Friday, October 18, 2013

デピュー・スプリング・クリークでウインター・パス開幕-溯上トラウト編:超モンスターブラウン!!

それじゃあデッカイの釣れた?ほとんどの釣り人はそれが気になるであろう。私にとって、フライフィッシングとは、各々のトラウトへ近づく過程の方がサイズより大切である。しかし、チャンスがあるなら、そりゃ貪欲に大物狙いたい。繰り返すが、今こそその時期なのだ。

私の観察では、イエローストーン川からデピュー(www.depuyspringcreek.com)への大型トラウトへの溯上は、例年の同じ日に比べ、やや静かな感じ。別にがっかりなんかはしていない。むしろ、“動き”を探知できるよう、いつでも感覚をピンピンに張っておくのだ。

“静か”とは、溯上の数と、それらによるアグレッシブなアタックの頻度が、例年の同じ日に比べ、やや低目と感じられたこと。なので、私のキャッチもまあ中型くらいから・・・・。
ヒント:ストリーマーってカンジじゃないかな。ニンフで辛抱強く、探って釣る方が効果的。
昨日の夕方、ぼちぼち何尾かのトラウトがグループを作り始めて、そんなグループがクリークのそこかしこに見られるようになった。

レインボーはブラウンのエッグが大好き!!レインボーが入ってきたということは、こいつらはブラウンのエッグの存在を感じているのだろう!!いい傾向だ!!
こんな時期にこんな大きなカットスロートを釣るとはかなり驚き!!
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そして自らのフライフィッシング史上におけるドラマが起こった・・・・・・・・
夕闇が濃くなるに連れ、ほとんどの釣り人は家路に着いた。私は“すぐにでも産卵ベッド”になるであろう場所を観察していた。上記の3尾でかなり満足していたが、突然物凄い大きな影による大きな動きを目撃した。尋常なサイズじゃない。ストリーマーを結んで、やや上流にキャストして、ストリップはそれほどせず、ドリフト・スイングの様に、その影に向けて流した。ゴン!!ガヅン!!合わせたぞ!!恐ろしい勢いでラインを引き出して、下流に泳いでいった。スレかとも思ったが、それにしても物凄い大きさと重さだった。近づいては離れてを、数回繰り返して・・・・・・・・気付かなかったが、ラインがリールのハンドルにからまったようだった・・・・・・・・・パツーーン!!・・・・・・・・ストリーマーが切られてしまった・・・・。間違いなく今年最高の、ひょっとしたら人生最大級だったかもしれなかった大物だ・・・・・・・・。これは、今日はもうやめろ、という天のお告げか。インジケーターを外し、ゆるんだラインを巻き取り始めた・・・・・・・
しか~~~~し!!その大物がフライをぶち切った辺りを観ると、なんと同じ巨大な魚体がクリークの底に潜水艦のように張り付いているではないか!!ひょっとして、もしかして、またフライを食わせられるかもしれない。“少なくとも挑戦すべきだ。釣りの神が二度目のチャンスをくださったんだ”と自分に言い聞かせ、またインジケーター、ガンダマ、2Xティペットを取り付け、さらに手っ取り早くエッグ・フライを結んだ。この間1分くらいだったであろうが、巨大な影はまだとどまっている。5回か6回、ほんとに短いキャストを繰り返したら、インジケーターが反応した。合わせた。やった!!また大物と繋がった!!綱引きがまた始まった。しかし、今度は明らかに疲れているようだった。クリークの反対側の岸に向って泳いでいったので、追いかけることによって、ちょうど角にに追い詰めたような状況になった。次はネットで取り込みだ!!・・・・・・・しかし私のネットで充分か!?・・・・・・・頭を含め大部分を捕らえた。なんとか制御できているようだった・・・・・・・。自分自身を戒めた。“何を願うか気をつけろ。そんなに大物がほしいのか?これはデカ過ぎだぞ!!”

まるで両手でバスケットを抱えているようだ・・・・・・・・
捏造でも大げさでもなく、しっかりテープで測った。
クリックして拡大すれば目盛りを読めるだろう。
“彼女”だった。そして彼女の左胸ビレには私のストリーマーが刺さっていた!! 
全長26インチ(約66センチ)、最大胴回り14インチ(約36センチ)
魚の重さを推測する公式(全長x胴回りx胴回り、を800で割る)と彼女はせいぜい3キロあるかないかだそうしかし、それはあくまで一般的な時期であって、この時期のブラウントラウトは体重・脂肪を最大級に貯め、さらにこれほどのメスなら2キロほどの卵を体内に納めていても大げさではない。食料品店で手にする牛肉の塊からして、5キロと言っても決してウソでも大げさでもない!!
これこそ間違いなく“2013年の一尾”だ。そしてもちろん自らの記録・・・・・・
ただのラッキー?まさしくその通り。しかし、私はその運を呼び込む努力をしている。
1.産卵モードの大物トラウトは暗い時間に行動が増える。この場合、ひょっこり川から支流のデピューに入ってきたいうより、ひょっとしたら、一日中クリークにいたのかもしれない。しかしこいつらは警戒心が異様に高く、滅多に(おそらく決して)姿を見せない。彼らの警戒心がやや低くなって、公共の場所に姿を現す瞬間を仕留めねばならないのだ。
2.釣り人は、それにともなって、遅くまで粘る覚悟が必要だ。特にこんな寒い秋模様だからなおさら。フライ、作戦、衣服、そして何より精神を準備しておくべし!!

今週末は川でガイドだ。私がクリークから離れている間、誰が大物を釣り上げる、いや近づくことができるか・・・・・・・
乾杯!!

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