Tuesday, May 26, 2015

複数日・異なる場所へのガイド・トリップ

三週間に渡った“フライ・タイイング・キャンプ”で81ダース(972個)のフライを巻き上げた。そして、メモリアル・デイの週末にかけてガイド・トリップが予定されていた。三日もトリップを予約していただいたので、それぞれ異なる場所を釣ったらどうか、という私の提案にのっていただいた父と息子だった。

第1日、彼らの初めてのモンタナ釣行に、デピュー・スプリング・クリーク(www.depuyspringcreek.com)にてガイドすることを選択した。朝一番でミッジがハッチしていて、マッチ・ザ・ハッチでがんばった。

 そして、この季節、ニンフ釣りは効果的だった。
ランチはハンバーガーとズッキーニのグリル!!
これが私のガイド・サービスの標準ランチである!!

 午後も場所を変えつつ、トラウトを探した。
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 第2日、私有地の牧場内の溜め池、地元のガイドに人気のあるバーンズ・レイク(http://www.burnslakefishing.com)をガイドした。一日中曇り空で雨模様(サラサラからドシャブリまで)。モンタナでのこの季節、こんな天気はアウトドアで過ごすにはやや不快だったが、釣りにはもってこいだとがんばって釣り続けた。私のスティルウォーター(湖沼)用のフライとテクニックがとても効果的だった!
まずは父が大型ブルック!!
 なんてハンサムなんだ!!

息子も追いつきつつ。


 こんな天気だからこそ、こんなガイド・ランチが最高だ!!ブルック同様、大型ホットドッグ!!
 雨はシトシト振り続けたが、私達も当たり続けた!!
時折トラウトのランチをチェック!?

この日は本当に大型イケメン・ブルックが 活発だった!!
 そして・・・・・・・・・
 バーンズ・レイクでの見たことも経験したこともあるロッドへの衝撃とファイトだ!!自らロッドを手にしていなくても、何がフライに噛り付いているかわかった!!
 大型かつ強靭なカムループ・レインボーだ!!
 さらにブルック!

 締めはまたしてもカムループ!!
とても楽しい一日だった。私自身は直接これらのトラウトを感じたわけではないが、クライアントを通して感触がビリビリ伝わり、特に大型ブルックには(もちろんカムループにも!)興奮させられた!!
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第3日、ボーズマン郊外のロウアー・マディソンでのフロート・トリップとなった。事前に自らのスカウトも含め、情報を得ていた。ロウアーは過去数週間の状態からの移行期あることを知っていた。正直言って、ロウアーが我々を混乱させるそんな一日だった・・・・・・

 天気も一日中変わり続けた。ふと気付くとPMDがハッチしていた!?

クライアントと楽しく過ごせて、可能な限り最高のガイド・トリップを提供できたと思うが、彼らが、私の提案を受け入れ、異なる場所・釣り方に挑戦してくれたことが本当にうれしかった。日本からもこんなクライアントをたくさん受け入れたい。

6月がやってくる・・・・・・

Sunday, May 17, 2015

フライ・タイイング・キャンプの終焉と“とあるブラウン”

自らに課したフライ・タイイング・キャンプは終焉を迎えつつある。予定通り・希望通りのほとんどを無事こなした。もちろんこれからも、必要に応じて巻いていくが。
先日このユーモアかつ知識に満ち溢れている本を手にしたので、私が尊敬してやまないヒーローの一人、ジャック・ガートサイド氏のパターンに没頭した。
なぜか、最近温故知新・原点回帰の気運が自分の中で高まっている。今年はこれらクラシックで釣ることになるだろう!!
先ず始めに、ディア・ヘアーの扱い方とヘッドにはまだまだ改善点があることを自覚している。その上でまずはジャック氏の一番有名なパターンであるガートサイド・フェザント・ホッパー。
 指示通りに、キジの羽をしっかりセメントで仕上げた。その見栄えと結果に満足!!
応用のガートサイド・フェザント・サーモンフライ!
 これらをマディソンやイエローストーン川等にて、サーモンフライのハッチに向ってキャストすることを思うと興奮してしまう!!

 エルク・ヘアー・アント。アリのパターンはいくつあってもうれしい。
 シナモン
 ジャック氏の秘密の色!?
 エルク・ヘアー・ターマイトとそれにまつわる話を読んで、自らのS.C.Ant (スルー・クリーク・アント)を改良・応用するアイデアが浮かんだ!!これは絶対に効く!!あとは“飛来”を待つのみ!!
 様々な色・大きさのキジの羽にセメントを施した。これはガートサイド・フェザント・カディス。
 母の日カディス!!

母の日カディスと言えば、4日前マディソン川沿いをスカウトしてから、夕方ボーズマン郊外のLowerを夕方に立ち寄った。暖かい午後で、ひょっとしたら、最後のカディスのハッチに遭遇するかもと期待した。私は、とある何とも形容し難い、逆に言えば特に特徴も構造も無いような場所を釣っていた(Lowerのほとんどがそんな感じだ!という釣り人・ガイドもたくさんいるかもしれないが・・・・・)。膝くらい深いかどうかの場所であったとは説明できるが。予想通り、カディスがちらほらながらもハッチしては舞っていた。それまで小さいトラウトが2.3回私のフライにライズしてきたが。すると突然、大きな頭がライズし、私のフライをゆっくりかつしっかりくわえた!!“タイイング・キャンプ”に突入する前、この場所で立て続けに3匹大物をライズで合わせてはバレテを繰り返した。なので、このときはさすがにあらかじめ注意・集中を高めていた。そして、今度のは、それらバラシタヤツラよりも大きいと瞬時に感じた!追いかけては走られたを繰り返した!!


