イエローストーン川においてかなりの高水位の年だ。暑かった夏を通して、秋の今まで統計平均を遥かに上回る数値で流れ続けている。今年は濁流(イエローストーン公園内の支流・ラマー川とソーダ・ビュート・クリーク付近での夕立による短い氾濫)が来ても直ぐに早々と流れ去り、川は“釣りが可能な緑”にいち早く戻る(イエローストーン川でのフライフィッシングは川の色の判断が全て)。また、それらの支流の水位グラフに氾濫が見て取れても、濁流がモンタナ州の区間で見られなかったことが多々あった。私の単純な予想では、イエローストーン川が今年の高水位でもって、モンタナ州に届く前に公園内で濁流を吸収あるいは薄めているではないか、と思っている。
なので、川にボートを出すときは、この季節でも波と早瀬にはこの季節でも気を付けよう!
9月のちょうど半ばから秋に移り変わった(ブログ更新にかなり間ができてしまいごめんなさい😓)。曇り空と雨の日が増え、気温も涼しくなってきた。こんな時期の一番の楽しみはストリーマーで秋の大物狙いだ!
これはマディソン川で。
イエローストーン川。
いつも通り、ニンフは効果的だ。大き目のカワゲラのニンフと小さ目のアトラクター・ビードヘッド・ニンフのコンビが常套手段だ。
そして、ドライフライでも十分楽しめる。秋のベイティス・メイフライとミッジが正午前から午後3時=一日の暖かめの時間帯にハッチしている。ボートで下るにつれ、ライズの群れを見かける。しばしば、小さ目のトラウトとホワイトフィッシュが活発に見えるが、キャスティングせず、まずじっくり観察すると、必ず数匹大型トラウトが混ざっている。
この状況を釣るにはいくつかのシナリオがある。これらの群れは岸沿いの静かな場所に起こる。ものすごく深く速い淵の端にすら見られる。この場合、ボートを停めるのは不可能かつ危険だ。そんなときはフロートしながらキャストするしかない。そのためには、ロッドを二本=片方をドライフライ、もう片方を重めの仕掛けにあらかじめ用意しておくこと。あるいはロッド一本だけでドライフライだけ釣りたいなら、そういう場所・ライズを見るまで忍耐強く待つこと。
ちょうどいい距離・角度にボートを停められることもある。どうぞ狙って!この場合、ボートを停めたところは穏やかな流れでも降りるには深くかつ危険な場合と、あるいは岸が垂直の崖になっていたりで、歩き回れない場面が多い。
もうひとつのシナリオは、ライズの群れの下流、岸際にボートを停め、ボートから降りて、岸から釣ること。超理想的な場面は、十分歩くの簡単かつバックキャストのスペースも十分あること・・・・・・たいてい後者はヤブか丘のため難しくなることが多々ある・・・・。そんなときでも、ベストのキャスティングとプレゼンテーションの角度を生み出せるようなんとかがんばろう!
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一年の次のサイクルに移行しつつある季節でもある;アトランティック・サーモン・フライ・ドレッシングとその他諸々のフライ・タイイングのプロジェクト。トラウト・フライに関しては、これからユーチューブ・ビデオとカタログを更新していく予定。額装アトランティック・サーモン・フライの注文はこれから受付開始。自分自身の課題もある。
今年第一番目は、ジョージ・ケルソンのチャーリー(ハリソン・バートリート4/0)
これはフル・ドレスにしては珍しく、ウイングの上のトッピング(ゴールデン・フェザントのクレスト)がない。全体的なシルエットと理想的なヘッドの仕上げに満足している。
完全にタイイング・モードに入る前に、秋の釣りを楽しもう😁
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