昼休みに買い物はもちろんだが、前日の奇妙なカディスについて質問したくてBlue Ribbon Fliesによった。幸運にもクレイグさんが店内のベンチでフライを巻いていたので、デジカメのスクリーンを見せて質問した。「このカディスは何ですか?昨日どうも不思議な経験をしたので。」
Muleshoe Bendで釣ったことと、本を読む限りこのサイズのカディスはGlossosoma(グロソソマ)かな?、そこそこ反応があったし、とも説明したが、クレイグさんは親切にもタイイングを中断して、自らのハッチ研究本を見せて説明してくれた(ちなみにその本は既に廃盤で店においてある物は超プレミアム!!)。私が出くわした奇妙なカディスはHelicopsyche(ヘリコサイキ)だったらしい。そして、ヘリコはファイアーホールでも局地的にハッチするらしい。以下本から暗記した特長の抜粋。
- サイズ20から22。
- 黒から灰色の羽とアンバーの体色。
- ファイアーホールで水温が高めのとき、Muleshoe付近でハッチする。
- 大量にハッチする。
- 釣り人に多大なフラストレーションをもたらす!!
- 上流へのキャストは無視される。
全て当てはまっていた。Glossosomaは同じサイズだが、ボディーは黒のダビング、だから前日の懐疑的なライズばかりだったのだ!!クレイグさんのお勧めで茶色とアンバーのダビング(ちなみにこのZelon Dubbingは細かく切られたZelonとヘアーズイアーのミックスで、光沢とシュワシュワ感を表現できる最高のマテリアルです)を買ってモーテルに戻った。
釣行用携帯タイイング・バッグにまとめた道具とマテリアルを使って、ちょうど南アフリカでのワールドカップをテレビで 見ながらフライを巻いた。
X CaddisのHelicopsycheヴァージョン。 ボディーは上記の二色のダビングを半々に混ぜ合わせた。
そして夕方、一般の観光客が公園から街へ戻るタイミングを見計らってからファイアーホールへ向かった。ちなみにこの計画と時間帯は運転でも他の釣り人を避けるためでも大変有効!!積み重ねた経験のおかげです!!
Muleshoe Bendに近づいたら前日同様、ライズが始まっていた。満を持してヘリコ・パターンをキャストしたら、一発目にそこそこのブラウンが来た!!
あまりにもはまり過ぎていて、セルフ・タイマーせずにいられなかった!!
この日の最大のキャッチはちょうど12インチ=30cmのレインボー。
最後のトラウトを合わせたあと調べてみたら、釣りまくったおかげでTMC102Yのギャップが広げられていた!!!!
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6月28日の夕方も同じくMuleshoe Bendへ行った。この日はWhite MillerもHelicopsycheも両方のハッチがさらに強かったので、ライズは至る所にあったが、ナチュラルとの競争は厳しかった。そこそこトラウトを動かしつつ、ほんの数匹上げたりだったが、最後の最後に私の神経と合わせが無事耐久したようで、12インチのブラウンを上げた。うれしいと言うより、ホッとして倒れそうになった。サイズに関わらず思い出深いトラウトである。
6月28日の夕方も同じくMuleshoe Bendへ行った。この日はWhite MillerもHelicopsycheも両方のハッチがさらに強かったので、ライズは至る所にあったが、ナチュラルとの競争は厳しかった。そこそこトラウトを動かしつつ、ほんの数匹上げたりだったが、最後の最後に私の神経と合わせが無事耐久したようで、12インチのブラウンを上げた。うれしいと言うより、ホッとして倒れそうになった。サイズに関わらず思い出深いトラウトである。
山の向こうに太陽が沈み、もうフライを目で追えないし、トラックまでの道中もおぼつかないので切り上げた。しかし川は流れ、カディスはハッチし続け、トラウトはライズし続けていた。当時の私の長髪を引かれる思いをしつつも、この詩的な光景を後にした。
ファイアーホールのトラウトは小さいけれど、水生昆虫学とマッチ・ザ・ハッチの意味では、 リヴィングストンのスプリング・クリークやアイダホ州のヘンリーズ・フォークと比べても同等でしょう。しかし時折予測不可能また新種の水生昆虫がしばしば発見されると言う意味ではそれらを上回っているのではないでしょうか。また、下記のポストのようにバッファロー、狼、コヨーテなどの野生動物、そして間欠泉に囲まれながらのフライフィッシングはどこでも経験できる訳ではありません。
イエローストーン国立公園内の河川を経験したいなら、ぜひファイアーホールをリストしておいてください。
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