Thursday, March 28, 2013

春のイエローストーン

先週の寒い日々から戻って、また春日和だ。今度は“偽”でありませんよう!まあ、釣りの方は、もう毎回お届けしているよう、天気に関わらず春モード全開!!
昨日はデピュー・スプリング・クリーク(www.depuyspringcreek.com)から小休止。釣り友達のジョーダンとイエローストーン川に向った。デピュー(と他のスプリング・クリーク)が私の家から近いのは事実だし、私有地内のひっそり感・ゆったり感が過ごしやすいのは事実だ。しかし、今“ストーン(略称)”でもいろいろ起こっているのを知っている!同時に別の河川で釣りはできないのが辛い!!ひょっとしたら、日本の山岳渓流を釣っている人々や、雑誌で見る外国のスプリング・クリークに憧れている人々は、超大河のストーンなんて興味も湧かないかもしれないし、大河はストリーマーとニンフを使うんだ、なんて想像する人々もいるだろう。またひょっとしたら、この日本人ガイドは、スプリング・クリークの方が釣果が安定しているから、小さくて釣り易いから、ほぼ毎日通っているんだろ、なんて勝手な言い掛かりをつける人々もいるかもしれない。まさしく「固定概念は罪」(野村克也監督)。イエローストーン川についての詳細と私個人の思い・意見は別の機会に譲るが、イエローストーン川には様々な水生昆虫が豊富に存在する!!そしてハッチを狙って釣るなら、それはスプリングクリークと同じくらい楽しくもなるし、時にはさらに困難・難解にすらなりえるのだ!!
「イエローストーン川の流れを読んで、常にトラウトを捕らえることができるなら、世界中どこに行っても、優秀なフライ・フィッシャーになれる。」ドン・ウィリアムス-1976年

我らはどうだったか?
とにかく一日中快適な天気だった。まずニンフで始めて、ホワイトフィッシュを釣りまくり!豊富で健康なホワイトフィッシュは、川が健康であると言うことのバロメーター!!

昨日有効だったニンフのいくつか。
自らデザインしたパープル・ニンフェイズ

同じく自らのビード・フェザント・カパー
パークス・フライ・ショップ(www.parksflyshop.com)から習ったミンチ・ストーンは最近私が最も重用するパターンだ!

二人とも釣りまくった。とするとあちこちでライズの輪を見始めた。ミッジだった!!11時過ぎからミッジがハッチを始めた。物凄いハッチだった!!川全体のミッジが全て一気にハッチしているのかと思うほど(それは大げさか!?)。我々のウェーダーはこんなカンジ。

初めに捕らえたトラウトを“ポンプ”。フムフム・・・・・・・・・
注目!!ピューパの抜け殻、殻から出かけているエマージャー、成虫、全て捕食されていた!

私は立派なレインボーを捕らえることができた!もちろんドライフライ。ジョーダンはプロのカメラマンである(ウェブサイト)。彼のハイテクカメラで、いつものタイマー・ニコパチなんて及ばない写真を撮ってくれた(オレもカッコよく見えるか?)。

スプリング・クリークで使うようなパターンもよかったが、小さいけれど、見易いアトラクター・ドライの方が効果的だった。
パープル・ヘイズ・クリップル
マイクロ・ウルフ・クリップル

二人とも釣りまくり。突然ジョーダンのロッドが何か大物によって激しく曲げられた!?私が咄嗟に撮った写真だが、個人的にお気に入り。全てが収まっているから。釣り人、大物を予感させるロッドの曲がり、モンタナの青い大空、山頂の雪、低地のまだ茂っていない牧草、そしてもちろん、イエローストーン川!!
綱引きのようなやり取りの末、遂にジョーダンが取り込んだ!
立派かつ美しいイエローストーン・カットスロートだ!!
結局夕暮れまで釣ってしまった。ほんの短いセクションを選んだのに、一日中いそがしく釣った。そして、本当に快適な天気だった。久々に大河をウェーディングしたことと、河原の石のおかげで、私の体は心地よく疲れている・・・・・・・
またすぐにストーンに向うぞ!こう御期待!

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