これはすぐにも壁に掛けられる!!

そのフライはアンネイムド(名も無き)・カディス。ちょうど、まさしく“名も無き”場所で釣っていたのは偶然の一致か・・・・・・・

今現在、涼しく雨が続きの天気。こんな天気が各河川での雪代の状況と夏の流れの予測に影響を与えている。こう御期待。

Sunday, May 10, 2015

フライ・タイイング・キャンプのひとこま

私の生活は、前回のポストからそれほど変わっていない・・・・・・・・フライ・タイイングのキャンプの真っ只中。中には、コーヒーを沸かして鍋の残渣を捨てるために1.5秒のみ外出しただけの日々も何日かあった・・・・・・

そんな中、特殊かつ専門的なオーダーを受けた。ジグヘッドかつタングステンのビードのニンフだ。結果にとても満足している。これからは、このスタイルが主流になるのではないか・・・・・・そう感じつつ、これまでのビードヘッド・パターンを代えていくと思う。

20‐インチャー・ストーン・ニンフ
タングステンのおかげで、水中深く潜り、この体勢で川底を転がること間違い無し!
プリンス・ニンフも
マテリアルと仕上げの視覚こそ違えど、ビードの後ろ側に完璧に仕上げた。スレッドを見せずに。

どうやったのか?このテクニックは、すでにアトランティック・サーモン・フライの仕上げ方でビデオを発表していたが、この度の注文にも応用できるのではないかと感じたので、実践したら、物の見事にあてはまった!!

日程表によると、向こう一週間このキャンプが続くらしい・・・・・・ということは、さらに40~50ダース(かける12個してください)?

Saturday, May 2, 2015

春のフライ・タイイング!!

私の今現在における最大級のフライとフレーム=19世紀の名も無きフライ=がボーズマンのフライショップ、モンタナ・トラウトフィッターズで委託販売として店頭にならんでいる。同時に私自身のカタログも更新した(http://leftytyer.blogspot.com)。
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ボーズマン郊外のマディソン川でのマザーズ・デイ・カディス(母の日カディス)を狙っての最後の釣り(以下の理由で)は、大きな収獲・経験となった!!
この日、いつもの岸際の場所を離れて、主流を見つめた。浅い早瀬で、ほぼなんとも形容しがたい流れ。それがマディソンのこの区間。それらを理解した上で観察眼を光らせていた。大きなトラウトの背ビレから尾ビレを見せるライズを目撃した。特定の場所に完全に固定していた。ポジションに入りつつ、何回かキャストを繰り返した。そして次のキャストで絶対来ると予測・予知していたので、1.5秒ほど早くロッドを合わせてしまった!!
マディソンの神はもう一度同じ状況を与えてくれた。今度もデカイ・・・・・・!!今度はしっかり合わせた!!・・・・・・・・・・それでもバレテしまった・・・・・・・
神はもう一度チャンスを与えてくれた・・・・・・・・・また同じ結果・・・・・・
これら三尾はドライフライで捕らえられうる大型トラウトだった・・・・・・・次回・・・・来年・・・・・
総括的に、今年の母の日カディスのハッチはすごかった。トラウトは、大きさに関わらず、とっても積極的かつ強かった。これぐらいの大きさでもジャンプを繰り返し、グイグイ引っ張った。家路、とってもうれしかった。
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前年の冬(2013年から2014年)から、冬にはアトランティック・サーモン・フライに多大なる時間・日々を費やすようになった。そして春に、いざトラウト用のフライを巻くようになった(売り上げオーダーと自らのボックスを満たすため)。このサイクルは実用的になってきた。

リーガル・バイスのトラディショナル・ジョー(左側の広告をクリック!!)を取得・使うようになってから丸5年になる。これまで本当にたくさんの仕事をこなしてきた。また、私自身も成長した。偶然の一致かどうか、イースト・アイダホ・エクスポから帰ってきた直後、疲れを見せた。こうなることをある程度感じていた。5年間休み無く働いてきたのと同時に、これまで様々なフックのサイズを扱ってきたからだ。なので、このたび、ビッグ・ゲーム・ジョーとミッジ・ジョーも取得することにした。
これはコレクションではない!!道具一式だ!!
トラディショナル・ジョーはこれまでと同じ仕事をする。その内、小さ目の特にスプリング・クリーク用のフライはミッジ・ジョーが取り扱うことになる。そしてビッグ・ゲーム・ジョーはアトランティック・サーモン・フライを専門的に扱う!!

ちょうどこのパータンをたくさん巻き上げ、売り上げオーダーと自らのボックスを満たしたので、ヴィデオ更新!!VS=Very Surface=ほっっっっんとうに水面上!・・・・・ってカンジ。

バイスが到着してからの、過去3日半で、20ダース(こちらではフライの数えるにあたり、ダース=12個を使う)、つまる240フライを巻き上げた!!おそらく来週60ダース(720フライ)巻くことになるなるか!?
今夏の釣行の前に買い付けておきたい場合は、今月中に注文してください!!