Monday, February 29, 2016

2月まとめ

ニュース:昨年参加したイースト・アイダホ・フライ・タイイング・エクスポに今年もデモンストレーション・タイヤーとして参加することになった。今回は、自分のテーブル以外に、リヴィングストンのスプリング・クリークのフライについてのタイイング教室を行うことになった。今から楽しみだ。今度もまたいそがしく楽しく意義あるエクスポになること間違いナシ!!
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今日、4年に一度の閏の日は2月のまとめに最適なタイミングだ。先週はとても実りが多かった!!上出来の月の締めくくりだ。
木曜・金曜の午後、デピュー・スプリング・クリークに出かけた。木曜日、先週に引き続き、ライズの一群を見つけた。ミッジ=とっても極小=がハッチしている。ドライフライに向かってきたが、合わせまでには至らなかった。金曜日、‟今日こそは!”と心に決めてクリークに向かった。初めの場所で、またしてもニアミス連発!そのグループのトラウトはどれも立派なサイズだった。ライズがおさまったようだったが、その場所を離れるのはやや厳しい決断だった。しかし実用的に、次の場所へ向かった。幸運にも私の経験に基づく判断は功を奏し、またしてもライズの一群に出くわした。これらのトラウトは小さめに見えたが、それでもやはり極小ミッジにポツリポツリライズしていた。いつライズが終わってしまうのか、今度も機会を逃してしまうのか、不安があったのを認める。一キャスト・一ライズに集中に、遂に元気なライズを引き出した!そんなに大きなトラウトではないと分かったが、グングン元気に引く!引く!今シーズン初めのマッチ・ザ・ハッチで仕留めたトラウトとなった!
いかに小さいミッジだったか(かつお薦めニンフ・パターン)

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そして、自らのアトランティック・サーモン・フライのシーズンも先週無事かつ満足に締め括られた。
最後のパターンは、トラハーン少佐の‟ティペットウィチェット”。フックはパートリッジHE2 2/0-とっても大きいフックだ。このフライはもう、全てのテクニックは何より、自分の神経・集中・忍耐を試されたパターンとなった。
スロートとチークを上のように 仕上げた。青い羽根が少なくなりつつあったのと、またこうすることによって、反対側は‟ゴールデン・バタフライ”になるからだ。

仕上げはフレーム。ひとつひとつ仕上げた順にフレームを完成させている。


フレームあとふたつ。カスタム・オーダーはいつでも大歓迎!ただ自らに課したプロジェクトはまた一シーズン一区切りを迎えたということ。3月からはもっと釣りに出かけなければならない!またトラウト・フライに時間を費やすことになる。

3月もいそがしくなるだろう!

Monday, February 22, 2016

一年の周期?

これをタイプしている時点では、冬らしい気温だが、先週は10℃以上と、とても暖かくなった(すぐにそう戻りそうな予報だが)。
風邪を乗り越え、デピュー・スプリング・クリークに釣りに出かけることができた。いい意味で釣りの状況はあまり変わってない。つまり、一年のこの時期にしては絶好調だ!
ブラウンはとても元気が良い。去年のこの時期も既に、前年の産卵から回復してグイグイ引いたが・・・・
 どうやら、レインボーは‟冬の遡上”から休む間も無く‟春の遡上”へと移行してしまったようだ・・・・・
実に、ほとんどのレインボーが力強くかつ、妖艶に色をつけている。
そして、水生昆虫のハッチとトラウトのライズを観察した。実際にドライフライをキャストした(まあ、写真が無いってことは、結果は想像できるだろうけど・・・・)。
そう去年と同じ日付だ。
これらから、今年の周期と何を期待していいのか、のヒントが得られるだろうか?そんな気がする・・・・・確実に・・・・・
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もうひとつ私が辿っているいる周期は、アトランティック・サーモン・フライだ。自らに課したプロジェクト・課題は終焉に向かいつつある。
先週の‟名も無きパターン”に続いて、2つ完成させた。
ナポレオン(ミスター・ケルソン)
ハリソン・バートリート4/0。個人的に、ボディー・バットのクラレット・ハックル、グリズリーのボディー・ハックルを通して、黄・クラレット・青のスロート・ハックルまで、ハックルが徐々に長くなってゆくように仕上げれたことが気に入っている。現代的な手法では、ボディー・ハックルを下に引いてまとめるが、このフライに限っては、クラレットのボディー・バットと共調するため、あえてそうしなかった。
イブニング・スター(ジョン・ポプキン・トラハーン少佐)
ハリソン・バートリート・ディー3/0。とっても長いシャンクだ。トラハーン少佐によるパターンはどれも困難複雑だ。芸術性が高いと言うのは簡単だが、成し遂げるのは難しい。とっても遣り甲斐のあるパターンばかりだ。写真では見えないが、シャンクの上側にもジャングル・コックが3組しっかり巻かれている(下側の一番長い組はスロートと分類されている)。アムハーストのウイングに隠れてしまっているが。
もともとはフライ3個を仕上げて、それぞれ個々にフレームするつもりだったが、これら2つがけっこうな出来でかつ、いそがずもスムースに進んだため、もうひとつがんばることに決めた。それで、正真正銘の今シーズン最後だ(注文・質問は一年中受け付けます!)。

次にはドライフライのレポートができますよう!

