前回紹介したよう、ジャック・ガートサイドのフェザント・ホッパーが究極のバッタ・パターンだ。
これによく合うフロータントは、最近見つけたこれ。この辺では、ダン・ベイリー・フライ・ショップが扱っている。実にこのフロータントはほとんどのドライフライによく効く。私的には、ディア・ヘア(ウイング、ヘッド等)を含んだパターンにもってこいだ。ヘアの合間に塗り込むことなく、ただ単に浸すだけだからだ。ところで、見えているのは、小さめかつオリーブに仕上げたフェザント・ホッパー。
これらアイテムと共に、ギャラティン川に向かった。それは、‟凍えそうな数日”のとある一日だった。釣りはそこそこだった(一日中ニンフで釣ればもっと効果があったであろう。実際朝の少しだけやったが、即大型ホワイトフィッシュを二尾釣った!)。切り上げようと思い始めたころ、草が垂れ下がっている切り立った岸際にて、フェザント・ホッパーへの静かなライズがあった。フライの捕り方から判断して、そこそこのブラウンかと思った。とすると、けっこう良型のレインボーのようにグングン走った。ネットするまで何を釣ったのか判断がつかなかった。
これまで釣った中でも最良型のウェストスロープ・カットスロート・トラウトだった!! リヴィングストンから西へ丘をひとつ越えるだけで、別種のカットスロート・トラウトが生息する水域になるっておもしろくないですか!?しかも、これほど純粋で、これほどの大きさのウェストスロープ・カットスロート・トラウトは今日珍しいのではないか。
そして、かつてワシントン州東部に住んでいた期間、ウェストスロープ・カットスロート・トラウトとは本当に素晴らしい思い出がたくさんある。今ではイエローストーンも ウェストスロープも大好きだ!!
オリーブのフェザント・ホッパーは、デピュー・スプリング・クリークのイエローストーン・カットスロートに飲み込まれた!!
イエローストーン公園内のラマー川に戻った。やや煙っぽい気もしたが、ボーズマン近辺(上記のギャラティンも含めて)ほどではなかった。昼前後まで特に反応は無かった(怠けていたのか?)。ランチを食べる前にグリーン・ドレイクのダンに下にニンフをドロッパーとして結んだ。とするとこの‟恐竜面”のカットスロートが来た!!ってゆうかどことなく見覚えのあるような・・・・・・・・
そしてこの日の目的が始まった。前回ポストした、大きいカットスロートの胃からポンプされた小さいセミを覚えているだろうか?あれ以来、これをどうにか模擬できないかアイデアを巡らせていた。褪せたオレンジ色で硬い外殻に覆われている。補色の際、コリコリしたに違いない・・・・・・
タイイング・ベンチと河川にて、試行錯誤を繰り返した後、このマイクロ・クランチー・スィケーダ(極小・コリコリ・セミ・パターンと訳すか!?) が生まれた!!
実は上記のギャラティンへの釣行ですでに効果を発揮しつつあった。 全体的に芳しくない日だったのにも関わらず、このフライへいくつかライズがあったのだ。正しい方向に進んでいると感じた!
それ以来改善を施した(特に補強面で)。
この日、ラマー川にて、トラウトは確実に私の新しいセミ・パターンを狙って捕食しようとライズしてきた。数回うまく合わなかった後、これから濃縮な時間が始まった!!
前回フェザント・ホッパーで大型カットスロートを釣った場所から、これまた立派なカットスロートが、今度はセミに喰らいついてきた!!
ハッハッハッ!!
ライズは続いた。私の歓喜の笑い声が草原にこだました(他に誰も釣り人がいなかった)。このカットスロートは、ライズでフライを捕って、激しくファイトした後、手元でお座りしてくれた。一切触っていない。真に完璧な証拠写真だ!!
歓喜の破壊。カットスロートによって2,3個ボロボロにされ、もうひとつは食いちぎられた。
今年の冬の間、ユーチューブにて、タイイング・インストラクションのビデオを公開するだろう。
確かにセミが効いていたとはいえ、常に胃の中身をチェックすべし!
見て!!またセミを見つけた!!
モンタナとイエローストーン公園を訪れ、楽しめる内に楽しんじゃおう!!