Tuesday, September 17, 2013

ミステリー・スピナーと秋の予感-デピューにて

9月16日、ウィスコンシン州からの御夫婦クライアントをデピュー・スプリング・クリーク(www.depuyspringcreek.com)でガイドした。季節は移り変わっている。それに伴って釣りの状況も変わっている。なので釣り方・戦略・フライ選択もそれに伴って調整していかなければならない。先週末、スカウトと情報収集のための時間を確保しておいたのだ。マスター・アングラーことトム師匠スプリング・クリーク・スペシャリスツのバズを訪ねていろいろ情報を仕入れた。どの河川・湖沼をガイドするとき同様、仮でも基本的でもいいから日課をある程度組み立てておくことは大切なのだ。この余分な運転と時間は決して無駄にならず、後で利子として戻ってくる。特にリヴィングストンのスプリング・クリークではそうなのだ!!

今デピューで起こっていることとは、我々リヴィングストンの限られた“スプリング・クリーク専門ガイド”が言う“ミステリー・スピナーの落下”だ。20番・22番のラスティー(錆色・茶色)だ。小さ目メイフライのベイティスの仲間じゃないの、といえば間違ってはないと思う。何がミステリーなのかというと、こいつらがいつ何時ダンとしてハッチしているのか誰も知り得ないということ。それでいてクリークにかなりの数がスピナーとして落下する。なので結果としてかなりエキサイティングなトラウトのライズを誘発するのだ!!その光景は圧巻。そう、ちょうど数ヶ月前のPMDの時期みたいに・・・・・。自らの観察と仕入れた情報に基づいて、この特別な状況のためのスペシャル・フライを巻いておいた(ごめんね、今の所写真無し)!!彼らのロッドを準備した。二人ともある程度スプリング・クリークでの経験があったが、もちろんデピューは初めて。しかしゲイリーは初キャストで初トラウトを見事に合わせたのだ!!今まで誰かこんな“初尽くし”を成し遂げたことがあるか!?私の初めてのデピューでの経験は・・・・・思い出したくない・・・・。とにもかくにも初トラウトは勢いよくゲイリーのフライをちぎって逃げてしまった。なのでまたフライを結ぶとほんの数分後今度はしっかりしとめた!!これこそ私の新品ネットへの初トラウト!!

スピナー落下とトラウトのライズはもう驚くほど最高!!ゲイリーが良型のカットスロートを仕留めた!!




ダイアンさんもスピナー落下中がんばって釣った。3尾ほどかなりの大物をドライフライで合わせたが、不運にもバレたりフライを切られたりで逃げられてしまった。スピナーの落下が終わりに近づくにつれ、典型的な南西の風が吹き付けてきた。午後もがんばってかつ忍耐強く釣った。スプリング・クリーク仕様のニンフや夕方のミッジのハッチを追いかけた。このレディー・アングラーが“逃した魚”をなんとか埋め合わせるべく、私が持てる全ての知識と経験を適用した。そして我々の努力と忍耐は遂に報われた!!

そしてもうひとつ!!

写真に見られるように、ブラウントラウトは秋の産卵期を控えて、鮮烈に色づいてかつ体重を増加させているようだ。正直ちょっと早いかもとも思っていたが、我々の努力は幸運を呼び込むに値する!!

デピューでのまたしても素晴らしき日を経験した。初挑戦のクライアントに楽しんでいただけたと思う。ちなみに私がこの日提供したランチはクリークで調理した熱々ジューシーかつ超ビッグなハンバーガー!!そして陽がとっくに沈んでからもあきらめずに粘りに粘って真っ暗闇、最後は懐中電灯を使っての午後8時20分までガイドし続けた。クライアントががんばって釣りたいならとことん付き合う。これこそ本本物のスプリング・クリーク専門ガイドなのだ!!
秋が深まるにつれ、デピューでの釣りはもう一段階変化を遂げる。このブログ読者ならお分かりですね!今からでも遅くは無いから、モンタナへの釣行の計画とクリークのロッドを予約しよう!!

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