッチを想像しながら創造した。
これら3つは私のベストだ。もちろん上記のギャラリーに含まれている。
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これも何気にサーモン・フライ関係。狩りをする友達が春の七面鳥を見事仕留めて、皮・羽根全体を譲り受けた。テイルとウイングはサーモン・フライに使える。そしてマラブーも収獲した!!これは市販では滅多に見られないであろう最高級!!
狩りをしない私にとって、実際生の皮膚と羽根を相手にするのは初めて。羽根を収獲するのは簡単だ。でも今回は、その収獲した羽根をキレイにし、施して、保存するのを習う絶好の機会となった。
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そしてもうひとつニュース。先月半ばにレポートした、札付きのカットスロートを覚えている読者もいるのではないか?




州の管轄部から手紙を受け取った。

  • この魚1534は2009年5月14日に捕獲され、札を埋め込まれた。その時点で体長30cm・体重290グラム。
  • 私が釣り上げた2014年4月16日、(私による推定)38cm・340グラム
  • 札を付けられた場所も、私が釣り上げた場所も同じ区間に属する。

どう思いますか?
魚の成長について勉強したことはないので、これが速いのか・遅いのか・普通なのか、専門的なことはわからない。ただ釣り人・ガイドとして言えることは、この区間はリヴィングストンのスプリング・クリークのはるか上流。つまりスプリング・クリークから流れ出る栄養豊富かつ暖かい水の恩恵を受けていないのだ。それでいて、その区間に5年間も生き延びているということ!!これは注目すべきかつ尊敬に値する事実ではないだろうか!!??
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トラウト用フライのほとんどは巻き上げた。これからも必要に応じて・あるは思いつくたび巻くが、何より釣りに行きたい!次にはフィッシング・レポートをできますよう!!