Monday, December 21, 2015

年末挨拶

ここモンタナ南西部に、ついに(と言っていいだろう)冬らしい冬が訪れた。確かに、外に出るのには寒いし、雪かきは体にこたえるが、モンタナの広大な大地が真新しい雪に覆われているのは絶景だし、何より来年の川の流れにとっては大切な恵みだ。

デピュー・スプリング・クリークに二日連続釣りに出かけた。ちょうど快適な午後の時間帯を過ごせた。自身の経験と日誌への記入事項から、期待していた通り、‟冬遡上”のレインボーがクリークに活発に入ってきているし、一部のブラウントラウトはいまだに活発に産卵活動に勤しんでいる。
写真に手を加えたり、カメラの角度が悪かったわけではない。この丸々レインボーは写真のままの様子だった。
特に大型の個体には出会わなかったが、産卵色を身にまとったブラウンがいた。
やった!
この季節にはやや驚きのカットスロート。


サーモン・フライのプロジェクトも順調に進んでいる。
以下はドクター・プライス₋タナット「ハウ・トゥ・ドレス・サーモン・フライズ」(1914)に基づいている。
キャンドルスティック‐メーカー
 ドレッドノート
 ロージー・ドーン

グループ・フレームを完成させるのに期限を設けていない。ひとつづつ確実にドレスしていくことだけ念頭に置いている。

12月後半、年末に向けて、いそがしくも楽しく過ごすのはどこの国も地域も同じだと思う。
メリー・クリスマス、素敵な年末を過ごしてください!
山本 智-レフティー・アングラー・アンド・フライズ

Friday, December 11, 2015

新しいパートナー

ここ数日、風が危険レベルに強く(今日まで、んが眼科アポイントメントで目が疲れ気味)、前回のポストから釣りに出かけていない。また、釣り以外のことでいそがしかった。

数回前のポストで紹介したよう、11年もの長きにわたって私に仕えてきたフォードF150にサヨナラをした。そして新しい相棒を得た。モデルも年式も同じだが、白ワインから赤ワインに代わって、また走行距離も半分となった。
新しい相棒の紹介に行く前に、古き友の最後の思い出を紹介したい。
これ‟キロメートル”ではなく‟マイル”である。つまり1.6倍すると、488,382㎞となる。私が所有した過去11年間では、約190,000マイル以上=300,000㎞以上走ったことになる。
とある今年の10月、ふとトラックの周りを歩いたら、たくさんの傷やヘコミが目に付いた。その内いくつかは、どうして付いたのかわからないのもあった。バンパーを見ると、全くの事故で、小さい鹿を二回轢いたことを思い出す。
突然悲しくなった。これまでたくさんの人々から言われたよう、このトラックはもうとっくに寿命を超えて走り続けてきたのかもしれない。それにどこか道端で突然動きをやめてしまうことは考えたくなかった。立往生してしまうからとかじゃなくて、悲しみが増すからだ。

なので、予算を決めて、新(中古)車を見回った。その過程は、たくさんの考えが交錯する面倒かつ頭痛を伴った。釣り、ガイド(クライアントと彼らの釣り道具を運ぶため)、季節的牧場の仕事に役に立つ強い車が必要だ。とすると、4WDで4ドアのピックアップ・トラックしかない。とすると、全くの偶然か巡り合わせか、全く同じフォードF150を見つけた!私は、メカに詳しいとまでは言わないが、この車種のことは、心と感覚で知っている!いい外観だ。もちろん前のより、ピカピカしている。走行距離も半分以下だから、走りが若い!軽い!
そして昨日、特注キャンパーシェルをベッドに装備した。
まだボートを牽引していないが、来年からイエローストーン川の岸ではこんな風に映るだろう。
もちろん‟同じ態度”を受け継いだ!!
以前と全く同じ方法と素材でベッドを有効に活用できるようにした。今回のキャンパーシェルは、以前の経験よりグレードアップしている。スライド・ウインドウのおかげで、私たちのロッドを分解・折りたたまず、安全に収納して移動できる。これはイエローストーン公園内とリヴィングストンのスプリング・クリークでの車で移動しつつのウェーディング・トリップのときに、かなり便利かつ時間の節約になる。
ロッドがしっかりと固定されるよう、今アイデアと小道具を模索中。来年夏にかけて、たくさんのクライアントが訪れる前に、自分のロッドで実験しておく。
というわけで、新しい相棒も以前のと同様、目立たないということはない。自己表現として、オリジナルのサーモン・フライをデザインしたいと思った。赤ワインのようなバーガンディーのボディと両側の銀色のストリップが特徴的だ。クラレットなど、赤系がほとんどを占めた。ジャングル・コックは前後4つのウインカーを示す!
そして、バックミラーに吊るした・・・・・・
そう!これこそ、私が最初に抱いた印象とイメージだったのだ!このボトルは、いずれコインでも入れるのに使おうかと家にあったものだ。とにもかくにも、全体的に、安い・デカい・バーガンディー・・・・・・・どうにも合うではないか!
なので、親愛を込めて、新しい相棒とそれに伴うフライをセニョール・ロッシ(Signorとはイタリア語のミスター)と命名した。
新しいパートナーと言えば、私生活においても、親愛なるパートナーと出会った。

次回には、フィッシング・レポートができるよう!
それでは、楽しい週末を!

Thursday, December 3, 2015

12月到来

古い言い方の‟師走”とは本当に的を得ている。12月はみんながいそがしい。私も例外ではない。

感謝祭前後・以降、アトランティック・サーモン・フライのプロジェクトと注文に取り組んでいた。今日は、天気が緩み、午後7℃以上を記録し、かつ風は危険なほどではなかったので、デピュー・スプリング・クリークに午後数時間ほど出かけた。
初めに選んだ場所が、絶好調でブラウントラウトが繰り返し遊んでくれた。

 そして、この立派なレインボーでその場所を締めた!
 場所を変えた。立て続けに3尾合わせたが、バレてしまった。その内2尾はかなり良型だった。粘りと忍耐。やった!!これほどのブラウンは未だにクリークにいることには驚かなかったが、もちろんウレシー!!


自らの釣り日誌を振り返ると、今日の午後は、この時期の典型的な釣果と言える。かなり遅めの産卵ブラウンがクリークにいるのと同時に、‟冬遡上”のレインボーがちらほらクリークに出入りしているのだ。何気におもしろい時期だ。
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最新の作品;ザ・キャプテン₋ヤマモトズ・ヴァリアント
元来のミスター・ケルソンによるキャプテンは、ファー・ダビングのボディーとバラバラ・ツンツンのアンダー・ウイングだが、私はそれぞれを、同じ色の順序のスムースなシルクのボディ、合わせて重ねたアンダー・ウイングに替えた。
これらは私のスタイルだ。
春まで、もっと作品を発表していくことになるだろう!

今月、また午後釣りに出かけだれればと思う。ちなみに、今年の冬は今のところ傾向・様子を論じるにはまだ早い。確かに寒いが、あまり雪がない気がする・・・・・‟今のところ”・・・・・・

それでは、みなさんも師走を楽しんでください!