Saturday, April 25, 2015

母の日カディスのハッチ・恒例イエローストーン川清掃・スペシャルプレゼント

イースト・アイダホ・エクスポから帰ってきて、いつもの生活に戻った=釣りとフライ・タイイングの毎日!
この時期、期待するのは・・・・・・・母の日カディスのハッチだ!!
イエローストーン川で?・・・・・・・・今年は見ないかもしれない・・・・・・今現在の川の様相と週間天気予報を考慮した上での、地元での予見だが・・・・・・
その代わり、マディソン川でのハッチはすごい!!!実際、例年より2,3週間早く始まっている。つまり、「母の日」当日より2,3週間早いということ。
地元の釣り人にとっては、例年通りであれ、数週間早くても大歓迎!!

カディスのドライフライで仕留めたが胃のサンプルは様々な水生昆虫が活発であることを示していた。

こんなのまでハッチしていた・・・・・

そして夕刻がせまるにつれ、カディスの飛来が最高潮に達した!!!これがいわゆる“母の日カディス”(学名Brachycentrus)
どれほどすごかったか・・・・・・・写真を撮ろうと試したが、うまくいかなかった。頃合いを見計らってビデオ撮影を試みた。百聞は一見に如かず!!

しかし実際のところ、このハッチと飛来の間、トラウトのライズは皆無で、また私のドライフライへの反応もなかった。これが静まってから、カディスが個々水面に休息のためなのか、または産卵のためなのか、静かに降り立つようになってから、トラウトのライズが急に始まり夕暮れまで耐えなかった。
繰り返し起こるライズにキャストし続け、合わせたりバラシたりを繰り返した。カディスを積極的に捕食するトラウトは、大きさに関わらず、乱暴にファイトする!!

次の日、「二匹目のドジョウ」を狙って(?)また出かけた。天候はうってかわって雨模様・風模様。それでもカディスはハッチしていて、ライズを見極めて、ドライフライでトラウトを仕留めることができた。
右にあるのは・・・・・・?


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25日土曜日は、恒例のイエローストーン川清掃企画。今年はイースト・アイダホ・エクスポと日程が重なってしまうかも、と危惧していたが、そうならなかったので、いつも通り、ボートを出し、川沿いのゴミを拾った。日本人の性かもしれない、とも思うが、「川を祀る・讃える」という気持ちは文化・地域に関わらず共通なのでは、と思わせる今日この頃である。
清掃終了後、集合場所の会場で、親交を深めるためまたエンターテイメントとしての、くじ引きが行われた。なんとまたしても!?(そう、この春なんと3回目!!)引き当ててしまった!!テーブルの上の景品の中からひとつ選ぶよう言われたので見てみると・・・・・・
こ、こ、こ、これはスゴイ!!!私が尊敬してやまないジャック・ガートサイド氏(故人)にまつわる貴重な景品を所有することになった!!!
ジャック本人による往年の製品フライ。
そして自ら出版・発売していた読本。
スパロー!!!!!

来週も今週と同じような“仕事”の予定か・・・・・・・
そろそろゴールデン・ウイークじゃないですか?モンタナへ春先釣行に訪れるなら御連絡ください!
ただ今、私有地内のスプリング・クリークと湖でのガイド料金の割引期間です!(通常一日450ドルのところが、一日400ドル)。

Monday, April 20, 2015

2015年イースト・アイダホ・フライ・タイイング・エクスポ

アイダホ州アイダホ・ファールズにて催されたイースト・アイダホ・フライ・タイイング・エクスポから戻ってきた。
すばらしいエクスポだった・・・・・・・・貴重な経験となった・・・・・・・・・・・・
本当にフライ・タイイングにのみ集中した中身の濃い二日間となった。同じく参加したフライ・タイヤーと出会えたし、たくさんの人々が私のテーブルに訪れてくれた。

自分の名前入りのシャツなんて、またそれを着るのも初めて。
ホテル内の会場は二日間タイヤーと聴衆・訪問者でいっぱいだった。
私はテーブルにて3部・3回デモした。引っ切り無しに人々が訪れて、本当に楽しくかついそがしかった!
これは私の“コヨーテ”の雑誌からの小さい切り抜き記事を紹介している様子か・・・・・・
そしてこの冬仕上げたアトランティック・サーモン・フライのフレーム(額)がかなりの注目を集めた!!