Tuesday, February 16, 2016

名も無き一週

先週は週末に向けて、トラウトを捕まえる代わりに、軽めの風邪を捕まえてしまった。なので、暖かい陽気にも関わらず、家で回復に努めた。
フィッシング・レポートはできなかったが、幸運にもサーモン・フライには影響はなかったようだった。むしろ、いつもより集中していたような感じすらした。他の理由もあるかもしれない。春が近づくにつれ、今季のサーモン・フライも終焉に近づきつつあるのを感じているからだろう。2つか3つ、単品のフライをフレーミングしたいと思っている。去年の秋から2つの最も困難なグループ・フレームを完遂してから、単品フライのフレーミングは確かに簡単だし、プレッシャーも少ない。しかし、ひとつだろうが、10個だろうが、簡単に仕上がるサーモン・フライなどない。そして、自分として、困難かつ挑戦的なパターンを選んでしまう傾向にあるし・・・・・・
一つ目に完成させたのは、一番憧れるパターンのひとつだ。
アル・コーヘンによる‟19世紀の名も無きパターン”

フックは、パートリッジのスプライト・プライス₋タナット6/0。今まで一番大きなフライとなった。
すぐにフレームに取り掛かる。

実際釣りには出かけていないとはいえ、天候には常に気を付けている。正直言って、春が訪れたと思わされている・・・・・・。去年と同じような傾向になるのだろうか?今週釣りに戻れば、何かわかるかもしれない。

Tuesday, February 9, 2016

2月-動き出して

まだしばらく四輪駆動、暖炉、その他諸々の温暖衣服が必要なのはわかっているが、2月が過ぎるにつれ、冬が終わりに近づくつつあると思わざるをえないー少なくとも暦の上では。計画や予定もあるし、2月中にいくつかまとめておきたいこともある。ひょっとしたら、シーズン早めの移行期なのかもしれない。

とある天気絶好の午後、デピュー・スプリング・クリークに出かけた。釣りも絶好調!これも移行期を思わされる理由のひとつだ。
 良型レインボー!
頭を振りながらのジャンプを繰り返した!
 とてもうれしかったがそれで終わりではなかった。上のレインボーの直後、さらに大きな当たりが来た!!しっかりと確実にラインを操りネットした。
 これはもう‟春の遡上”と言うべきか、それともまだ‟冬の遡上”と呼ばれるのか?
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そしてついに、今シーズン第二弾のサーモン・フライのプロジェクトを完成させた。
今ここに明かされる。プライス₋タナット氏著「ハウ・トゥ・ドレス・サーモン・フライ」(1914年)のプレート1に取り組んでいたのだ。年末年始とその他諸々の事情・予定が合間に入り、思ったより長期間になったが。
しかし、急ぐことも焦る理由もなかった。ひとつひとつ仕上がっていくわけだし、それこそが進展だと理解していたからだ。
フライは全てパートリッジ・オブ・レディッチのスプライト・プライス₋タナット4/0にドレスされている。
今回、マットとフレームをかなり簡素化した。9つの光り輝くフライを全て同時に収めているので、それら自身が自らを語り、見せつけるからだ。「飾りなど必要ない!」と迷うことなく決断したのだ。
しかし、マットの裏側には、計画・計算のための涙ぐましい努力が費やされたことを言及しておきたい・・・・・・

2月はいそがしくなりそうだ!

Monday, February 1, 2016

最後のふたつ

1月は足早に過ぎていった!
週刊フィッシング・レポートを伝えられるよう釣りに出かけていたのと、同時進行で、また新しい壮大なフレームのプロジェクトに取り組んでいた。そのためにはまず額入りに値するアトランティック・サーモン・フライを作り上げねばならない。そして、それらは簡単・迅速に出来上がるわけではない。このプロジェクトのモデルとなっているプレートには9つのパターンが含まれている。始めるにあたって、巻いていく順番を決めた。特に理由があったわけではなく、ただ自らのフィーリングだった。その内、最も挑戦的かつ難解であろうパターン2つを終わりに向けて仕上げようと順番を割り振った。

先週、それら2つを仕上げるのに、全ての集中力と時間を要した。かつ風が吹き荒れ気味だったので、潔く釣りを中止し、全てを2つのサーモン・フライに捧げた。

ジョック・スコット(プライス₋タナット)
極稀に自分の‟弱点側”を公表することもある・・・・・
デジカメのドラマ効果
そして本当に最後に仕上げたポファム。

このパターンについては、全体的なフライの仕上がりだけでなく、自ら染めたインディアン・クロウの代用羽根の出来栄えに満足している。
というわけで、額を作るための一番大切な役者・選手達はそろった。計画とアイデアは頭の中にある。これまでのフレームで、思ったこと・表現したいことは全て成し遂げてきた。今度はどうなるであろうか。これまた、挑戦的かつやり甲斐・苦労し甲斐のある機会であること間違いナシ!