Tuesday, January 25, 2011

マディソンでテンカラ?

ここモンタナから日本の皆さんへこちらの釣りについて”百聞は一見に如かず”(英語ではSeeing is believing=見ることとは信じること)というべきのYoutubeの画像を紹介したいと思います。

私がしばしば訪れるウェスト・イエローストーンの超有名店であるブルー・リボン・フライズ(Blue Ribbon Flies)のブログで、経営者のクレイグ・マスュー氏によるマディソン川でのテンカラの仕掛けを使った釣りの画像です。Youtubeの画像を載せるは初めてなので、もしダメな場合として、ブルー・リボンからのページのリンクも載せておきますね。

http://www.blue-ribbon-flies.com/how-to/craig_fishing_tenkara_rod_on_madison/




ブルー・リボン・フライズからのメール・ニュースによると、クレイグさんとカメラマンが今月この寒い中撮ったばかりらしいですよ。

モンタナに住む日本人アングラーとして、ニヤニヤしつつ感動してしまいました。まず、アメリカ中で超有名なクレイグさんによって、私がもう何度もブログで紹介していることはただのオベンチャラではないことを証明していただいたと思います。
  • まず、モンタナでは一年中釣りができるということ。1月でも!!!!
  • そして、大きい川は小さい川の集合体であること。見てください。クレイグさんは岸から歩いて、膝くらいまでのウェーディングで釣りをしていますね。川の流れとトラウトの生態、そして有効なフライ・パターンを熟知しているのですね。大河の真ん中まで腰まで浸かってウェーディングする必要はないし、むしろ自殺行為なのですよ。

さらに、日本伝統のテンカラで釣っていることこそ、皆さんの目を引き付けるのではないでしょうか。この画像でクレイグさんは11フィート(約3.3m)のテンカラ竿を使っているということは、ラインも竿と同じ長さくらいとして、またニンフを1mくらい沈めて釣っている場合も考慮すると、腕のリーチも含めてたったの20フィート(6m)くらいの距離を釣っているのです。このマディソン川のような大河においても!!!!

実は私はこのテンカラ竿を購入して、ここリヴィングストンのスプリング・クリークで使ったらおもしろいんじゃないかと本気で思ってます。もちろんフライは、自ら巻いたドライ・ニンフ・ソフトハックル・ストリーマーどれでも。釣りキチ三平のように”岩化け”、”木化け”、さらには”牧草化け”してストーキングして、トラウトへの距離を縮めて、ピンポイント・キャストしたらおもしろいんじゃないかと本気で思ってます。

釣りとは、やはりそれぞれの国々における文化であると再認識しました。クレイグさんのようなアメリカ全土でも有名な方が、日本の文化=テンカラを紹介していることは、真の意味でフライフィッシングの国際交流だと思います。本当に有意義なことだと思います。

イギリスでも生まれたフライフィッシングがアメリカに渡り、さらに日本の毛鉤り釣りが絡んでいることを勉強して、今その文化と歴史の交流地点の真っ只中にいることは、今人生最大の経験と誇りだと思います。

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