Wednesday, August 28, 2013

スルー・クリーク最下流草原の戦い

8月25日、カーティス・ライト・アウトフィッターズ(http://curtiswrightoutfitters.com/) 主催のイエローストーン釣行の参加者グループを3日連続でガイドした。もともと、我々パークス・フライ・ショップ(www.parksflyshop.com)のガイド達はイエローストーン川のフロートの準備をしていたが、局地的豪雨・雷雨のせいで川が濁ってしまい、25日も“3度目の正直”とはならなかった・・・・・・・・・。なのでまた予定を変更して、ウェーディングでのイエローストーン公園内の河川に向った。しかし、この日に限っては私のオプションは限られていたのだ・・・・・・・。前日の雷雨のせいでラマー川、ソーダ・ビュート・クリークも季節外れの超濁流・・・・・・。あんなに水位が低いのにチョコレート・コーヒー色の流れの様相に驚きと同時に悲しくなった。

というわけで、意を決してスルー・クリークの最下流草原をガイドすることにした。しばらくこのブログをフォローしている読者なら、「レフティーはスルーの一番下が大好きなんじゃないの??」と思われるかもしれない。その通りだ!!スルー・クリーク最下流草原の区間は、世界中で一番難しくかつ意地悪な公共のスプリング・クリークだ!!この懲罰ともいえるサディスティックな仕打ちがたまらない!!それらの困難と苦しみをなんとか乗り越えると、なんとも素晴らしい大型トラウトの報酬を与えれるのだ。車で移動中にこれら全てをクライアント二人に説明した。彼らはそれなりの釣りの経験がある方だし、挑戦したいと言っていたが、それでも、ガイドとしては、巨大トラウトが繰り出す“拒否のキス”“拷問並みのフライ検査”にクライアントを向かい合わせていいものか・・・・・・

私が熟知している場所がいくつもあるが、その中で最も当たりがいい場所を確保した。もちろんそこだけにこだわらず、他も探索する意図もあったが、周辺でたったひとつ濁ってない川を見つけた釣り人は我々だけではなかった・・・・・・・・。スルー最下流でここまでの釣り人の行列はみたことがない・・・・・・・・・・。

なにはともあれ、クライアントそれぞれ、そこそこ当たりが来ていた。チャックはリッフルとそれに続く深い淵でがんばっていた。すると突然チャックのロッドが発射準備完了のの弓の如くしなった!!あわてて駆けつけると、超大型トラウトが暴れているではないか!!なが~~~~~いやり取りの末、ティペットを切られていっちゃった・・・・・・・・。

残念ながらハッチもあまりなかった(PMD、グリーン・ドレイク、ミッジのはず)。午前中が過ぎるにつれ、ポツポツライズをみたが、一定・繰り返しではなかった。我々は忍耐強く釣り続けた。するとケンがグリーン・ドレイクのドライフライで48センチのカットボウ交雑種を釣り上げた!!
午後にはさらなる忍耐を強いられた。まず、人混みを掻い潜ってキャストできる場所を探さないと!!そして暑く快晴の天気(前日と全く逆だよ!!)のせいでトラウトは擦れ気味かつ我々も消耗させられた。しかし夕刻が近づくにつれ、釣り人の群れは家路へと向っていった(スペースができた!!)。また風が止んだ(水面が穏やかになった!!)。なので、私がこれまでの経験から発展させたスルー・クリーク最下流対策必殺奥義をクライアントに伝授し、がんばろうと励ました!!さらなる息がつまるようなファイトの末、遂にチャックもスルー最下流の大型カットボーを引き揚げた!!50cm級だ!!
ふぅ~~~~スルー・クリーク最下流での戦いをまたひとつ終えた。自分一人で釣るときと同じような展開だったが、それをクライアントとこなすのはまた一味違う経験。大成功!?そうかも・・・・・。少なくとも、二人にとってそれぞれ、今回のイエローストーン釣行での最大級であったようだ!!

