Friday, June 14, 2013

マイナーなハッチだけど、大切なトラウトの捕食物!

昨日は本当になが~~~い一日だった。ガイドとマスター・ブリーダーの合間にイエローストーン公園に出かけた。釣りかって?・・・・・・・最後の2時間だけ。ほとんどはこれからの来るべき本格的ガイド・シーズンに向けての観察、実験、スカウト、運転時間と距離の計測、など、など・・・・・・・・・。もちろん魚を釣ることが一番大切。しかし昼食の場所と時間の確保なども含め、一日の日程を組み立ててこそ、ガイド・サービスである。これが本物のプロのガイドの仕事なのですな!!

 特に今年は“平年と違う”ことがいくつかある。これまでもう何度か紹介してきたよう、マディソン川水域には雪代の大水が発生していない。つまり平年より水位が低く、水温は上がり目ということだ。これこそ昨日出かけた一番の理由だ。

それでいて、だからというべきか、とてもユニークなハッチを夕暮れにかけて経験をできた。私の過去の経験の追憶であった。過去ポストを掲載する価値がある。あ~~あの頃私も若かった!!髪がながーーーく!!
http://leftyanglerjpned.blogspot.com/2011/02/blog-post.html
http://leftyanglerjpned.blogspot.com/2011/02/blog-post_05.html

ファイアーホール川=別名・水生昆虫工場=のある区間で大型のホワイト・ミラー・カディス(ネクトサイキ)を観察し、トラウトはライズで捕食していた。同時にヘリコサイキここここをクリック)もハッチしていて、それに集中して捕食しているトラウトも観察したのだ!!へリコサイキは大きさと色が似ているグロソソマと混同されがちだ。

へリコについて復習しよう。

  • サイズ20か20番
  • 黒・灰色の翅とアンバー(オレンジ系)のボディ
  • ファイアーホールの特定の区間、特に暖かい時期にハッチする
  • 大量にハッチする。
  • 上流へのキャストは無視される!
  • つまり釣り人に多大なフラストレーションをもたらす!!




私は3年間貯めに貯めた知識と経験のおかげでしっかり準備ができていた!!・・・・・・・・な~~んてね。これこそ、Xカディスのへリコ・ヴァージョン!!

こんな大きさのトラウトですら選択眼厳しくライズしていた!!??こんなカワイコちゃんのライズに合わせて、しっかり手元まで寄せるなんて超高等テクニックだ!!??

実はホワイト・ミラーとヘリコサイキ両方で立派なトラウトを何尾かライズで仕留めた。
ファイアーホール川もヘリコサイキも、日本では“有名”ではないだろうが、近い将来釣行を計画するなら、覚えておいて損はない。
来週また観察・実験・スカウトに出かけようか。大変かつ地味な仕事だが、プロのガイドとして自分の記憶と経験として肥やしになっているのを実感している。また、自分の赴くままに出かけて、詳細にブログポストできるのは、今のうちだけ。ガイド・シーズンが始まったらもう一気に行くから!!

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