Tuesday, December 14, 2010

グレイリング

Grayling=グレイリングを御存知ですか?アラスカとカナダには分布してますが、アメリカ本土では、イエローストーン国立公園内の一部の流域にしか存在しない超希少種です。あの背びれをぜひ自分の目で見たくて。
このポストは基本的に英語版で7月のポストの日本語訳です。今年6月末の釣行の1日で、感情の起伏が激しい日々だったので、思いで深い日になりました。

まず行き先は、Cascade Lake=カスケード・レイク。どうしてもグレイリングを釣りたかったので、いろいろ調べてかつ散々迷ったのですが、カスケードをやってみようと前の晩に決めて、当日の朝は体調は普通で、いざ公園内へ運転。しかし、公園の一部の道路が大補修工事の真っ最中。去年から続いているのですよ!!!30分以上待たされたうえに低速運転なので、朝一番予定が狂って、感情的には”怒”。

なんとか登山道への駐車場に辿り着いて、ウェーダーを着て、釣り具を用意して、バックパックにサンドイッチなど昼食を詰めて、40分・3kmほどのハイキングを開始。 しかし、駐車場に何台か車があったので「釣り人もう何人か入ってるのかな」と、またこの辺は熊が活発らしいので感情的には”不安”。

しかし、途中見た人々はハイキングを楽しんでる人ばかりで、釣り人は皆無でした。熊鈴や歌を歌わなくても、熊の気配はなかったので、ちょっと”安心”。
そしていざ、湖についたら、なんと?????ライズ??湖で釣る、また絶対にどんな手段でもグレイリングを釣ると決心していたので、前の晩に用意したフライは、6番ロッドで釣る淡水エビ、ヒル、カジカ、ミミズなどパターンばかり。ドライフライはアトラクターしか持ってない・・・・・・・・・・どうする???
湖には大量のミッジがハッチしていた。これは成虫。
後ほど交配が始まった。
6番ロッドのリーダー・ティペットは6Xまでに急造したが、せっかくここまで来て、たくさん魚がライズしているのに、フライがない。どうしよう?さらに風が強くなってきた。感情的には”不安”を通り越して”がっかり”と”あきらめ”・・・・・・・・・ こんな時、あのフライがあれば・・・・・・・
イエローストーンの有名フライ店・Blue Ribbon Flies(ブルー・リボン・フライズ)から習ったミッジパターン。
ブルー・リボン?オーナーのクレイグさんが上のミッジを発明した?クレイグさん?クレイグさんは常に秘密のボックスをベストに携帯しておくらしい?ブルー・リボンのみで買える手作り通し番号入りの限定ダッチ・ボックス?そうだ!!私も今年の初めにダッチ・ボックスを買って、自分なりの秘密のボックスになるよう、最も信頼できるフライをそれぞれたったのひとつだけ巻いて、ボックスを埋めたではないか!!そして今、私の心臓の真ん前にある!!突然、胸が重く感じた!!!!
風は強くなり、キャスティングは難しくなったが、逆に湖の表面が波立ってきたので、ウェーディングでライズへの距離を縮めることができた。そして、上のミッジの一投目に遂に出た!!

この瞬間、全てが報われた気がした。様々な感情が入り乱れたが、ついに”満足”。大きな背びれに触ることができた。

逆側からも。 この大きな背びれは水から出ると、すぐ縮んでしまう。

この後、上のたったひとつのミッジ・パターンでたくさんグレイリングを釣り上げることができました。この最初のグレイリングが30cmと一番大きかったですね。4番ロッドで釣ればもっと楽しかったかもしれませんが、何はともあれ、目標が達成できて、うれしかったです。

ブラウン、レインボー、カットスロートだけでなくグレイリングも狙いに来てください!!

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