Friday, February 11, 2011

ホワイトフィッシュとは?

お知らせ。

ブログリストや私のプロフィールに見られるよう、フライ販売専用ブログ=オンライン・カタログを作りました。店の名前は"Fishy & Catchy Flies"http://leftytyer.blogspot.com/ です。
Lefty Tyer、つまり左利きのフライタイヤーですね。 春から牛の人工授精やガイドなどでいそがしくなるまで、この辺で誰か買ってくれればいいな、くらいの感覚で。副業と言えるのかどうか。注文が着たら、それに応じて巻いて送ると。
実は、最近昔ながらにスタッフ自らがフライを巻いたり、いろいろ新しいパターンを開発して売っている店は少なくなっています。最近では、大手のフライ製造・卸売り会社が、フライのサンプル(一般的なパターンと契約タイヤーからの新しいパターンなど)をインド、スリランカなど発展途上国の工場にマテリアルと共に送り、それらの国でかなり安く巻かれたフライを買い取り、アメリカ内の各々のフライ店に卸売りしているのが現状なのです。フライ店ではもちろんもうけが出るような値段で売られているのです(小さなドライでもニンフでも2ドル前後か、それ以上)。そこそこのマテリアルが使われていればまだしも、1ドル以下で売られているフライはたいてい劣悪なマテリアルで巻かれていて、見た目はまあまあでも、すぐ使い物にならなくなるそうです。ボーズマンやリヴィングストンの店何軒かに私のフライを見せて回ったのですが、「確かにいいフライ巻いてるね~~でも・・・・」という感じで、買ってくれたのはほんの一部のスタッフのみ。買い付け、支払い、書類等が面倒くさいのでしょうね。ですから私はOld Timer(オールド・タイマー=懐古主義者、時代遅れの人)にこだわって、フライ巻きとフライ開発も釣りの一部だ、と頑なに思うので、自らのフライを公開して販売することを決意したのです。
日本のフライ開発は皆さんのニーズがあるだろうし、ある部分ではアメリカより発展しているでしょう。しかし、もし私のフライの写真が気になったら、お気軽に質問してください。もし、購入されたい場合はどうしましょう?クレジットカードを受け付けるほどハイテックではないので。そうですね、ドラゴンボールとか北斗の拳の中古単行本に現金2千円か20ドル札をはさんで、お土産・雑誌とでもして送ってくれませんか?半分冗談ですけど!!
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さてニュースが長くなりましたが、2月に入って1月より寒くなって、釣りに行く気分になりません。快晴で無風など望みませんが、少なくとも寒さか風のどちらかが和らんでくれないと。なので、レポートもないし、ネタも少なくなってきました。でも、くだらないポストをするには逆にいい時期かもしれません。


さて、ホワイトフィッシュとは?
一応トラウト・サーモンの仲間に属するらしいのですが、詳しい学術的な分類は知りませんし、興味ありません。ただモンタナのネイティヴなのだそうで、イエローストーン国立公園内ではキャッチ・アンド・リリースが徹底されています。しかし、ほとんどのフライ・アングラーにとってはいわゆる外道として忌み嫌われています。食べるにしても、燻製にすればなんとか食べられるレヴェルなのだそうです。引きが強い(後述)からスポーツの意味ではいいじゃないか、と言う人もいるし、ボウズを免れる言い訳になるのも事実なのです。私は暴力的に怒ったり投げ捨てたりはしませんが、やはりできれば避けたいですね。まず口の構造がトラウトと違うようで、フライが深く強く刺さるようで、外すのに一苦労するのです(バーブをつぶしてあっても)。フォーセップで抜き取ろうとすると、フライが壊れることもあるし、またそのためには魚体を触らねばならず、トラウト、特に日本のヤマメを一度でも触ったことがあるアングラーなら、そのザラザラ・ヌメヌメのウロコは気持ち悪いのです。そして何より気持ちの問題が重要。ホワイトフィッシュは引きが強く(後述)、まず深みに潜ろうとするので、「ブラウンか!!??」と興奮してしまうのです。しかしいざ上がってきたら、黄金の腹ではないからブラウンではないと理解し、逆にエラがピンクだから、「じゃあレインボーか・・・・」と思ったら、最終的にはホワイトフィッシュでがっかりするという、二段落ちなのですね。




その最たる例。イエローストーン公園への晩秋の釣行のある日、明け方一番にマディソンで釣り始めたときのこと。産卵のため溯上してくる大型トラウトを狙うため、朝まだ薄暗いし大型ストリーマーを引っ張ってみよう、そして保険にエッグをドロッパーにしようと、決めて、ほんの何投目かにチョンチョンとつついてる感じが来た。下流にストリーマーをスイングしていたので、衝動を抑えてあえて合わせなかったが、突然ガツン!!!!と来て、一気にバッキングラインまで引き出された!!「なんだ~~~!!まさか30インチのブラウンかぁ~~!!ロッドが折れてでも上げてやるぞ!!」と思って下流に引きずられながら、ラインを巻き取ったが、また引き出されていく。その繰り返し。あまりにも直線的な走り。さすがにおかしいと思い始めた・・・・・「スレかな?」と思い始めた。しかし、トラウトならそこそこの大きさだろう、スレでも誇りを持てる、と思って、なんとか浅瀬に引きずり込んだら、上記の"二段落ち"が待っていたのですね・・・・・・・・・・・・・ ドロッパーのエッグ(黄色い点)が背ビレに引っかかったから、あんなに直線的に走ってバッキングまで引き出したのですね。他の釣り人が現れる前だったのが唯一の救いでした。さすがにこのときはポケットナイフで刺し殺したい衝動に駆られましたが・・・・・・リリースしました。

ホワイトフィッシュを紹介したついでに、もうひとつ外道種も紹介しちゃいましょう!!
Sucker(サッカー=吸い付き魚?)と呼ばれる川底に潜むコイ科だそうです。いやぁ~~これは本当にヌメヌメしていて、背ビレへのスレにも関わらず抵抗せずにユラユラ上がって来るのが気持ち悪かった!!実はこれ、アームストロング・スプリング・クリークで引っ掛けたのですね。おそらくイエローストーン川から、レインボーの産卵を追い掛けて浸入し、文字通りエッグをSUCK(吸いつく)していたのでしょう。ある意味レア物かもしれませんね。

気温が上がって釣りに行けますように。リヴィングストンは常に風が強いので、風が収まることはあまり期待しませんけど。次はフィッシングレポートできればと思います。
じゃあまた、フライの販売カタログをアップしてみます。

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