ベイティス=Baetisとはいわゆるラテン表記。こちらでは一般にブルー・ウイング・オリーヴというが、今年はその名称を使うのにちょっと抵抗がある。というのは、この秋デピューにて見かける種類は、いわゆるダーク・オリーブ色でサイズ20番・22番とは確実に異なるからだ。私だけでなく、観察眼鋭い何人かの釣り人も同じことを報告している。ほとんどが、グレイ、もしくは軽めのグレイ。そしてほとんどが24番でちらほら22番が混ざっている。
さらに、いつも通り、私は自らをサディスティックなほど難しい場所の選択眼の厳しいライズに仕向けることが大好きだ。今はいわゆる“アニーのラン”(上流のフラット)がクリーク全体で一番チャレンジングだ。全てがうまくいった場合のみ(単にラッキーなだけか?)、大きく強くかつ美しいトラウトと繋がることができる!!・・・・・・・とはいうものの、これは別に告白してもかまわない。この日の午後はもう全くどうにもお手上げ状態。キャスト・ドリフトの後、ラインからフライまで、だらしなくクリークに残したまま、何か見つかるかと水面を見つめていた。とすると、ピクピク引いてる!!私のフライがライズしているグループの真ん中を通過したらしく、その内の結構な一尾が自ら引っ掛かってきた!!この偶然なるラッキーを最大限に利用した!魚を感じるためではなく、胃の内容を調査できるからだ!!それにしても上等なレインボーだったな。
あーーーー!!わかった!!ハッチのため上昇中のニンフを水面直下でライズしながら捕食していたのか!!
フライボックスを掘り出し、このフローティング・ニンフを結んだ。
大正解!!その後さらに数匹釣ったし、別に数匹合わせてバレたりした。
告白。上の場所とライズをあきらめ、やや易しい場所・ライズを狙った(といっても、それでもアニーのランは難しいんだって!!)。立派なブラウンだ!!
フムフム。
これは同じ日の午後、下流のフラットに移動してから。ほとんどのハッチが終わったのに、ポツポツライズをしていた。なんとか1尾!!立派なレインボーだ!!
しかし、胃を調査して逆に混乱・・・・・・ベイティスよりタニシだなんて!?
そりゃうれしい!!
フォーム・パラシュートのエマージャーで捕った。
しかし胃を調査してまたまた混乱・・・・・・・ダン・エマージャーを模したフライを水面上で捕ったくせに、中身は上昇中のニンフばかり・・・・・・・・
その他ローテーションしたフライはこれら。どれも既に存在するパターンをちょっと自分なりに改良したものだが、とても効果的だ。
ノー・ハックル!!
雪ウサギの毛を利用したスペント・ダン。
これらの他にもいくつかパターンがあって、さらにはサイズと色合いが微妙に異なるから、もうこれら全てをローテーションを組んで、結んでは交換してを繰り返し、その日何が効果的か導き出すのだ。
また、水生昆虫学の専門家に頼んで、このメイフライの鑑定・識別を依頼している。返事をもらい次第発表しよう。
さて、あとどれくらいハッチが続くのか?来週寒くなり雪が予報されている。そうすると“いつものダーク・オリーブ”がハッチするのか?どうなることか・・・・・乞うご期待。
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