一釣り人として、スルー・クリーク最下流から、これまでどれほど習ってきたか、成長してきたか(そしていじめれてきたか!!)、筆舌尽くし難い。だからそれらの経験と知識をクライアントに伝えることはガイドとして成長するために大切なこと。そう、リヴィングストンのスプリング・クリークでと同じ・・・・・

だから、こんな過酷な釣りと大型トラウトの報酬を同時に体験したかったら、いつでもスルー・クリーク最下流草原へのリクエストを受け付けますよ!!9月からは私自身もボチボチスルーに出かけるつもり!!
乞うご期待!!

Monday, August 26, 2013

ソーダ・ビュート・クリークでグリーン・ドレイクのハッチ!!

信じられるかどうか、これは前ポストのソーダ・ビュートでの絶好調PMDハッチの次の日に起こったのだ!!

またしても(そう、まてしてもなの・・・・)局地的集中豪雨・雷雨のため、イエローストーン川が濁ってしまい、ボートを出せないので、ウェーディングでのガイドに切り替えた。なのでまたイエローストーン国立公園内のソーダ・ビュートに向った。もちろんさらなるPMDのハッチを期待していたが、何か“感覚・虫の知らせ”みたいなものがあった・・・・・・・。この天気・・・・・・・曇り空で雨模様・・・・・・・ひょっとしたらPMD以外にも何か・・・・・・少々時期が早いけど・・・・・・大型のメイフライ、グリーン・ドレイクもハッチするんじゃないか!!??、と。

ソーダ・ビュートではまるで時計仕掛けのように、ある時間にボチボチとライズを見始める。来たぁぁぁぁぁ!!グリーン・ドレイクがハッチしている!!PMDもポツポツと混ざっている!!トムがドライフライで捕らえた良型のカットスロートとファイトしている!!告白・・・・・網で仕留めるのをちょっとしくじっちゃいました・・・・・・・ごめんなさい・・・・・

兄ジョンも立派なカットを仕留めた!

とにもかくにも、私の評価名高い“ポンプ”の写真を見よ!!

兄弟それぞれ、ドライフライで合わせると潜水艦の如くラインを引っ張り出した超大物を経験した!!その大きさと妖艶な魚体を確かに目撃した!!残念ながらネットの前に逃げられてしまったが、その感触と記憶はいつまでも残るだろう・・・・・また次の機会まで・・・・・・。ガイドだってクライアントと同じく興奮したり残念がったりするんだ。いっしょに釣りをしているのだから。

今シーズンのために開発したグリーン・ドレイクのフライがいくつかある。ひとつづつ、実験中で証明されつつある。グリーン・ドレイクのハッチはまだ残っているので、後ほどまとめて。これらはシンプルながら超効果的なソフト・ハックル!!シンプルだから、いそがしいガイドの真っ只中でもなんとか巻き貯めできているわけで・・・・・。他のパターンは後ほどね。

マスター・アングラー仕様フリンフ!!
そしてさらにシンプルかつまばらに巻かれたソフトハックル!!

まだまだ続くであろうグリーン・ドレイクのハッチとレポートを乞うご期待!!

ソーダ・ビュート・クリークのPMDハッチ!!

いや~~いそがしい一週間だった。ガイドの任務のためブログ更新が遅れているなら、理解していただけると思うが、それでも至極のトラウトとの思い出は忘れるわけにはいかない!!先週のクライアントといっしょに、イエローストーン公園内のソーダ・ビュート・クリークで楽しい時間を過ごした。

ペイル・モーニング・ダン・メイフライ(Pale Morning Dun以下PMD)のハッチは最高!!そしていわずもがな、イエローストーン・カットスロートの美しさとコンディションにはもう息を呑まずにいられなかった。


これは実は午後のテレストリアル・ターーイム!!

 ちまたで最近人気のトラウト・アートみたいな!?
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私は、クライアントにハッチの前はゆっくりでもいいからニンフで探るように釣ることを勧める。そんな風にして、捕らえたカットはなんと前の釣り人のニンフが口に残されたままだった!!しかも2尾捕らえたのだった!!それら“虫歯”は早急に抜いてあげて、ちゃんとリリースしてあげたぞ。

 さらにビッグ!!

