Saturday, January 28, 2012

厳しくもなんとか・・・そして・・・・・

今まで冬にも関わらず、仕事から休みの日は天気に恵まれて、釣りも楽しかったが、今日は本当に久しぶりにラッキーでなかった。逆に言えば、典型的なリヴィングストンの天気、つまり乾燥かつ晴天、それでいて常に南東から強い風が吹きつける。気温自体は暖かっかたが、風のせいで体感温度は寒い。今日の気温は華氏35度(摂氏1.5度)で風速は最大時速45マイル程度(時速70km前後)であったから、体感気温は・・・・・


とにもかくにもデピュー(http://www.depuyspringcreek.com/)に出かけた。
今日の結論としては、やはり先週レポートしたよう、移行期の真っ只中だといえる。エッグや淡水エビで丹念に探ったが、全く当りがない。加えて、強風によるさざ波のせいで、いつもは見れる流れや魚影を観察できず、ウェーディングの最中、足元のトラウトを驚かせてしまったのみ。
何か違うことを試してみなければ・・・・・・・そう思ったので2ヶ月ぶりにカジカのストリーマーを試してみた・・・・・・


リヴィングストンのガイド・タイヤー友達のダグによるホーム・インヴェーダー(ちょっと暗いヴァージョン)。

大きくはなかったけど、しっかりかつ鮮やかに色付いたレインボーが噛み付いてきた!!

まあまあのブラウンで今日はおしまい。

今日習ったことと観察したこと。レインボーが、イエローストーン川からデピューに産卵のために溯上していて、フライにアグレッシヴになっているということ。理由としては、1: 2ヶ月前ブラウンが占拠していた場所にレインボーがいるということ。2: 先週のたったの1匹とはいえ大きいレインボーと今日のストリーマーへのレインボーが意味することは、数は少ないけれど、レインボーが産卵の準備に入っていて、フライに対して敏感かつ敵意を持ってアタックしてくるということ。

もちろん、ミッジのハッチとトラウトのライズも充分観察したが、何も見なかった。このような厳しい状況の中“ボウズ”を覚悟したが、数匹のトラウトを感じられただけで幸運だと思う。

これからも少なくとも週一日デピューまたはイエローストーン川で釣って、自らのためまた皆さんへのレポートとして掲載していくつもりです。

Thursday, January 26, 2012

ガイドライセンス2012年

今年のガイドライセンスとボートに貼り付けるステッカーです。これらは毎年モンタナ州政府に出願した上で発行されます。

去年はガイド初年度だったので、実際の仕事が入る前に、ライセンスが発行されただけで「オレはガイドになったんだ!!」と、満足感があったのは否めません。ガイドライセンスを出願するためには、雇ってくれるアウトフィッターの推薦と自らの経験を証明しなければならないわけですから。

私のガイドライセンス番号の意味するところは、「私はモンタナ州政府登録の“1万3千4百2番目”のガイド」というところです。つまり、尊敬すべきかつ経験豊富な先達がたくさんいらっしゃるわけです。

2011年は、ガイドとしての収入に関わらず、ルーキーとして可能な限りがんばりました。ですので、2012年はさらなる飛躍の年になるはずです。

Friday, January 20, 2012

昨日と今日

今週に入って、遂に、モンタナの冬らしく雪が積もり始めた。昨日と今日は、暖かい時間帯に釣りに出かけたが、それほどレポートすることもない・・・・・。昨日はイエローストーン川の先週と同じ場所に向かったが、ちょうど釣り始めたら、風が吹き始め、寒いこと・・・・・・。当然ミッジのハッチとライズしているトラウトも見なかった。なんとかしようと、ニンフでがんばってみたが、1尾まあまあのをかけたが、手にする前に外れてしまった。


今日は天気が改善され、希望と期待を胸にデピューに向かったが、これまたミッジのハッチとトラウトのライズも見なかった・・・・・私の観察眼では、クリークは今移行期にあると言えると思う。ブラウンの産卵期は終わったが(しかし彼らが秋に過ごした場所には、まだタマゴがあるのだから、考え無しに踏み込むこと無かれ!!)、レインボーの溯上はまだ本格的に始まっていない、そしてミッジのハッチはこの“おかしな天気”に左右されているようだ。
特にがっかりもしなかった、というのは、私は「習うことと観察すること」のためにクリークを訪れているからだ。「水面に何も見なかったら、深く」、また「どこ、どうやって、そして何を」・・・・


