Friday, July 31, 2015

7月後半フィッシング・レポート

文句を言ったり、悲観的になっているわけではないのだが、とにかく奇妙な夏だ。各河川の水位は低く、それでいて涼しい夏。そういえば、数日前、低体温症の恐怖を感じさせられた嵐に打たれた!!・・・・・・・・・とすると、向こう数日は30℃以上の真夏日が来るようだ・・・・・・

確実にできることと言えば・・・・・・・・釣りにいくことだ!!この辺の全てのトラウトが、冷たい水・流れを求めて、北極海に泳いで行ってしまったとは思わない!釣り人として、ガイドとして、どうすればトラウトへ近づけるのかを考えねばならない。まだ完全な答えを見つけていないが、常に試行錯誤・観察・実験を繰り返している毎日。それでは7月後半を振り返ってみよう。

日本人夫婦クライアントをイエローストーン国立公園の北東部でガイドした。午前中忍耐を強いられたが、午後はけっこういそがしかった!!
今年のカットスロートは本当に強い!初夏の産卵時期から完全に回復したようだ。水中写真を撮るのにもこれがベスト。
次の日、ここに雪が降ることなど、全く思いもしなかった・・・・・・・・

イエローストーン川でのフロート・トリップ、朝一番船出直後の光景!!

がんばって釣り続けるといいことがある!!

そうそう、新しいグリーン・ドレイク・メイフライのパターンのアイデアが出来上がりつつある。この夏飛来し続けるであろう!!

8月がやってくる!!とにもかくにも夏は続く。釣りに出かけるのはとにかくいい!

Tuesday, July 21, 2015

イエローストーン公園開幕&旅人

今年もこんな時期だ。過去三週間以上、リビングストンのスプリング・クリークでいそがしく、ハッチとライズを追いかける日々だった。そしてついに、川にボートを出したり、イエローストーン国立公園へ出かけるようになった。

たいてい自らの公園開幕は6月中に起こるものなのだが、今年は諸々の事情が重なって7月15日となった。

覚えている方もいるかもしれないが、昨年一連の“夜明け前の旅人”を敢行した。今年は時間が限られている。スカウト・下見が目的だ。それでもかなり朝早く出かけているし、公園の一端から反対側へも向っている。なので“旅人”は健在。

ひとつ、自分らしいのは、自らの開幕には、秘密とは言わないけれど、ひっそり・ややマイナーな川・区間を選ぶ。今年もイイカンジでスタート!
カットスロートとチャビー!!
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そしてギャラティン川(モンタナ区間ではなく、イエローストーン国立公園内)に向った。信じられるかどうか、寒かった!!!-下の私の服装をみてほしい。

彼らの朝食をチェック

新しいカディス・ピューパ・パターンが効くぅ!!
そして驚きかつ珍しい出会い!!
この写真はいつぞやの春・秋からではない!ウェーダーは一日中、お気に入りのパタゴニア・スナップTは午後2時まで着用!!天候に合わせて衣服を選択・着用しよう!!
このホワイトフィッシュは全長38cmと驚くべきほどでもなかったが、最大胴回りが25cmもあった!!間違いなく、毎年恒例・自ら主催の“ホワイトフィッシュ・コンテスト”の一番候補だろう!!
ハッチを釣る・・・・・
 

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そして次の日、公園の反対側に向った。朝の目的地はスルー・クリークのキャンプ場以下の区間だ。この区間は、ほとんどの訪問者にとって、ラマーやソーダ・ビュート、また上流の草原区間に比べ、人気が無いと言える・・・・・・自分好み!
カワゲラがこれほどハッチしていたのには驚いた!
 そこそこのレインボーからも出てきた!
そして来た!!もちろん水生昆虫を模したドライフライに!!
ちなみに、公園のこちら側では、ウェーダーなど必要とせず、快適にウェット・ウェーディング。
午後、ラマー川を探索し、とある区間をバッファローとカットスロート以外誰にも会うことはなかった。




確かに今年は、平年に比べ、水位・水量が低い。しかし、7月に入ってから涼しげの夏に落ち着いている。各河川は冷たく流れている。心配することはない。ゴシップに振り回されることなかれ。そして、何より、私が経験しているよう、トラウトはたくさんいる!!

そして、繰り返す、様々な天候に対応できる衣服を持参し、それに合わせて着用すること!!