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そんな簡単に釣れちゃうの!?そんなわけない・・・・・・・。彼らは確かなレベルの技術と経験があった。さらに、ソーダ・ビュート(とその周辺の河川)のカットスロートはハッチの最中はリヴィングストンのスプリング・クリークのトラウトと同じくらい、選択眼が厳しくなるのだ。 上記のクライアントは、ドライフライだけでも、それなりの数と大きさのトラウトを楽しめた。しかし、スプリング・クリークで鍛えられた私の眼には、大き目の固体は、水面を破らないようにライズしたり、あるいはある程度の水位に自らを固定し、浮かび上がってくるニンフを捕食していることを観察した!!こんなこともあろうかと、スプリング・クリーク専用のフライを常にトラックに常備しておいたのだ!!まずは自らデザインしたフェザント・テイル・メイフライ・クリップル(もちろんこれはいつでもどこでも効果的だが!!)と
ソウヤー・フェザント・テイルのマスター・アングラー・ヴァージョンを結んだ。

上の大物はすべてフェザント・テイルを当たり前のように飲み込んだのだった!!
シーズンはまだまだ続く!!イエローストーンのガイド・フライ・ハッチはおまかせあれ!!

Tuesday, August 20, 2013

最小の生き物から習った最大級のレッスン-デピューにて

さて、今回のポストはややシリアス、エッセー風。いつものフィッシング・レポートとは一味違う。デピュー・スプリング・クリーク(www.depuyspringcreek.com)にてまたしても“習うことと観察すること”の大切さを実感した。私のクライアントと共に経験したことは、釣り人としての理解の領域を超えていると言っていい。結果的には謎を解いて、トラウトをしとめることができたが、釣り人としても、人間としても、釣りの間に習った最大級の授業だった。

8月18日、クライアント一人とデピューに向った。彼は、スプリング・クリークを釣るために必要な技術と道具を備えていた。一番大切なことは、積極的に習うぞ、釣るぞ、という態度!!信頼できる筋からの情報と自らのスカウトから、私は頭の中に、この日がどうなるか・どうするかという作戦と予定を組み立てていた。

午前8時集合
8時半くらいからミッジのハッチを釣る(1時間くらいか、長くなるかも)
11時~11時30分くらいからPMDハッチで午後1時くらいまで釣る
ランチ
午後はテレストリアル!バッタ、アリ、甲虫、コオロギ
5時~5時半くらいからサルファー・メイフライのハッチで6時半くらいまで続くはず
その後またミッジのハッチでライズを釣れるかも

ここで誤解しないでほしい。物事が完璧に進むことがないことを知っている。雨が降ったら?風が吹き付けたら?などなど。思考柔軟に構え、状況を分析する。その上で再考すればいい。とはいえ、スプリング・クリークのハッチはたいてい安定・一定だし、この時期の天気は予想しやすい。

朝一番、私の予定は正しかった!!ミッジのハッチとライズしているトラウトを確認して釣り始めた。何気に難しかった(今思い返せば、“朝から・・・・・”と付け加えられるが・・・)。それでも私が推すフライとそのローテーション(ソフトハックルが有効的!!)でクライアントが当たりだした!
ジャンプしながらのファイトは凄まじかった!
 食べ物チェック・・・・・・・

時間が経つにつれ、さらにライズを繰り返すトラウトの群れを見るようになった。私は、仮定したのではなく、確信を持って「PMDだ!!」と判断した。なのでPMDパターンを結んだら・・・・・ほんの2・3回フライの検査をされただけ・・・・・・それでもトラウトはライズを続けていた。なのでメッシュの収集網で、ライズ・グループを邪魔しない距離を保って、それらの上流と下流を探った。なんと小さな小さなミッジのみ。24番、さらには26番くらいのばかり。我が目を疑ったが、収集を続けた。ほんのいくつか小さいグレイのメイフライや黒のカディスも混ざっていたが、大多数はミッジだった。さらに我々の眼に明らかことは、PMD、ベイティス、カディス、など存在すれば見逃すはずのない固体が水面上になかった。トラウトはミッジを集中的に捕食しているに違いなかったのだ。

