Saturday, May 17, 2014

5月中旬フィッシング&ガイド・レポート

もう雪代は始まったの?うん。いやまだ・・・・・・。多分ね・・・・・・・。だって本当にそんなカンジだもん!前回のポストからまたしても寒い夜・朝があった。イエローストーン川では実際かなり水が引いてかつ澄んだ。同時に水温もかなり下がったが・・・・・。そして、今これを書いている時点で、暖かい陽気が定着する模様だ・・・・・・。

5月10日土曜日、過去数週間の“釣り無し”・“トラウト無し”を打ち破ることができた。朝ボーズマンのROドリフトボートを訪れボートの調節をしてもらった。郊外のマディソンの最下流区間・通称LOWER(しいてカタカナ発音は、ロウワー)の岸際で昼食にした。午前中はポカポカいい天気の予感だったのに、この頃には曇り空・・・・。とにかく釣り開始。期待していたのは、イエローストーン川で見逃してしまった“母の日”カディスと春ベイティスのハッチ。低水温のせいだろう、ハッチは期待ほど強烈ではなかったが、しっかりしていた。特に大物は釣らなかったが、充分楽しんだ!!

午後3時のころには、もう手袋をしなければ、外にいられないほど冷え込んだ・・・・・。ポカポカ陽気からここまで冷え込むとは・・・・・・撤収。
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この一週間はとっっってもいそがしかった!!
ガイド契約ショップのモンタナ・トラウトフィッターズ(http://troutfitters.com)を通じて、ウォリアーズ・アンド・クワイエット・ウォーターズ(http://www.warriorsandquietwaters.org/)のプログラムにガイドとして参加することを任命された。

ぜひWQWのウェブサイトをクリックしてほしいが、私の言葉で簡素に説明すると、イラクやアフガニスタンに出兵して、心身になんらかのトラウマを受けて戻って来た兵士が、また社会に溶け込めるよう、モンタナでのフライフィッシングがセラピーとなるようなプログラムだ。彼らは国のために、我々一般人が想像し難い場所・状況を経験してきたのだから。

7人のソルジャーにとって、これがモンタナはもちろん、フライフィッシングも初めての機会。“手ほどき・ロッドほどき”は、ボーズマン郊外のリゾート牧場=グレイ・クリフス・ランチ内の2つの池で行われた。
午前中はみんなでレッスン中心ながらも、いくつか当たりがあった。プログラムのサポートしてくださった“ママさん”方が準備した最高のランチの後、3組は小さめの池に移動した。個人的には、この午後のアクションこそ、モンタナの湖沼での最高かつ楽しい釣りだと思う。岸際を回遊するトラウトと、クロノミッドとカリベイティスの豊富なハッチとそれに伴うライズ!!私と過ごしたウィルはいきなりドライフライの魅力に取り付かれたようだ!!

私と過ごす釣り人は、初心者から経験者まで、この水生昆虫学コースを受講することになる!!

ハッチとライズがやや収まった後は、岸際を回遊している、いわゆるクルーザーを狙った。放流魚とはいえ、こいつらレインボーはそんな簡単ではなかった。それにしてもプログラム的にも、私のガイドにとっても、そしてソルジャーにとっても上出来のスタートだった。
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私の御用達デピュー・スプリング・クリーク(www.depuyspringcreek.com)もプログラムに組まれていた。

釣りを楽しんだ後、ウォリアー達が宿泊していたロッジにガイドも運営関係者もみんな夕食会に集まった。メインは・・・・・・見ての通り!!映画・テレビで見たことはたくさんあるけど、実際自分の目でみるのは初めて!!ましてや食べるのも!!おいしーーーーー!!

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三日目・釣り最終日にどこに行くかにはちょっと頭をひねった。まずこの時点でイエローストーン川はついに雪代が本格スタート。マディソンは可能だったが、私的にはやや??気味。それでもせっかくだから西部の大河川でのフロートを経験してもらいたい。もうひとつ考慮していたことは、今回のプログラムで思い出になる大物を狙ってもらいたい。というわけで、ボーズマンからそれほど遠くないスィッツ牧場内の池に挑戦することを提案した。

本当にこのプログラム中、いい天気に恵まれ、池の水はまさしく“クワイエット”だった。しかし、そこに潜むトラウトは静か・おとなしいからかけ離れた暴れん坊ばっかりだった!!
この牧場内には4つも池がある。つまり牧場内にもオプションがあるわけで!!
これが一番小さいのだって・・・・・・
この日の最後、そして最大のレインボー!!
池の底を掻き揚げてしまったのは私で、写真は失敗したかに見えたが、何気に好き!?
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私の湖沼用のフライは大変有効だった。その中で一番効果抜群だったのがこの“ビッグ・レッド”だった。
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これはとても貴重な経験となった。
参加した兵士達は皆素晴らしい若者ばかりで、彼らの釣りの上達の速さは素晴らしかった。これは決してお世辞ではない。例えば私がガイドしたウィルはいくつフライを失くしただろうか?何回リーダーを絡めて解いただろうか?ほんの数個・数回だ。

フライフィッシングは、特にモンタナでは、とても貴重な経験だと思う。ここに住む者にとっても。私は、一介のガイドとして、その一部に過ぎない。私のガイド・フライフィッシングが世のため・人のために役に立つなら、いつだってここにいる。

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