Friday, August 14, 2015

真夏のスプリング・クリーク(とイエローストーン公園)

アームストロング・スプリング・クリーク(www.armstrongspringcreek.com)でガイド・トリップを行った。決して繰り返しにならないので繰り返すが、リヴィングストンのスプリング・クリークは夏を通して冷たいまま流れ、雷雨・豪雨によって濁りが発生することも無い!もちろん、釣りは楽しい。そして常に挑戦的であり、そこから常に何かを学ぶのだ。

ガイドとして、この期間様々な状況・条件に出くわす。トラウトの生態、クリークの変化、季節的変化・影響など。要は、トラウトはたくさんいるけれども、約二ヶ月前のPMD(ペイル・モーニング・ダン)の時期とは全く異なるのだ。

ミッジが今一番たくさんハッチしている。“夏のミッジ”はしばしば脳外科並みになりえるので覚悟すること!!
PMDのハッチはまだ続いている。晴れ・風の日にはここそこと見られる程度だが、曇り空・雨模様の日には、たくさんのハッチとそれに伴うトラウトのライズが報告されている。
ベイティス=一概に小さいメイフライ=も観察されている。
カディスも飛び交っている。
そしてもうひとつ、ライズが期待できるハッチはサルファー・メイフライだ。私のガイドのキャリアで、過去数年このハッチを観てきたが、今シーズンになって初めて、トラウトが狙いを定めてライズしているのを観ている。夕方短い時間帯だが、かなり凝縮されている!

彼ら紳士諸君はがんばってミッジハッチに挑んだ!!



そして、今こそテレストリアルの季節だ!!アリ、甲虫、コオロギ、バッタ等がクリークの岸際にたくさんうろついている!!特にアームストロングのとある区間では、牧草のせいかバッタがさらにたくさんいる!
とはいえ、小さ目=アリ・甲虫等=を絶対にあなどってはいけない。バッタ・パターンの後ろに結ぶべき・・・・・・・・・・。そしてこの期間特有の構造の周辺をくまなく探ること・・・・・・・・・・。藻の周りとか・・・・・・・・・・。
ポンプの結果は興味深くかつクスッとしたくなってしまう。この大型レインボーは、小さ目の食べ物を好んで食べていたようだ・・・・・・・・


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先週末の雷雨・豪雨・濁流から、イエローストーン川水系は回復した。なぜか、とあるラマー川の区間に行きたくなった。朝からずっと小さ目のカットスロートが私のドライフライに飛び付いてきて、楽しかった。
そして、昼くらいからホッパー(バッタ)タイム!!この春巻き貯めておいたガートサイド・フェザント・ホッパーを結んだ。
このフライが効くことを確信していた。しかし、これほどとは!!
一投目、そしてドリフトを始めてすぐ、何やら大きな影が、ゆっくりでも確実に浮かび上がってきた!!
胃のポンプはまたしてもおもしろかった!これは1cmにも満たないセミだろう。コリコリの食感に違いない!!
驚きはこれだけではなかった。瞬く間に同様の大型カットスロートがフェザント・ホッパーにライズしてきたのだ!!


「フェザント・ホッパーが効く!」
これだけでも寸評と言えるだろうが、私のプロの眼からの詳細をお伝えしよう。
フェザント・ホッパーは水面に静かにかつ低く浮く(オイル・タイプのフロータントをたくさん施した)。これは現代のフォームによるホッパー・パターンが忘れてしまった特徴ではないか!?それでいて、視認性も浮遊性も高い。
イエローストーン・カットスロートは、私達のドライフライ(特にホッパーなど大き目のドライフライ)に、ゆっくりと狙いを定めながら、ライズしてくる。さらに注意深くフライを観察することが特徴だ。フライに触って、口を閉じる前にそっぽを向いて戻ってしまうこともしばしば。これら三尾の大型カットは例にもれずゆっくりライズしてきた。しかし、まるでメイフライのエマージャーを水面で“吸い込む”かのように、なんとサイズ6のフェザント・ホッパーを静かにかつなんの躊躇もなく吸い込んだのだ!!

後に捕らえたカットスロートからのサンプル。これまたたくさん選り好み無く?雑食?しているようで・・・・・・・

モンタナ・イエローストーンの夏はまだまだ続く!そして秋がやってくる!
カットスロート共にお待ちしてます!

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