Tuesday, April 19, 2011

ガイド・イベント:その2-グランド・フィナーレ

イベントは木・金・土曜と三日間続き、土曜日の夕方は会場をボーズマンのダウンタウンの映画館に移して、”ガイド・オリンピック”の各種目の優勝者への賞品贈呈が行われました。Simms社と共催社はもう豪快に賞品を配りまくってました。
イベント最後の企画と表彰は、イベントの間のみ(2日半)でモンタナのフライフィッシングの様子を6分以内の映画にまとめるコンテストで、大変おもしろかったです。1位のグループが賞金1000ドルを受け取ったところです。(でも費用に1000ドル近く掛かったんじゃないかな・・・・・・・)

そして私もステージに呼ばれたのです!!
Montana Fly Company(モンタナ・フライ・カンパニー)のブースで行われた、フライのコンテストに自らデザインした大型ウェットフライを自信を持って提出しました。


通称"コヨーテ”。英語の講義はしたくないので、日本語ではコヨーテで充分です。



既に実績があるんだ!!


そして2010年の終わりもコヨーテで締めたんだ!!


レインボーの代わりに、賞品のレインボー柄のリールを持ってスマイル!!


そして、最大の賞品として、MFCのフライ開発チームに来年からコヨーテとその他のオリジナルと共に"デザイナー"として登録してもらえることになりました!!
これはもうフライ・タイヤーとしては最高の名誉です。
ガイド・オリンピックの優勝者はもう会場全体がうらやむ賞品をもらっていたのに対して、私はリールと副賞(MFC内の小遣いと120個完成フライ)と”名誉”だけ。しかし、私自身が育て上げたフライが遂に日の目を浴びて、まさしく1等賞を釣り上げたのです。これはもうフライ・タイヤー(もしくはマニア)にとって最高の瞬間です。

ちなみにMFCのようなフライ製造会社は、MFCも含めて大手ばかりなのですが、このような会社は発展途上国(パキスタン、スリランカ、タイ、アフリカ他)に製造工場を営み、そこで現地の人々を雇い、低いコストでフライを大量生産するのです。そしてアメリカでこれらの会社はこのように生産されたフライの卸売りをするわけなのですね。私のようなデザイナーはここモンタナで新しいフライを開発し、試して、MFCに提出するのです。お目がかなえば、そのフライが製品化され、注文を受けるたびに、デザイナーに印税が入るのですね。これからはデザイナーの特権でマテリアルも道具も安く手に入るので、さらに実験できます!!




さて、このガイド・イベントは本当に有意義な3日間でした。

ガイド1年生の私にとって、様々な人々に会って、いろいろ話したことが何よりの収穫です。

そしていわずもがな、SimmsとMFCのおかげで(また私自身のコヨーテのおかげで)、アメリカ全土から集まった猛者ガイドから注目と喝采を浴びました。たった一人の日本人ですから、静かにしてても目立つのですが、ステージに呼ばれたので、名前とフライの才能もしっかり覚えてもらえました。
さっそく今日ボートを見に行ったら、「君のことイベントで見たよ。フライのコンテストで1位だったんだよね」と言われました!!
本当に参加者全員が楽しんだので、フェイスブックやブログを通して、さらにネットワークが広がっています。みんな既に来年のイベントを期待しているほどです。来年は私もガイド・オリンピックに参加して、右利きのガイドを蹴散らしますよ!!

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