今までで立派なレインボーのひとつ。典型的な大型レインボーのファイトだった。まずフライをしっかりかじったら、あたかも30cm前後の固体のように数秒間動かない、そして突然走り出す!!!これが唯一のキャッチ。これで、移行期の意味するところが分かりますか・・・・・・・

おかしな天気と言えば、昼前まで氷点下15℃以下だったのに、夕方までには4℃前後まで上がったこと。少なくとも私にとっては、最高の釣り日であったが、他に誰もみなかった。だからこそ、冬の釣りは楽しいのですね!!

Saturday, January 14, 2012

モンタナ南西部ア・ラ・カルト

私がガイドするテリトリーの河川と季節をまとめて、右上にあるページにまとめました。
これらの河川は逐一レポートしてきましたが、私の経験と知識を基に、簡潔かつ具体的なエッセンスだけしぼった早見表のようにまとめたいと思っていました。これなら、日本から釣行を計画している皆さんの参考になるでしょう(英語で書けば、アメリカの他の州から訪れる釣り人の参考になること間違いナシ!!)。そして各河川の詳しいレポートは私の過去ポストを見返してもらったり、いつでも質問を受け付けますから。
これら主要な河川については、いずれハッチ・チャートや有効フライなども、各々“ページ”にしてまとめていこうと思います。
またこれらはあくまで主要な河川の情報で、これらの他に数え切れないほどの楽しい河川と湖沼があります。
あ、ネイティヴのホワイトフィッシュと、

グレイリングを

載せるの忘れちゃった・・・・・・・
一生懸命書いたつもりなのに、それでも書き忘れがあるほどのテリトリー・・・・ということです!!

Friday, January 13, 2012

2012年初めてのイエローストーン川

今日は、仕事が休みでかつ、またしても外出にはいい日。今日はなぜか無性にイエローストーン川を今年初めて釣りに行きたいと思った。これは決してデピューに飽きた、とか知り尽くしたとか、などの思い上がりからではない。デピューは今、移行期でかつ「トラウトを少しでも私のフライから休ませてあげた方がいいだろう」と判断したからだ。その他の目的と観察もあって、家から近くのイエローストーン川の畔に向かった。でも、この風景から、私がどこを釣ったか、またクリークへの愛と興味をわかってもらえますね??


まずは小さいけど健康的なレインボーを釣った。氷の上に引き揚げて簡単に写真。

そしてホワイトフィッシュも元気なのを確認!!3匹上げたが、これが一番大きかったか・・・・・彼らが無事生き残っていることを確認できて、ある意味うれしくも安心したかな・・・・・??ネイティヴ種なんだから、外道と言うことなかれ・・・・・・

さらに釣りを続けると、ライズをポツポツ見始めた。すぐにもっとたくさんのライズを一定のリズムで見るようになった。水面を観察して見ると、なんとミッジがハッチしていて、気温は氷点下ちょっと上にも関わらずトラウトはライズしていたのだ!!サイズ20番で黄緑色系


同時に恥ずかしくもあった・・・・・・。ストリーマーとニンフの混合の釣り方をしていたので、6番ロッドとシンキング・ラインだったし、ミッジを詰めたボックスも家においてきたのだ・・・・・。トラックに急いでもどって5番ロッドとフロート・ラインを持ってきて、小さいアトラクタードライで釣ることも考えたが、戻って来たらハッチは終わりかもしれない、と思ってあきらめた。少なくとも、その判断は正しかった。ハッチとライズは午後1時から始まって、30分ほどは継続的だったが、その後はチラホラだった。

これだからこそ、イエローストーン川は、フライフィッシングの最高の教科書なのだ。「イエローストーン川の流れを読んで、常にトラウトを上げられるなら、世界中どこに行っても、立派な釣り人になれるであろう」とは、私の師匠(トム・トラヴィス)の師匠(ドン・ウイリィアムス)による言葉だ。なんて含蓄の多い引用だろうか。ガイドとしてだけでなく、一釣り人としてもいろいろ習い続けることがある。

来週また、デピューとイエローストーン川を釣る予定。できれば毎日釣りに出かけたいけど、同時に、ゆっくりして観察に時間を費やすのにもいい季節だ。
少なくとも、冬の川に転び落ちたくないし、それがどんな気分になるかは、知っている・・・・・

Wednesday, January 11, 2012

手短に・・・・・

今日は今年2日目となる釣りに出かけたが、たいしたニュースはない。しいて言えば、モンタナの冬がそうであるべく、久しぶりに寒くて、今これをポストしている段階で、久々に暖炉に薪をくべている。

でもこれはレポートに値する。たったの35cmくらいだったが、レインボーの色付きはたまらない。そしてこの隆起はすごい・・・・・それともおかしいのか?

