午前中はこの他、小さなレインボーとほんの数回バイトを感じただけだった。理由は、まずこの時期は水生植物がまだ育っておらず、水位・水量が共に低いのでトラウトはかなり神経質になるか、底に沈んで動こうとしないからである。また、昨日のように有効なハッチがかなりの割合で期待できる場合(そして実際に起こった)、水生昆虫のニンフやラーヴァはハッチの前に水面下に大量にいるはずだし、活発なはずなのだ。そんな時は、経験上ストリーマーは無視される傾向にある。だからおそらくニンフでの釣りも有効であっただろう。しかし昨日のような状況ではサイト・ニンフ(トラウトを見付けてターゲットを絞る釣り方)でもブラインド・ニンフ(ポイントのみ絞ってウキ釣りでキャスト)でもあまり有効ではないと判断したので、ストリーマーを続け、11時半に切り上げ早めの昼食にして、午後のハッチに備えた。
さてそのハッチとは?まずミッジが豊富。しかしライズはそれほど強烈ではなく、フライのサイズも16番から28番くらいまでとばらつき、さらには上記のような流れの状況ではキャスティングのポジションを取るためのストーキングすら難しく、トラウトはすぐ逃げてしまうのであった。
場所を変えて、続いてハッチしたのはBlue Wing Olive(ブルー・ウイング・オリーヴ)もしくはラテン表記でBaetis(ベイティス)と呼ばれるサイズ20番前後のメイフライ。これは春先とシーズンの終わりの秋にハッチする小型のメイフライでこのハッチを期待するアングラーにとって一喜一憂をもたらす。私はマディソン川での経験を通して、有効なフライの選び方や釣り方がこのハッチを釣るたび上達している。
小さいけれどライズしてきた元気なブラウン。
そしてさらなる大きな固体も二回合わせたが、サイズ22番のフックのギャップを広げられて逃げてしまた・・・・・手応えからして45cm前後だったと思う。このメイフライは小さい代わりに大量にハッチするので、大きいトラウトでもしばしば水面に上がってきて、ハッチが続く限り飲み込み続けるのだ。
BWOのハッチとトラウトのライズは2時半までに終わってしまった。BWOは曇り空で雨や雪などの条件を好んでハッチするので、昨日の午後太陽が顔を出すようになってから終わってしまった。もし曇り空のままだったら、午後3時くらいまで続いただろう。
今月に入って日も長くなったし、家まで車で10分だし、天気もまだ全般的に曇りのままだったから夕マズメまで粘ろうと、休憩しつつ、ニンフで試してみたり、時折起こるミッジへのライズにキャストしたりして、5時になってからストリーマーに戻った。また当たりが戻ってきて、最後に上げたのは、丸々健康なレインボー!!
さてネルソンは、たったの1kmの流れなので、昨日はもう上から下までもう何回往復したか覚えてません。場所を変えたり、作戦を変えたり、何がどの場所で有効かを見つけるのは楽しいプロセスです。そして疲れたら、車に戻って飲み物を手にしたら休憩のベンチに座って休むこともできますし。
1日釣り人6人までなので、短い流れでも場所取りがせわしくなることはありません。特に私のようにいろいろな作戦を常に考え、動き回るアングラーにとっては、満員の場合むしろ他の人々がどんな釣りをしているか、実際に魚を上げているか、など観察するのも楽しみなのです。
昨日の釣り人は私のみ!!午前8時に牧場を訪れ、ウェイダーを脱いで家に向かったのは午後7時!!昼食とその他諸々の休憩が2時間だとしたら、9時間ほど釣りまくってしまったようです!!
これからも来たるシーズンを通してハッチ、有効フライ、釣果を載せていきますね!
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