Sunday, September 21, 2014

習うこととガイドすること

先週いろいろためになるガイド・トリップを経験した。クライアントがいろいろ習いたいとがんばり、私はガイドとして、そんな一生懸命の釣り人をアシストできることができた。絶好ポイント(もしくは区間)、駐車場所、ハイキング道、などの知識だけでなく、ガイド・トリップには「クライアントに教える、コーチする」要素が含まれている。クライアントがその日の目的・目標を達成するため、私と共に一生懸命努力していただけると本当にありがたい。その日の終わりに、クライアントが目的を達成できてうれしいなら、私も同じくらいうれしい。“ティーチング・ガイド”として、この責任を真剣に受け止めている。同時に、私自身もクライアントや様々な状況からいろいろなことを学んでいるのだ。例えば、クライアントの技量。何が得意か、何を改良すべき等。あるいは、あるポイントでは、普段とは異なる流れの読み方とフライの見せ方を必要となる、など。このようなひとつひとつの積み重ねが、知識となり、“方法の引き出し”となり、未来のトリップ・異なるクライアントをガイドするのに役立つのだ。ってゆうか、ほとんどのクライアントは右利き!!!これまでもうたくさん右手でキャストして、左手でラインを操る見本を示してきた。今ではもう立派な両利きになってしまった!!

というわけで、このクライアントは、イエローストーン・カットスロートを釣りたいとのこと。彼は全くの新人ではなかった。仮に、それなりのフライを持って、この区間に自ら赴いたとしても、そこそこ釣果をあげていたのではないか。私は、いかに大きな川を小さく区切るのか、どのような角度・距離でフライを見せるのか、等々、紹介することができた。結果としては、午後中休み無く当たりがあった。しかもその間たったの50メートルくらいしか動いていなかった。この大きなカットスロートは、彼にとっても、私にとっても、ボーナスのような経験だった。まず私が、岸際の浅い場所を旋回しつつライズしている個体を発見した。クライアントがしっかりキャストし、完璧に合わせた!!まるで自ら釣りをしているかのよう、感覚がバシバシ伝わってきた。

もひとつ!!

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そして、日本からの釣り人をガイドした。どこに出かけるか、いくつかオプションを話し合っていたが、最終的にはここリヴィングストンの三大スプリング・クリークのひとつ、ネルソンズ・スプリング・クリーク(www.nelsonsspringcreek.com)に向った。
ミッジがこの日のメイン・ディッシュだった!!!

この環境(景色、クリーク、トラウト、ハッチ等)は、ほとんどの日本人アングラーにとって初体験だろう。キャスティングやフライの見せ方(メンディングも含んで)などをアドバイスしつつ、クライアントが慣れてかつ、吸収していくにつれ、当たりがきた!!
初めまして!!
トラウトを的確に扱い・持ち上げることを伝えるのもガイドの役目。特にこういう大物ならなおさら。もちろん写真映えするように・・・・・・それにしても北川さん、素晴らしい写真をありがとう!!
おめでとうございます!!

午後・夕方と、やはりミッジが活発だった。それまでもうたくさん躍動感抜群のレインボーを感じてもらったが、やはり重く力強いブラウンを体験してもらいたかった。ちなみにどちらも典型的なネルソンのトラウトの特徴だ!!
最後の光の下、もう一回最後の努力!!
やった!!
50cm級・推定2.5kgを6Xに結んだサイズ20番ミッジにて・・・・・・・
北川さん、おつかれさまでした。またのお越しを楽しみに待っております。
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それでは、フライ。ほとんどのパターンで効果があった(一般的なもの、オリジナル作)。ここで、トラウトの厳しい試験・検査を潜り抜けて、無事“レギュラー=フライ・ボックスの一角を占める”となった、真新しい2パターンの紹介だ。
ピューパージャー3(ソフト・ハックル・エクステンデッド・ピューパージャー)
ピューパージャー4(アンブレラ・ピューパージャー)

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秋はまだ始まったばかりだ!!

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