二日目、タイイング・シアターで私の順番が回ろうしていた!
マイクとカメラの調整中。
 こんな感じで会場を訪れた人々に放送された!



指をほぐすため、まず一番目はスパークル・クレーン・ラーヴァをデモした。
 左腕がスピンしている!
 


自らのユーチューブ・チャンネルでの自主トレが効果を発揮したようだ。また第一日目にテーブルにて、すでにこれらのパターンをたくさん巻いていたのだ。


 無事終了。これまたたくさんの人々が訪れてくれて、本当に貴重な経験となった。

(また同じ写真だけど)そしてテーブルにもどって最後のデモ・セッション!!

私を招待してくださった企画・運営側の人々に本当に感謝したい。インターネット以外で初めて私のフライとフレーム(そしてテクニックと知識)が公共の基に展示することができたのだから。

そして、テーブルとシアターを訪れてくれたみなさん、本当にありがとう!ガイドとしては、巻き方以外に、これらのフライをどのようにして使うかを伝えたつもりだ。

もちろん来年も訪れたい!

Sunday, April 12, 2015

華麗なる終焉-最高の春のハッチ

またこの時期がやってきた。デピュー・スプリング・クリークでのウインター・パス(10月15日から4月14日)が終わろうとしている。これを書いている時点で後2日残っているが、私は自分自身の予定を満足感と共に終えた。成功、楽しかったこと、そして何より新しく習ったこと・観察したこと。先週(今日日曜も入れて)、6日も(11日土曜日をのぞいて)クリークを訪れた。今回のウインター・パスは過去幾年かにおいて最高の4月の釣りとなった。ミッジと春ベイティスのハッチが最高級で、もちろんそれに伴うたくさんのトラウトのたくさんのライズに満たされていた。その中でも最大級のトラウトをマッチ・ザ・ハッチの小さいフライを通して出会えた。
これからも記憶にも記録にも残る春となるであろう。というわけで、今回もコメントは少なめに写真展風ポストとなる。

4月6日、復活祭に降った雪のおかげで寒かったが、友人宅でおいしいディナーをいただいたので、寒さにも関わらず、クリークに出かけることができた。カタログでも紹介している、ラ・ピューパが威力を発揮!

 この後北風が強く・寒く吹きつけ、さすがに切り上げ。
4月7日、クリークの常連の一人かつ、いろいろ釣りについて情報交換するレスター(http://www.theignorantangler.com)が私の写真を撮ってくれた。


当たり前だが、自らのセルフ・タイマーよりずっといい!!ありがとうレスター!!
午後、北風から逃れようと場所を変えた・・・・・・・・・あまり効果が無かった。しかしその場所ではミッジとベイティスが吹き落とされてたまっていたようで、水面の激しい波にも関わらず、トラウトはライズを繰り返していた!!さらに、私の最新ドライ・フライが効果抜群!!
この立派なブラウンには驚かされた!!新しいミッジのドライ・フライにて。

新しいベイティス・パターンも効果アリ!

またミッジにもどって。
どんな魚種にだって効果アリ・・・・・・

これが、今シーズン常連の間で討論されているミッジだ。
4月8日、朝日が降り注ぐ中、絶好調で開幕!
とある場所で、サイト・フィッシングがものすごい釣果となった!!全てが見える!そして大きいトラウトが群れになっていた!!(決して産卵群ではない。ブラウンが秋に産卵ことは知られているだろうし。)ミッジのラーヴァとピューパ・パターンで大成功!

