Sunday, November 6, 2011

イエローストーン公園のシーズン終焉

毎年11月第1日曜日がイエローストーン国立公園の釣りシーズン最終日である。それに伴っていくつかの入場門も閉鎖される。ガイドシーズンが終わり、冬の間の仕事が始まる前に、やはり秋のマディソンに向かいたかった。
昨日5日土曜日朝4時に起きて、6時に家を出ると同時に雪が降り始めた。ボーズマンの途中まではなんともなかったが、公園に向かうに連れ、ほぼ視界無しで、ギャラティン谷を通り抜ける国道は急カーブの連続・・・・・・・やや後悔・・・・家でゆっくり寝て、暖炉で暖まって、コーヒーすすって、本でも読んでればよかったのに・・・・・しかし帰り道はない!!気温は一日中氷点下だった・・・・・・


今日はいい意味で“行き当たりばったり”で行こうと細かく計画しなかった。どのセクションを釣るか、どんな方法でいくか、など・・・・・・・公園に向かう前、まずマディソンの公園から流れ出るセクションをストリーマーで狙ってみた。トラックを停めて、着替え、歩き出してから、45分後、3度目のフライ交換で、

ガツン!!!ときた!!重い!!重い!!深く潜ろうとする!!一瞬にして平均以上の固体だとわかった!!朝一番50cm!!これはメスであろう。この丸々したお腹はタマゴをたくさん収めているのかな?

“ニコパチ”というより、むしろ「これでもうボウズじゃねーし、大物だがら、さっさとウヂ帰っぺ!!」と栃木県北部ナマリで思っていた・・・・・・
この後もう少し攻めてみたが、アタックが一回、2,3匹驚かせただけであった。
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いよいよ公園内へ浸入し、川沿いでランチを食べてると、小さいライズを見始めた。これは典型的な兆候だ。小さいトラウトがハッチの初めにチョコチョコライズして、後に大きいトラウトがライズし出すこと。なんのハッチかというと、もちろんベイティス。やはりデピューでそうしたように、私の選択はこのフェザントテイル・メイフライ・クリップル。


レインボーも

ブラウンもライズしてきてカ・イ・カーーーーン!!自らデザインしたフライがマディソンでも認められたことはうれしいですね!!

一匹大きな当たりでティペットを切られ、それ以外は大物でもないけど、充分楽しんだ。マディソンでのベイティスのハッチは過去散々厳しい経験だったが、最近のデピューでの経験から難しさを克服し、テクニックを向上させたのだろう!!
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午後3時にハッチもライズも終わり、さすがに寒いし、帰り道も心配だから、早めに切り上げることにした。この寒さなら、みんなもう帰るだろうから、普段は混み合ってる場所でも、もうひとつ大型ソフトハックルをスイングしてみたい、と思った。間違い・・・・・・・
これはある特定のプールに、人々(95%他の州からの釣り人)が入れ替わり立ち代わり順番待ちしている様子。これでも少ないほう!!9月に来たら駐車場は20台以上で停められている!!

もうこんな狂想曲には参加しない。これらの人々がトラウトを上げられないことを見て取れた(詳しいテクニカルや批評はありません)。


私は実は玄人好みのこのプールの上下の流れを釣ることが好きなのだ!!私の一番好きなソフトハックルのひとつ、ジャック・ガートサイドによるソフト・ハックル・ストリーマーを結んだ。
下流にスイングしていくと、一回ガツンと来て、次にはトラウト自ら自動的に合わせてしまう感触とその後のジャンプの光景がたまらない!!!

この川の最大の物ではないけど、立派な40cm以上の秋色ブラウンであった。そしてやはりスイングという自分の好きな方法にこだわってみて、結果も同時に出ることがうれしい!!

もちろんコヨーテも試した・・・・んが、トラウトも最近は情報収集が速いのであろうか、雑誌で見かけて、コヨーテに気をつけるよう注意報が出ていたようだった・・・・・・・・
冗談と言い訳抜きに、まだ日がある内に帰り道を少しでも進もうと切り上げたのだ。自分も他の州や国からから一週間ほどウェスト・イエローストーンに滞在する訪問釣り人であればよかった、と思った・・・・・でも今こうしてリヴィングストンの家で暖まりながら過ごすのも好きだ!!
マディソンの秋の釣りは、しばしば釣果の予測も定義も難しいことがある。でも昨日は“良好”としていいだろう。これまで蓄積してきた経験と知識のおかげで、ただ1日選んでもかなりやれる、ということ!!
トラウトも野生動物みんな、また来年会いましょう!!

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