モンタナ南西部フライフィッシング・カレンダー

Guide Waters(私がガイドする河川・湖沼)クリック)に伴って、このページは、それらの河川・湖沼での釣りはどんなか、何を期待していいのか、を伝えるためである。これらは“一般・平均の年”を念頭に書かれている。一般・平均の年とは、積雪量が普通・平均的、春の氾濫・雪代も平均、雪代が平年より早く始まらなく、また長引かない、そして7・8月に暑さで乾燥し過ぎない、と定義しよう。

典型的な例:「サーモンフライ(カワゲラ)のハッチを狙って6月末に釣りたい!」。雪代が長引けば、ハッチも遅れるし、氾濫があまりにもすごい年には、ハッチが起こらないかもしれない。ショップやガイドも、川にボートを出すことを躊躇する。

リヴィングストンのスプリング・クリーククリック)は雪代の影響を受けない。しかし、その年の天気の様子・周期によっては、水生昆虫のハッチが早まったり、遅くなったり、短期になったり、長引くときもある。

例外はBighorn River=ビッグホーン川だろう。ダムにコントロールされている川だからだ。もちろん貯水湖付近やさらに上流の地域に、かなりの積雪量があるときは、放水量も増える。それでも釣果・魚の存在数は安定している。すなわちビッグホーンは3月からボチボチ釣り人が増え始め、9月まで本当にいそがしい川だ。我々地元の釣り人は、超早春・晩秋・冬の暖かい日を選んで出かけるようにしている。とにかく、ビッグホーンは一年間を通して、オプションになり得るから、下の月別にコメントしない。

そして、もしあなたが選んだ日が、たまたま強風や雷に見舞われて、ハッチもライズも起こらないとなったら、ごめんなさい!!我々地元の釣り人にだって、いつでも起こりえるのだから!!

地元のフライショップを訪れ、釣行の間にガイドを雇うことも考慮してみよう。できれば、釣行の初日か二日目に。そうすれば、残りの釣行の日々に役立つ情報(釣りはどうか、その年の傾向、各河川、有効フライ、ハッチ、その他)を習えるからだ。

Guide Waters(私がガイドする河川・湖沼)同様、モンタナ全体ではなく、私のテリトリー=モンタナ南西部について話し合う。「XX川でYYがハッチする」とか簡素に書いていく。それ以上の詳しい情報は、普段のポストでやっている。過去の同じ月・日前後のポストを参考してほしい。

1月:釣りのためだけに旅行を計画することをオススメしない。雪が積もっていても・いなくても、酷寒で外に出ることすれためらう日もある。しかし暖かく穏やかな日(この辺では0℃前後なら暖かい)には、釣りも可能で実際楽しい。リヴィングストンのスプリング・クリークがおそらくベストの選択だろう。イエローストーン川・マディソン川の岸際に氷が無い区間ではミッジのハッチをドライフライで楽しめる日もある。とにもかくにも、釣り以外にスキーなどのウインター・スポーツと冬のイエローストーン公園観光ドライブも組み合わせよう。この辺りは、それらを楽しむのに最高の場所でもある。
1月末に突然のサプライズ-デピューにて

2月:1月に書かれたことが、ほぼそのまま当てはまる。天気はやや暖かくなるが。川やその支流では、レインボーが産卵活動に入り始める。
2月の何の変哲もないある日の午後、“腕長”のブラウンに突然襲われた!-デピューにて

3月:春と言って間違いない。日が経つに連れ、暖かくなる。スプリング・クリークがやはりベストの選択だ。イエローストーンやマディソンにボートを出し始める(もちろんウェイド・フィッシングも楽しめる)。レインボーの産卵活動がさらに活発になる。ブルー・ウイング・オリーブ(英名Blue Winged Olive)(ラテン語の学術表記ベイティス, baetis)メイフライのニンフが水中で活発なりはじめる。ハッチは月末に向けて強くなる。ミッジのハッチと共に、トラウトは、その年初めて、ハッチの時間中ライズを繰り返すようになる。
ミッジとベイティスのコンスタントなハッチこそ、釣り人もトラウトも待ちわびていたこと

4月:冬は終わりだ!しかし、寒い日・雪になりえることを考慮しておこう。暖かい服を車やボートに必ず常備しておくこと。スプリング・クリークではベイティスとミッジでのマッチ・ザ・ハッチでの釣りが最高潮だ。そして4月こそ、イエローストーン川で「春のストリーマー荒食いモンスター」を狙えるときなのもお忘れなく!!
ミッジ・マニア!マッチ・フライへの駆け引きと6Xでのバトル!-デピューにて。

私のボートでの最大記録。友人ジョンの“下流モンスター”-イエローストーン川

5月:たいてい4月末から5月初旬に、我々はいつ雪代がスタートするか、予測する。状況がうまく噛み合えば、マザーズ・デイ・カディス(母の日カディス, brachycentrus)のスーパー・ハッチをイエローストーンとボーズマン郊外のマディソンで経験できる。ストリーマーも有効。そしていざ雪代が始まったら、地元の湖・池(私有地内のもある)で釣る。スプリング・クリークも良い選択だ。第3土曜日に、モンタナ一般河川が解禁になる。イエローストーン公園内の河川は、メモリアル・デイ・ウイークエンド(第4週末)の土曜日に解禁となる。
こんな丸々がたくさんハッチしたら、トラウトが喜ぶわけ。

ミスター・パークスとバーンズ・レイクの大物!!

