私とスイートウォーター社連名のカタログとあいさつ届きましたか?興味本位で結構ですから、お気軽に質問や世間話のメールや電話なさってください。
今年はまだ”書初め”ならぬ、”釣り初め”をしていません。家の中でたくさん本を読んで、また来たるシーズンに備えてたくさんフライを巻いてます。そろそろ体がうずいてくるでしょう。
さて、日本でカットスロートは管理釣り場でお目にかかれますか?極稀でしょう。カットスロートとはCUT(切れた)THROAT(喉)の意味で、アゴの下の鮮やかなオレンジの線のことです。モンタナ州の州魚です。まずアメリカ西部において、カットスロートは本当にネイティヴのトラウトで、ブラウンやレインボーが輸入・放流される前から存在しているのです。また一言にカットスロートと言っても、たくさんの亜種が存在するのです。モンタナで釣れるのは2種類。モンタナ州の釣りルールブックからの抜粋です。
まずはイエローストーン・カットスロート。その名の通り、イエローストーン国立公園のイエローストーン川とその流域にしか存在しない超希少種です。モンタナの他、イエローストーン公園に隣接するワイオミング州とアイダホ州にも存在します。ここリヴィングストンを流れるイエローストーン川でも、地図のように、公園から下流のセクションにのみ存在します。
特徴と言えば、オレンジのスラッシュの他、腹部全体が黄色または黄金であること。
こんなに小さくてもれっきとしたイエローストーン・カット。イエローストーン公園内の流れでは60cm以上の固体が存在するのですよ!!
モンタナでも両カットスロート種は絶滅寸前までは行ってませんが、特別な保護の元にあります。キャッチ・アンド・リリースはもちろんですが、まずブラウン・レインボー・ブルックと比べ養殖・放流がとても難しいのです。そしてカットスロートは繁殖時期の重なるレインボーと交雑してしまい、交雑した固体=カット・ボーと呼ばれる=は、繁殖能力が無いのでカットスロートの固体は減少しているのが現実なのです。さらには、イエローストーン公園内のイエローストーン・レイクに何者かが密かにレイク・トラウトを放流したため、イエローストーン・カットはレイク・トラウトに捕食されてしまっていて、今現在レイク・トラウトの駆除運動が行われています。イエローストーン・レイクでレイク・トラウトを釣ったら、食用に持ち帰らなければなりません。食べたくないなら、肺に穴を空けて殺してから湖に沈めなければならないのです(岸辺にほったらかしにしておくと、熊が御馳走にありつく癖を付けてしまうので)。
カットスロートはグレイリングと同じくとっても愛くるしいトラウトです。陽気にドライフライにライズしてくる光景は最高です。また大きい固体になると、レインボーやブラウン同様ストリーマーに噛み付いてきます。
日本では滅多に見れない希少種、大きさに関わらずぜひ狙いに来てください!!
カットスロートはグレイリングと同じくとっても愛くるしいトラウトです。陽気にドライフライにライズしてくる光景は最高です。また大きい固体になると、レインボーやブラウン同様ストリーマーに噛み付いてきます。
日本では滅多に見れない希少種、大きさに関わらずぜひ狙いに来てください!!
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