次のはさらに大きかったが、フライは逆に小さかった。サイズ24番のミッジ・ラーヴァだ!!!
これはマッチ・ザ・ハッチの釣りでの最高・最大級のトラウトだ!!(この後すぐに2番目になるとは・・・・・・下に続く。)
ハッピー!
  
またしてもデピュー独特のブラウン!!

4月9日、前日のような期待は一切してなかった、同じ場所に戻った。しかし、かなり大きめのトラウトをサイトした。何回かの試行錯誤の後、サイズ22(実質24番)のミッジ・ドライにゆらゆらとライズしてきた!!
これこそ、ハッチ・フィッシングでの、さらに最小フライでの最大級記録となった!!!
  
4月10日、やはりミッジの朝。これまた別の新しいミッジ・ドライが効果アリ!!

午後クリークの別の区間に移動し、岸際を歩いていると、突然そこには期待・予測していなかっライズの群れに出くわした!!トラウトはミッジを追いかけていた!!これらトラウトと私自身、両者とも驚きの出会いとなった。

ふと周りを見渡すとライズに囲まれていた!!!そう、すぐに訪れるであろうPMD(ペイル・モーニング・ダン)の季節を連想させられた。これは信じがたく、かつ現実離れしたような経験となった。
これまたまた別の新しいミッジ・ドライが効果アリ!そう、ここ最近いくつか同時に試験中!!

ハンサムなカット・ボー交雑種だ!
胃のサンプルはベイティス中心だった。
イエローストーン・カットスロートがベイティス・フライに来た!
自らのFAニンフがズタボロにされつつある・・・・・・・
4月12日、空模様と気温はほどほどだったが、風は様々方向から吹いていた。時折冷たくキャスティングを妨害した。しかし全体的には釣りをメチャメチャにするほどではなかった。実際トラウトは風が治まる合間に積極的にライズしていた。

午前中、たくさんの我慢と忍耐を強いられた。風が治まる、あるいは緩やかな少しの間にライズするトラウトを合わせてはバラシの繰り返し。ウインター・パスが終わる前に、もう一尾アニーズ・ランでトラウトを釣りたい。クリークの水面を注意深く観察した。大き目のピューパの抜け殻がたくさん浮遊していた。だから大き目のピューパージャーを結んだ。今度こそしっかりフライが食い込んだ!!
お見事!!
私の観察は正しかった。
午後は別の区間に移動した。やはりミッジ健在。なかなかのブラウンが小さいミッジのドライフライにライズしてきた!
短くかつ散発気味だったが春ベイティスがハッチしたのを見逃さず、何尾か仕留めた!
春ベイティスが終焉したら、トラウトはやはりまたミッジに集中していた。

このブラウンは運良くネットできたが、実際のところ、トラウトがなぜ私のミッジ・パターンに興味を示していないのか解明できていなかった。別の場所に移動しようか、と思い、クリークを横切りつつ、ふと水面を観察すると、同じミッジでも灰色=グレイの個体をたくさん確認した。 なので、グレイもしくは軽めの色のパターンを結ぶと、トラウトは即答した!!!

そして今日とウインター・パスを締める最後のトラウト(これはやめたからであって、もし釣り続けていれば、もう数尾のチャンスがあったであろう)。自らの最新ミッジ・ドライフライ=サイズ22番でもちろんグレイ=にライズしてきた!!なんてドラマティックだったことか!!
上のより大きかった。これは、私がしっかりリリースしている瞬間!?

今満足・充足感に満ちている。またしても、たくさんのトラウト、たくさんの水生昆虫、たくさんの思い出、そしてたくさんの新しく観察したこと・習ったことに満ちたウインター・パスのシーズンとなった。クリークを所有・運営するスミス家の方々に本当に感謝したい。

パスの終わりは自らの釣りの単なる“停車”に過ぎない。これからも、おそらくクラインアントと共に、クリークをたくさん訪れるだろう。さらにたくさんのトラウトと水生昆虫との出会いを期待して・・・・・・