Wednesday, July 15, 2015

試練と解明-デピュー・スプリング・クリークでのとある一日

先日、デピュー・スプリング・クリークにて、とってもいいカップル・クライアントをガイドした。リピーターとして私を雇っていただき、また私が大好きなクリークへ同じく興味を持っていただけるクライアントは本当にありがたい。彼らにとって今回が初めて夏日のクリークへの挑戦であった。
もちろん、PMDのハッチを期待していたのだ。ガイドとして、PMDハッチはここ三週間以上、時計仕掛けのルーティンであり、頼れるものであった。しかし、突然の変化が・・・・・・・

実際、いきなりアクション全開でスタートした。

しかしPMDは見られるだろうか?たいてい朝のポンプにはスピナーを大量にみかけるが・・・・
習うことと観察すること-私のこの執念深い姿勢が後に役に立った。
もっとアクション!
さらに観察を続けた・・・・

PMDはどこに行ってしまったのか?これは今シーズンの新しい傾向!?議論・討論は後ほど、シーズン総括の一部をして考えたい。

ランチの後はさらにチャレンジング。ある場所、ある方法、あるいはあるフライが、他より効果的だったりなかったり。それでもひとつづつ解明して、トラウトをゲットし続けた!

そしてライズを繰り返しているトラウトを見つけた。何に?私は眼を凝らし水面と空中を観察した。サルファー・メイフライを発見した。サルファーは今季午後の短い時間帯だが、確実にトラウトが興味を示しているハッチだ。なので、ドライフライひとつをレディー・アングラーのティペットに結んだ。何度か調節した後、上々のキャスティング、それに続くいかにも“おいしそうな”ナチュラル・ドリフト。そして静かなライズが来た!合わせも完璧!それに続くエキサイティングな綱引き。

  
よく出来ました!
  
今シーズン、私の水中撮影は進化したようだ。


というわけで、もし私が、あるひとつの釣り方・傾向(この場合PMD)しか知らないガイドだったらなら、この日はクライアントにとって、つまらないトリップになっていただろう。私は、他の信頼できるアウトフィッターからの情報に耳を傾け、観察眼を光らせ続けた。何より私がわずかながら誇れるのは、ライズするトラウトを水生昆虫・テレストリアルでもって釣り続けたことだ!

またしても思い出に残る素晴らしい日を過ごせてありがとう!また会いましょう!

Thursday, July 9, 2015

またしても至極のPMDの一日

なんと素晴らしい日だったことか・・・・・・・・
本当に、ほっっっんとーに(強調形!!)幸運にも、ネルソン・スプリング・クリーク(www.nelsonsspringcreek.com)を訪れて釣りをすることができた。一日ロッド6本までという予約制なことと、特にこの季節超有名・超人気のペイル・モーニング・ダンのハッチのため、いかに幸運・ラッキーだったか筆舌尽くし難い!!(もちろん近い将来、ガイドとしてこの時期クリークを訪れることはあるだろうが)。

文字通り夜明けから夕暮れまで釣った。もちろん心行くまで楽しんだ。しかしやはりガイドの性分なのだろうか、いろいろまたここ・あそこと実験せずにはいられなかった。
またしても写真に語ってもらおう!

朝の静かな時間帯、静かなライズを見かけた。ミッジがハッチしているのを観察した。私のフライへの最初の当たりに、強く合わせてしまい、フライもろともばらしてしまった。次の静かな当たりには、より集中して注意深く合わせた。大きくかつ美しいイエローストーン・カットスロートで一日の幕を開けた!

 冷たい湧き水がちょうど気持ちよい!

 やはり思った通りだった。
 今回はいつもよりさらに近づくことができた!注意:魚には一切触っていない!





 そしてPMDのハッチが始まった!

 ネルソンでの典型的なレインボーの典型的なファイト!
 そして突然大きな当たりがキタ~~~~~~!!!!!!

 そのすぐ後、またしてもキタ~~!!


ここ数週間、習慣になっているよう午後2時過ぎにランチを食べた。午後には別のアイデアが頭にあった。クリークの他の区間をバッタ等テレストリアルで・・・・・・・・・。おおっ!エキサイティング!
「ホッパー返してよ!!」

 夕暮れが近づくころには、もう充分満足していたので、帰ろうかなとも思い始めた。北からのそよ風が治まれば、PMDのスピナー落下が始まるかもしれない・・・・・・・・。そしてそれは午後8時に起こった。私はまたしても、クリークのほとんどの釣り人が気にかけない場所、ましてやスピナー落下を期待しないような場所にいた。連続するライズ。キャスト!ライズ!セット!こんなトロフィー・カットスロートだったとは予測も期待もしていなかった!!
 これまでの中でも最高級のカットスロートだ!!

 さらに・もっと魚を求めていたわけではないが、どうにも心地いい夕暮れだった。最後の薄れ行く夕日でライズを見かけ、ラスト・キャスト!最高の終わり方だった!!
ネルソン・スプリング・クリークでPMDの季節にこんな風に釣りができるなんて・・・・・・。ひょっとしたら一生に一度かもしれない・・・・・・。