Tuesday, December 7, 2010

マディソン:湖と湖の間

マディソン川はイエローストーン国立公園の境界を越えると、他の河川と共にヘブゲン湖を形成する。ヘブゲン湖はダムによる巨大な人工リザーバーで、それ自体優秀な釣り場である。ダムの下からまた川の流れに戻るのだが、1959年に大地震が襲い、地すべり・土砂崩れにより川の一部が埋められ、もうひとつの湖を形成してしまったそう。下の湖はそのままEarthquake Lakeまたはクエイク・レイクと呼ばれる。だからこの二つの湖の間の流れはBetween Lakesと呼ばれる。

まずはヘブゲン・ダム。現在実は長期的な補修工事の真っ只中。

というのは2008年の晩夏に、ダムの一部が壊れてしまい、大量の水が溢れ出し、一時騒然になったのだ。なんせダムは1915年に完成したらしいので、これらの材木も朽ち果てたのであろう。

ともかく、このBetween Lakesは季節とタイミングが合えば、大きめのトラウトが期待できる。というのは、ヘブゲン湖のトラウトがイエローストーン公園内に向けて産卵のため溯上してくるのと同じく、春にはレインボーが、秋にはブラウンがクエイク湖からこのセクションに溯上してくるのだ。30インチの化け物ブラウンがしばしば報告される!!!
今の所、私の記録は20.5インチ(52センチ)のブラウン。ガイドと釣った日、最後の最後に釣り上げた思い出深いブラウンである。そう、このブログのタイトルに使われてる写真と同じ。

この日私は、「20インチ以下のトラウトの写真はいらない」とガイドに言った。朝から17から18インチクラスをいくつかあげたが、午前中私のミスで確実に20インチ超えの大物をバラしてしまった。午後はあまり反応がなく、夕方最後にまず18インチを上げ、さらにそのすぐ後もっと大きな引きが来た!!遂に目標の20インチ越えを果たした。両手にしっかりと重さを感じ取った。

クエイク湖のちょっと上流での17インチだが、丸々としたレインボー。

そして私のマディソンでの二番目の記録、19.5インチのブラウン。これもまた、その日の最後の最後あきらめそうになった頃、集中してポイントを見極めて遂に出た。無理にネットを使わず、そっと浅瀬に引き抜いた。やり取りの最中大げさに演技せずとも大物だったので、移動していた何人かグループの釣り人の車が止まりギャラリーを作ってしまった!!興奮で手が震えてしまったようで写真がぶれてしまった。

つまり、マディソン川と一口に言っても間に湖を含んでいることを皆さんに知ってほしいと思いました。つまりそれほどマディソンでの釣りは多様性を求められるのです。

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