なのでPMDの予定を破棄し、自らの作戦と心構えをミッジに調整した。次に驚かされたことは、トラウトは1時30分を過ぎても、ミッジの捕食を止めなかったことだ。我々は昼食を挟むことにした。腹が減ってるだけじゃなくて、リラックスして頭の整理をしないと。午後2時過ぎに戻っても、さらにミッジへのライズが続いていた!!(もちろん収集網で調べた)

気温の上がる午後だから、ミッジ以外に、一番信用できるアリもキャストしたが、アリのパターンは全く無視された!!いくつかの当たりはやはりミッジ!!さすがにライズの翳りが見えたころ、一息ついて、バッタなどテレストリアルで釣るため、クリークの他の場所に移動した。しかし、ランチ後もミッジに対してがんばったため、テレストリアルで釣るのに最適な時間帯(午後2時から4時くらい)を犠牲にしてしまったようだった。なのでまた基の場所に戻ってきた。今度はサルファーのハッチとそれらへのライズを期待する時間帯だった。確かにサルファーはハッチした。この固体は私の指の上でニンフの外殻から抜け出した!!その瞬間連続写真!!



しかし、トラウトはサルファーのハッチにも興味を示さなかった。日が暮れるにつれ、さらにライズが・・・・・・・・やはり最小級のミッジへのライズだった!!我々はもうとことんがんばった。クライアントはも小さいフライをキャストしようと、見ようと、もう本当に働きづめ。さすがに7時半ごろ疲弊が最高潮に達し、彼が終わりにしようとうながした。トラウトはさらにライズを続けていた・・・・・・・・


つまり、結果的には、トラウトは、クリークに存在する最小級のミッジにだけ、一日中ライズを繰り返していたということ。
この状況の何がそんなに注目すべきことかと言うと、我々人間の予想・期待、さらには勉強して得た知識・科学的に証明された事実ですら、スプリング・クリークのトラウトにとって時には無意味になるということ。

  • PMDやサルファーやカディスがハッチしているのだから、トラウトはそれらを捕食“すべきなはず”なのでは?
  • 水生昆虫以外にテレストリアルも豊富な時期なのだから、トラウトはバッタやアリなどを好んで捕食“すべきなはず”なのでは?
  • トラウトは、栄養価・高カロリーでわざわざライズという運動をしてでも捕食する価値がある物を狙う“しているはず”なのでは?
  • つまり、トラウトはミッジ以外の水生・陸生昆虫を選択“しているはず”なのでは?

この“すべき”・“~~なはず”は我々人間の視点・思考であって、トラウトは全く別の視点・“嗜好”で状況を解釈していたことになる・・・・・・・・・
人間の語学に堪能なトラウトを捕まえて、インタビューでもしないと答えはみつからないんじゃないのか・・・・・・・・
たしかにイライラし神経を擦り減らす経験だったが、私はこの日のこの出来事を大敗だとは思わない。完璧な準備はできていなかったが、謎と状況を少しづつ解明し、トラウトに食わせることができたのだから。私が持っていた、簡素に巻いた22番のパターンで対応できた。私の眼では、パターンはそれほど重要ではなかったが、フライを見せる角度とドリフト(つまりはドラッグ)が焦点であった

私もクライアントも本当に必死にがんばった。そしてクリーク、各昆虫、トラウトからいろいろなことを習った。何より、一日中水面上での反応があったのだから!!
キャスティングの正確性、フライを見せる角度、小さいフライでの合わせとファイト、がクライアントにとっての宿題となった。
私にとってのこれからの課題は、上記の事柄をより簡単かつ明確に説明できるようになること。そして近い将来すぐ出くわすであろう予期し得ない状況にたいおうできるようになること。

とにもかくにもまたしてもデピューでのマスター・レベルのレッスンであった。チョー選択眼の厳しいトラウトと小さいフライを使い続けることって本当に神経衰弱だけど、この日の経験には本当に満足している。
フライフィッシング、フライ・パターン、トラウトについて勉強して知識を身につけるのはいいことだ。それら知識に基づいて、その日の作戦・予定を練ることは、釣行を成功に導くために大切なことだ。ましてやガイドならなおさら!!しかしその日が、物事が、思うように進まなかったらどうするのか?イライラして精神的に路頭に迷うのか?それとも冷静に状況を受け入れ、観察し、それを打開する作戦・予定を立てようとするのか?

