Sunday, December 10, 2017

ガイド本への寄稿

フライの雑誌113号「次の一手」に再びご寄稿させていただきました。
そろそろ新年への次の一手を考える季節でもありますね~~
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こちらで新発売のエキサイティングなガイド・ブックをぜひ紹介したい。アイダホ州アイダホ・フォールズ在住のブルース・ステイプルズ氏はこれまでいくつもの記事や単行本を発行してきた。氏には、私が毎年参加しているイースト・アイダホ・フライ・タイイング・エクスポを通してお知り合いになった。今回の本はイエローストーン国立公園を含め、周囲のワイオミング州・アイダホ州・モンタナ州の‟有名河川の影に隠れている河川・ハイキングを伴う山岳地域の河川・湖沼”のガイド本だ。日本からの購入はわからないけれど、こちらのアマゾン・リンク
読み始めたばかりだが、おもしろい!これからマークし、リストを作るだろう!
リヴィングストン近くのとある渓流について寄稿した😊👏 渓の写真も採用された📷
 また私のオリジナル・フライも掲載されている😏👍

イエローストーン・カントリーというと、アメリカの他の州から訪れる釣り人の間はもちろん、日本でもよく知られているマディソン川やヘンリーズ・フォークなどが、最初に挙げられるであろう。訪問アングラーにとってはこれらの河川湖沼の釣行は、それなりの計画が必要になるだろうが、有名河川を十分釣って、ちょっと人混みを避けたいという境地になったら、ぜひこの本を参考にバックカントリー・フライ・フィッシングに挑戦しよう!!

Sunday, November 19, 2017

冬とタイイング・シーズン到来

前回のポストの直後に冬が突然、それでも予想通り到来した。なので、今月からはタイイング・ベンチかつてないほどの時間と情熱を持って過ごしている。

春まで毎週一回タイイング・ビデオをユーチューブにポストする予定。祝日等のため、抜ける週もあるかもしれないけれど、ネタにはつきないはず!

またインスタグラムでも、これらの写真をポスト・更新中。私は釣りやガイドの際、ソーシャルメディアのためのアイフォン操作をあまり行わないようにしている・・・・。このようにタイイング・ベンチや景色などリラックスしているときの方が私向きだ。さらに、オンラインの向こうには素晴らしいタイヤ―がいらっしゃる!

ぜひ取り組みたかったのが、ジョージ・ケルソンのザ・サーモン・フライ(1895年)のプレート2に描かれている6つのフライであった。2016年内に3つ仕上げた。その後の冬と春は、私用に費やした。なので、これら3つのフライは額装されることなく一年間も小さいプラスチック・コンテナーに保管されていた。残りの3つがついに仕上げられた😌。同時に待った価値があった。リヴィングストンのプロ・フレーマーと知り合いになり、いろいろアドバイスもいただくようになった。楕円形にマットをカットしてもらえるか依頼した。これによってドレッシング以後の生活がかなり楽になった😄

それではお披露目。

ザ・バロン(左下)

ハーレクイン(右上)

ジョン・ファーガソン(右中)

ザ・ライオン

シルバー・ドクター(右下)

サンダー・アンド・ライトニング(左上)

また、シングル・フライにも取り組んだ。
ザ・ワイルド・アイリッシュマン

そして

これは記録に残っている中で間違いなく最も複雑かついそがしいパターンのひとつだろう。

こちらではもうすぐサンクスギビング(感謝祭)でターキー(七面鳥)を食べるのが慣習🐦🐔🍗😋

Tuesday, October 31, 2017

深秋イエローストーン・カントリー

10月が終わりつつある。いつも通り長月だった・・・・・・。アトランティック・サーモン・フライに時間を宛てているが、釣り・ガイドを中締めしたわけではない。

今年の10月中旬は、かつてないほど強風が吹き荒れた😨加えて、季節外れに気温20℃近くまで至った日が何日かあった🙀。最終的にここ一週間程普通の秋の天候が続いている。

デピュー・スプリング・クリークに立ち寄ってみた。紛れ込んだのは誰😲❗❓
 ムース=ヘラジカだ・・・・・

私達はこの秋最高の天候を選んだ。やや寒い程度の気温、一日中ほとんど曇り空、そして何より無風。まずはイキのいいレインボー!
 大型ハンサム・ブラウントラウトも何尾か釣り上げた!