終わりになかなかのブラウンを釣った。

産卵の季節を終えたブラウンは、とても健康そうに見えて、とても引きが強い。だからなおさらレインボーの季節が待ち遠しい・・・・・でも誓う。産卵ベッドに踏み入ったりとか、実際に交尾している固体・グループを狙って釣ることのないことを・・・・・・

Monday, January 9, 2012

フェザント・テイル・メイフライ・クリップルもオンラインに登場

はいどうも。私の自作パターンがまたFly Anglers Online(フライ・アングラーズ・オンライン、http://www.flyanglersonline.com/)に掲載されました。そのまま下にスクロールして"Pheasant Tail Mayfly Cripple"をクリックするか、左側のFOTW(Fly Of The Week=今週のフライ)をクリックすると見られます。詳しい日本語訳は右上に新しい“ページ”を作って、その中で解説しますね。要は、マッチ・ザ・ハッチ用のフライでありながら、メイフライの様々な状況と脱皮過程を同時に表現してしまうフライなんです。しかも大きさと色合いを替えれば、ほとんどのメイフライを模擬できます。
また、あえて省いたフライを開発に至った裏話は、私はコヨーテをたくさん巻くから、どうしてもフェザント・テイルが大量に残ってしまう・・・・・どうにかして減らさないと!!というのが始まりだったのですね。それが、これほど効果的なフライになってしまうとは!!
これはベイティス。

これはPMD仕様。曇り空など、薄暗いときは黒いウイングの方が見易い、という人もいるけど、これは本当に個人的選択だと思う。私は常に白の方が見易いけど・・・・・・・

デピューで捕らえた最高のレインボー。デピューのトラウトは選択眼が厳しいことは承知だし、しかも秋の終わりのベイティスハッチといえば、繊細かつ、またトラウトはもうそれまで何ヶ月も頭の上を通過するフライを見てきたわけで、並みのフライには飽きている、もしくは慣れている、もしくは反応しない。これらの難関を乗り越えたということは、私と私のアイデアは“川の神”とトラウトによる最終試験を無事合格したと言っていいだろう。

それでは、右上にがんばって日本語訳のページを載せるつもりです。

Friday, January 6, 2012

マッチ・ザ・??

最近よく訊かれるのは、どんなエッグフライであんなにたくさんデピューで、しかも大物を、釣り上げてるんだ、ということ。パターンとマテリアルは決して新しいわけではない(私のフライ・セールス・カタログ参照)。しかし、これだけは意見できると思う。“いつ(季節)”そして“何色”を使うかということ。なのでこのチャートをどうぞ。

(アメリカン・アングラー2008年11月・12月合併号より引用)
実は、つい先日購入したプリンターのスキャン機能をテストしたかったから、また使いこなせるかどうか試したかったのだ。このチャートは頭の中には入っているけど、いざ必要なとき古い雑誌を全部見返さねばならなかった・・・・・・なので、これで最後とスキャンして画像をパソコンに保存したのだ・・・・・・・・
さて、そろそろレインボーが産卵の時期だ・・・・・・実はもうボチボチ始まっているのを知っている!!じゃあどのタマゴが必要なのかな・・・・・・・?

Monday, January 2, 2012

2012年釣り初め

この文は何度繰り返しても飽きないから、また使う。「今日もまたすばらしい天気だった」。快晴、気温6℃ほど、そして無風。外で昼寝できそうな天気だった。今年の“釣り運”はどうなるのだろうか、と占いのため、おみくじの代わりにデピューに向かった。


強く、美しいレインボーであった!!
これは、今年はこのレインボーのように、“大きく”かつ“素晴らしい”年になると、意訳していいのか!!??

全てのトラウトにも

全ての野生動物にとっても

そして皆さんにとっても
2012年が素晴らしい年になりますよう!!