Monday, April 8, 2013

突然の春嵐、それでもマッチ・ザ・ハッチ!

メディア・ニュース:私のコラム・シリーズがフライ・アングラーズ・オンラインwww.flyanglersonline.com)にて快調に連載中!最新の更新の章は、デピュー・スプリング・クリーク(www.depuyspringcreek.com)でのちょうど今の時期を網羅。英語でもがんばって読んでみよう!
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さて、遂に来てしまったというべきか。ウインター・パスでの最終週。今の所「速かった」のか「ようやく終わりか・・・」と感じるべきかわからない。もうちょっとしたら考えよう!
とにかくあと何日積み重ねられるか追求中!大台80日に届くか!?そしてもちろんミッジとベイティスのハッチも追求中!ドライフライ中心で釣るようになってほんの3週間なのに、既にこのフロッグズ・ファニーを2本も使ってしまった。これはこちらで一番人気かつ効果的な浮力剤。日本にも輸入されてるのかな?円高を最大限に利用して、こちらに来たとき箱丸ごと買ってはいかが!?

未だにたくさんのレインボーが産卵のためクリークに溯上している。産卵活動は活発に続いている。この固体は人生の義務・役目を果たしたかのように見えた。体が朽ち果て始め、クリークの端の浅瀬になんとか横にならずにいるのがやっとの模様。ひょっとしたら回復するのかも。でなかったら、自らの肉体を地と水に捧げるのであろう。
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昨日=第76日目はまずまずの天気。午前中のミッジのハッチは良好の方。この前のと同じくらいと思われる大きなトラウトに3度私のフライを捕らせることができたが、完全な合わせ・ファイトまでには至らなかった・・・・そうは問屋が卸さないってことか・・・・・・あと何回かチャレンジできる状況を期待したい!!とはいえ、完全に何も手応えがなかったわけではない。緊急に発明した新しいパターンがこれまた効果を見せた。これについてはまた後ほど・・・


午後はベイティス・タイム!!

 胃の中身。もちろん、ウイングド・ヴィクトリー・ニンフでイチコロだったのだ!

これはフライ・タイヤー・開発者には役に立つかも。ミッジ・ピューパ。

やせ気味だったが何気に強いブラウン!!

 フェザント・テイル・メイフライ・クリップル破壊・・・・
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そして今日=第77日は数字の如くラッキー7とは行かなかった。天気予報は素より、リヴィングストンの住民は昨夜の段階で何かイヤ~~なゾクゾク感を感じていた。嵐だ!1月の如く寒い!!北風が風速毎時45km前後で、雪と共に吹き続けていた。もしこれがいつもの南風だったら、少なくとも達者に文句を言うことはできる。しかし北風は本当に骨身に凍みる!なんとか暖かく過ごそうとする以外何もできない!クリークはリヴィングストンの街からほんの10kmほど南にあるのだが、いくつかの理由で街とは天気のパターンが異なる場合が多々ある。なのでまたしてもモーニングを期待したが・・・・・・今日はこの辺一帯同じパターンだったらしい。私の御用達フラット・セクションはこの通り、まるで逆流しているかのようで、白鳥はなんとか水面にとどまるのがやっとの状態。ミッジはハッチしても、南のイエローストーン国立公園まで飛ばされてしまっていただろう。かつ首にまくスカーフも忘れてしまった。家に戻って午後出直すことに決定。

さて午後になって天気は・・・・・・・改善されなかった。多分家にとどまるべきだったかも。しかし、ベイティスがハッチするんじゃないかと、少なくともトラウトは水面下で活発のニンフを捕るかもとがんばってみることにした。最近通い続けている場所に向った。もちろん正常な状況ではないから、いつもの釣りはできない。しかし、地形を利用して北風から身もキャスティングも守れるようにポジションを取った。完璧な状況ではないが、ある程度のことはできる、そう思ったのだ。フェザント・テイル・メイフライ・パラシュートを目印フライとして結び、
その下にソウヤー・フェザント・テイル・ニンフのマスター・アングラー・ヴァージョンを6Xティペットに結んだ。

私の計算・風対策・フライを見せる角度、全てがうまくいった!!いきなり確率変動モード!!一番初めのドリフトで、この立派な溯上レインボーがニンフを捕った!

「やったー!!これで帰れる!!」とかなんとか叫んだかもしれない・・・・・・・・・

その後、なんと歴史的な3時間になってしまった!ほんの次のドリフトでブラウンもゲット!!
 そしてこの過酷な午後の3尾目のトラウト!!これも6Xに結んだニンフで捕った!!私は間違っていなかったのだ!!
トラウトはこんな天気にも関わらずやはりベイティスを狙っていたのだ。このブラウンはパラシュートをこんなにひどい波状の水面にも関わらずライズで捕った!!

立派なオスもニンフに降参!

ふとフェザント・テイル・ニンフがボロボロに噛まれていることに気付いた。
 そして最終的に破壊された・・・・

いくつかとはいえ、確実にトラウトはライズしていた。なのでいつものクリップルを結んだ。

またしても高波の水面でのライズで捕らえた!!

 最後の頃、ニンフがもうひとつ破壊された・・・・・

この過酷な午後を、大成功と共に生き延びることができた。ひょっとしたら、私は“マッチ・ザ・ハッチ”じゃなくてただニンフで釣ってたんじゃないのと議論したい人々もいるかもしれない。私が釣っていた場所は深いし、水量も強いから、大きいガンダマ2個でも付けないと底まで届かない。私はガンダマも浮きも使ってない。そして私の写真が証明するよう、トラウトはドライフライも捕っていたのだ。トラウトは間違いなくベイティスのニンフ、特に上昇中のもの、を選んで捕食していたのだ。これこそ水面下でのマッチ・ザ・ハッチだ。「最終的な審判はトラウトが下す」とは私のガイド師匠トム・トラヴィスがよくおっしゃる言葉だ。そもそも「マッチ・ザ・ハッチはドライフライのみ」とは誰が決めたのか?そしてその風潮に訳も分からず感化されてしまっている釣り人。またそれを本質も歴史も理解せずに一端の言葉で推し進めようとする自称専門家。「固定概念は罪、自己限定は悪」(野村克也監督)と言ったところかな。

さて明日もがんばろう!天気がちょっとやわらいでほしい!

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