すぐ上のはミッジ・ドライで仕留めた😲そして、ポンプの結果が示すようベイティス・メイフライもハッチしていた。
 この季節、カットスロートもクリークをウロウロしている。


そして、久し振りに釣りにも出かけた😁
 愛しの人といっしょに😘

イエローストーン国立公園のシーズンは11月5日日曜日で終了する。
9月から文字通り“釣り人の一群”が公園の西側、マディソン川・ギボン川・ファイアーホール川に向かう。私もかつてそうした。今でもたまに忍び込むが。
私達は全く別の方角に向かった。夏季の釣り人・観光客・車両渋滞は完全に消えていた。クリークでの釣りは、夏のそれと比べれば、ベストではなかったかもしれない。しかし、私達は、私達を取り巻く景色、自分達だけの区間、そして完全なるひっそり感を楽しんだ。それぞれ幾尾かのカットスロートを釣り上げたのはうれしいボーナスだった😁✌



11月だってまだまだ大型ブラウンを狙うチャンスは十分ある(天候と夏時間終了のため多少制限はあるが)。
リヴィングストンのスプリング・クリークでのガイド・トリップは受け付けている。自分でも釣りに出かけるかもしれない。そしてもっとフライ・タイイングに時間を宛てるようになる。ユーチューブのヴィデオとフライ・カタログを更新し、アトランティック・サーモン・フライの芸術を常に・更に追及していく。
秋の釣りと冬のフライ・タイイングを楽しもう!

Sunday, October 8, 2017

イエローストーンの秋

イエローストーン川においてかなりの高水位の年だ。暑かった夏を通して、秋の今まで統計平均を遥かに上回る数値で流れ続けている。今年は濁流(イエローストーン公園内の支流・ラマー川とソーダ・ビュート・クリーク付近での夕立による短い氾濫)が来ても直ぐに早々と流れ去り、川は“釣りが可能な緑”にいち早く戻る(イエローストーン川でのフライフィッシングは川の色の判断が全て)。また、それらの支流の水位グラフに氾濫が見て取れても、濁流がモンタナ州の区間で見られなかったことが多々あった。私の単純な予想では、イエローストーン川が今年の高水位でもって、モンタナ州に届く前に公園内で濁流を吸収あるいは薄めているではないか、と思っている。

なので、川にボートを出すときは、この季節でも波と早瀬にはこの季節でも気を付けよう!

9月のちょうど半ばから秋に移り変わった(ブログ更新にかなり間ができてしまいごめんなさい😓)。曇り空と雨の日が増え、気温も涼しくなってきた。こんな時期の一番の楽しみはストリーマーで秋の大物狙いだ!

これはマディソン川で。
イエローストーン川。
いつも通り、ニンフは効果的だ。大き目のカワゲラのニンフと小さ目のアトラクター・ビードヘッド・ニンフのコンビが常套手段だ。
そして、ドライフライでも十分楽しめる。秋のベイティス・メイフライとミッジが正午前から午後3時=一日の暖かめの時間帯にハッチしている。ボートで下るにつれ、ライズの群れを見かける。しばしば、小さ目のトラウトとホワイトフィッシュが活発に見えるが、キャスティングせず、まずじっくり観察すると、必ず数匹大型トラウトが混ざっている。
この状況を釣るにはいくつかのシナリオがある。これらの群れは岸沿いの静かな場所に起こる。ものすごく深く速い淵の端にすら見られる。この場合、ボートを停めるのは不可能かつ危険だ。そんなときはフロートしながらキャストするしかない。そのためには、ロッドを二本=片方をドライフライ、もう片方を重めの仕掛けにあらかじめ用意しておくこと。あるいはロッド一本だけでドライフライだけ釣りたいなら、そういう場所・ライズを見るまで忍耐強く待つこと。
ちょうどいい距離・角度にボートを停められることもある。どうぞ狙って!この場合、ボートを停めたところは穏やかな流れでも降りるには深くかつ危険な場合と、あるいは岸が垂直の崖になっていたりで、歩き回れない場面が多い。
もうひとつのシナリオは、ライズの群れの下流、岸際にボートを停め、ボートから降りて、岸から釣ること。超理想的な場面は、十分歩くの簡単かつバックキャストのスペースも十分あること・・・・・・たいてい後者はヤブか丘のため難しくなることが多々ある・・・・。そんなときでも、ベストのキャスティングとプレゼンテーションの角度を生み出せるようなんとかがんばろう!
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一年の次のサイクルに移行しつつある季節でもある;アトランティック・サーモン・フライ・ドレッシングとその他諸々のフライ・タイイングのプロジェクト。トラウト・フライに関しては、これからユーチューブ・ビデオとカタログを更新していく予定。額装アトランティック・サーモン・フライの注文はこれから受付開始。自分自身の課題もある。

