前回のポストを載せて即イエローストーン川に向かった。この時期は、地元の我々が、どうにも感傷的かつ憂鬱になる時期。気温・水温が上がりつつなのはいいのだけど、雪代がもう曲がり角、それでいてタイミングさえ合えば、ストリーマーで春の荒食い大物ブラウンが期待できるし、母の日カディスのスーパーハッチを体験できるかもしれない。
川の様子とひょっとしてカディスも飛来しているかもを観察するのが目的だった。川岸を歩き始めると既に春ベイティスがハッチしていたが、ライズは皆無だった。
そしてイエローストーン川では珍しいスクワラ・ストーンフライを発見した。スクワラはある特定の川で春にハッチするカワゲラとして認知されていて、雪代前にドライフライでの釣りを期待できるハッチだ。
これはメスが交尾を終えて、川に卵を落とすため戻って来たのだろう。お尻に付いてる黒い塊は卵の塊!!カマキリの卵みたいですな。
3時半過ぎになってついにトラウトのライズが始まった。なぜそんなに遅かったのか?それは水温のせいである。デピューでもう何回も学習していたから、忍耐強く待っていたのだ。ライズを繰り返すトラウトの一群の下流に立ち、私のオリジナル“クリップル”をキャストした。
立派なネイティヴのイエローストーン・カットスロートをしっかり合わせ、元気がいいわ!!なんとかネットして、その瞬間フライがティペットから切れた!!しかもこの固体はモンタナ州政府の野生動物機関の研究のためのラジオ・トランスミッターが付けられていた!!
夏にはこれくらいの固体はたくさん期待できるけど、春先になんてラッキー!!
クリップルが取れちゃったので、これまた自らデザインした“パラシュート”を結んだ。
するとさらに大きいカットスロートがライズしてきた!!
この写真は上出来じゃないけど、どっちにしろ記憶と感覚が頭の中にあるもんね!!春先からこんな立派なカットスロートに出会えるなんて、これほど幸せなことはない!!
気温は少しづつ上がりつつ、天気予報によると、風が吹き荒れることはなく、一定のパターンが続くとのこと。なので希望通り、母の日カディスのスーパー・ハッチが起こるかもしれない。でなければ、大型ストリーマーを投げて、今年一番の大物ブラウンに挑戦すればいい!!こう御期待!
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