6月:ほとんどの河川はまだ雪代の真っ最中だ。湖・池とスプリング・クリークがやはりオプション。私有地内の湖・池を放流されたトラウト、と甘くみてはいけない。簡単に釣れてしまうわけではない。そして物凄い巨体もいる!イエローストーン公園内では、ファイアーホール川が開幕直後からマッチ・ザ・ハッチでの釣りを楽しめる。ギボンとマディソンが続く。月末までには、雪代も収まる様相で、有名なサーモンフライ(カワゲラ, Pteronarcys californica)のハッチを期待する!同時期、もうひとつ超有名なハッチは、リヴィングストンのスプリング・クリークのペイル・モーニング・ダン(Pale Morning Dun, Ephemerella)のハッチだ。もしロッドを予約できたら(一年以上から連絡することを勧める!)、パラダイス・ヴァレーで本当に釣りのパラダイスを体験できるだろう!
湖での自己ベスト!- ストーリー・レイクにて。

まるで“ア・リバー・ランズ・スルー・イット”のシーンのように、クライアント(日本人)の首に忍び寄ったサーモンフライ
イエローストーン公園内のマディソン川

PMDスピナー落下は延々と続く

7月:一般河川でもスプリング・クリークでも、6月末の興奮と勢いが、そのまま続く。雄大なイエローストーンやマディソンにボート出す最高の時期だ。カディス・メイフライ各種のハッチを釣るのが楽しい。スプリング・クリークでは、まだPMDが続き、テレストリアルも活発になり始める。逆に、湖沼では水温が上がり始めてしまい、釣りがかんばしくなくなる。同じことがイエローストーン公園内のファイアーホール、ギボン、マディソンにも当てはまる。これらには間欠泉・温泉が注いでいるからだ。代わりに、公園北東部のイエローストーン、ラマー、ソーダ・ビュート、スルーが徐々に整っていく。
ピンクの何かをくわえたカットボー-イエローストーン川のフロート

8月:ボートで川下り、スプリング・クリーク、イエローストーン公園北東部、どれも楽しい。夏真っ盛りだ。カディス、メイフライ、そしてミッジのハッチを釣るが、同時にテレストリアル(バッタ、こおろぎ、アリ、甲虫、ハチなど)が大切な捕食物=フライになる。
イエローストーン公園内外のギャラティンは優秀な釣り場だ!

とあるハチャメチャな天気の午後に見えた“二重の虹”-イエローストーン川

スルー・クリーク!

9月:9月はまさしく移行の月だ。夏は終わりに近づいている。しかしまだ秋が近いというわけではない。トラウトの態度・生態も、夏と秋の中間のようだ。ハッチやテレストリアルにライズもするが、(特に低水位の年には)川底にじっと潜むようにもなる。そして産卵活動を見せ始めるブラウンも出てくる。このような固体は、我々のストーリーマーに積極果敢にアタックしてくることもある。一番期待できるハッチは、ラマー、ソーダ・ビュート、スルーでのグリーン・ドレイクだ。秋のブルー・ウイング(ベイティス)もハッチし始める。思いつくこと全ての状況に対応できるようにしよう!!
ブルックトラウトも妖艶に色付く

羽アリの交尾飛行!!-スルー・クリーク

秋色になったブラウンが動き始める-デピューにて

10月:そして秋到来。朝は冷え込み、息が白くなる。雪がいつ降ってもおかしくない。同時に晴れてポカポカの小春日和もたびたびある。この月は2つの最高の状況に面している。秋ベイティスの究極のマッチ・ザ・ハッチと、産卵期の大型ブラウンと同じくそれに伴って動く大型レインボー。どちらも、日が経つに連れ、強くなる。一年で、いやひょっとしたら生涯で、最大級のトラウトに巡り合えるかもしれない時期だ。春・夏に釣った河川・湖沼で全て釣りを楽しめるようなる。繊細なマッチ・ザ・ハッチのための6Xと、ニンフとストリーマーを操る重めのロッド、二つを常備しよう。
ザ・ベスト

秋ベイティスのマッチ・ザ・ハッチはその年の究極

秋のフロート・トリップだって楽しい-イエローストーン川

11月:10月後半の状況が月の前半くらいまで続く。しかし、日が短く、寒くなる。11月は、パラダイス・ヴァレーでは「最も風が強い月」となる。イエローストーン川にボートを出すなら、相応の服装と計画をしよう。感謝祭の七面鳥のローストが鼻をくすぐるようになると、秋ベイティスのハッチは終わりに近づく。イエローストーン川とスプリング・クリークでは、ブラウンの産卵活動がまだ続く。もし季節・状況に耐えられるなら、11月も続けて釣りを楽しめる。
11月中旬のベイティスのハッチに出てきた元気のいいレインボー-デピューにて

2012年のベストは、感謝祭の前に出てきた-デピューにて

12月:そして冬到来。1月・2月での経験が役に立つようになる。しかし、ブラウントラウトはまだ産卵活動を続けているし、イエローストーン川の一部の系統のレインボーも産卵するようになる。ミッジでのドライフライも楽しめる。もしお望みなら、新年“釣り初め”はスプリング・クリークでいかが。
冬のミッジ-デピューにて

いかがであろうか?
つまりは、モンタナ南西部では、一年の毎月釣りが可能だということ。私が実践しているように。この私のブログをフォローして、最新・新鮮のフィッシング・レポートと有効フライを習ってください!
川で会いましょう。

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