今年第一番目は、ジョージ・ケルソンのチャーリー(ハリソン・バートリート4/0)
これはフル・ドレスにしては珍しく、ウイングの上のトッピング(ゴールデン・フェザントのクレスト)がない。全体的なシルエットと理想的なヘッドの仕上げに満足している。

完全にタイイング・モードに入る前に、秋の釣りを楽しもう😁

Wednesday, September 13, 2017

ビッグホーン川のトライコ・ハッチー伝説が現実になる川

一週間にも及ぶビッグホーン川のガイド・トリップから戻ってきた。疲れ切った体で、たくさんの思い出、貴重な経験、観察ノート、次回への改善・宿題を持ち帰った。クライアントと私は文字通り夜明けから日没まで釣り続けた。私達は、ビッグホーンの伝説的トライコ・メイフライのハッチとスピナー落下を最高潮の時期に訪れた。私のイエローストーン川での経験=ボートの操作と流れ・構造の読み解き方=とリヴィングストンのスプリング・クリークの経験=マッチ・ザ・ハッチと諸々のテクニック=のおかげで、この特殊な川の特別な季節にすぐに調節することができた。釣りのテクニックとフライの選択はもちろん、同時に他のガイドや釣り人が何をしているかも瞬時に把握できた。私達は一日中、そして一週間ずっとドライフライで釣りまくり、たくさんのトラウトを釣り上げた。大げさ・誇張無しに、これほどの水生昆虫のハッチとライズを繰り返すトラウトを宿す川は世界中にもないだろう。そしてすべてのトラウトは良型かつコンディションも良い。

以下、写真が語ってくれるであろう。

9月3日、地域にチェックインし、数時間ウェイディングしながら釣った。難しいライズを狙って当たりは出なかったが、水生昆虫の数に驚愕した。来るトリップへの期待感が高まった。
 次の日から、いざ公式トリップがキックオフ!
この川でのこのハッチには誰もが早起きする😪
トライコの雌。

 そしていざ何百万ものスピナーの飛来と落下が始まった😨

 モンタナ東部の空は大規模の野火・山火事のせいで煙ががっていた。
別名ビッグホーン・ターポン😂
私達は、午後もコンスタントにライズを見つけ釣り続けた少数派だろう。



夕暮れのブラック・カディスのハッチはこれまたすごかった😲😎



また次の朝。
 朝日と共に釣りを始める釣り人達。
私にとって、この大型トリップのハイライト=トライコ・ダブル😁😎👏👏 
またしても夕暮れ。
私のウェイダーはカディスの卵を植え付けられていた!?
アフターベイ・ダムの上空にあるのは朝方の月だ😪







いろいろな釣り人と川を共有した

ビーバーが見えますか。



交尾していたのはトライコとカディスだけではなかった。ハネアリ達も交尾と飛行の季節だった。

毎朝私のボートはトライコの休憩場になった。


 9月10日、トリップ最終日は最高の日になった。
午前6時58分、その瞬間をとらえることができた。
このたった3分弱の間にどれほどライズを数えられますか?
大型も出た!

そして夕暮れ

締めのレインボー😀😎👏

おぉ~~~なんてトリップだったことか😌
ビッグホーン川:伝説が生き続け、夢が現実になる川
リヴィングストンのスプリング・クリーク、イエローストーン川、イエローストーン国立公園と共に、ビッグホーン川は私の御用達のガイド目的地だ。
近い将来モンタナ釣行を考えているなら、ビッグホーン川は絶対考慮すべきだ(さらに詳細情報を含むページを近々掲載の予定!)