また次があるなら、喜んで受けて立つよ!!

Saturday, August 17, 2013

夏中旬に道具・用具の供給+追加ニュース

追加ニュース:オンライン・フライフィッシングマガジンFLY ANGLERS ONLINEwww.flyanglersonline.com)での私の連載記事がクライマックスを迎えている。今回の章は「スプリング・クリークのトラウトと川のトラウトは同じか?違いがあるのか?」がテーマ。そこでこのオコチャマ的な挿絵を付け加えたというわけ。英語だけど、がんばって読んでみよう。質問があればいつでもどうぞ。
挿絵中の釣り人も作者同様“レフティー=左利き”・・・・・・・
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フライボックスをフライで満たすのと同様、冬の間に諸々の道具・用具の点検と目録も行うようにしている。しかし、シーズンの途中で買い換えたり、補充しなければならない物品も出てくる。まあ、フライが売り尽くして(食い尽くされて)しまったなら、また巻き貯めするのと同じ!

これらのラインは自分用。私はRIO=リオ(http://www.rioproducts.com/)の大ファンだ。左側はAVIDシンキング・ティップ。先端24フィート=7.2mくらいが速く深く沈むようにデザインされたストリーマー用のラインだ。ちまたにはさらに専門的なストリーマー用のラインがあるけど、最近あまりやらなくなっちゃったし、AVIDでこれからしばらくは間に合うだろう。

そして私が一番愛用し信頼するLT-DT(ダブル・テイパー)も新調することにした!!そう!!私はこの“飛距離全盛=ウェイト・フォワード全盛”の時代でもクラシックのダブル・テイパーをこよなく愛用するのだ!!特にスプリング・クリークでの柔らかなフライのプレゼンテーションにはダブル・テイパーが最適だ。いざとなれば、ウェイト・フォワードの人たちと勝るとも劣らないくらい飛距離をキャストできるもん!!今までのLT-DTはもう両端使い込んで、傷だらけ。その刻まれた傷の数こそ、捕らえたトラウトとそれらの思い出の数々である!!

貧者の知恵!ラインを取り替えるだけなら、専門的な道具は必要ない。ペンをスプールに通して、タイイング・ベンチにテープで貼り付けるのみ!

そしてこれこそ驚異の新製品だ!!これまで各社のリーダーを使って、それほど違いを感じたことはないけど、これはもう別次元!!このSuppleflex(サプルフレックス)は表記されているようドライ・フライ、ソフトハックル、エマージャー、小さ目ニンフを羽毛のように軽いタッチでプレゼンテーションするときに最高だ!!そして私の期待・釣り方に適合する:①私はロング・リーダーを多用する(これは既に13.5フィート)、②スプリング・クリークでのマッチ・ザ・ハッチに最適。つまりLT-DTと合わせて、サプルフレックスはまるでフライラインの延長の如くキャストし、最高究極のスプリング・クリーク専用のラインなのだ!!
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スプリング・クリークと言えば、ガイドの際、他の河川をガイドするときより、フライを多く持ち運ぶ傾向になる。ヴェストのポケットには収まりきらない。市場には様々な製品が出回っているが、遂に私の期待と必要性を同時に満たす製品を出会った。私は胸のパックより、腰に装着する方が好きだ。中のフライを守るため防水性であるのは当然。それでいて、しばしば深くクリークに浸かることもあるし、特にクライアントの魚を網でしとめるときなど、かがんだりなど、様々な動きを要求され、いちいち自らの道具に気を使っていられない状況が多々ある。
フィッシュポンド社のウェスト・ウォーター・ガイド・ランバー・パックこそ私が求めていたものだ!!
後ろ側も実用的かつ心地良さを追求して仕上げられている。

これら新しく仕入れた道具でガイド・シーズンを乗り切り、さらには秋・冬の釣りもがんばるぞ!!
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これからの釣りと言えば、これは秋にハッチに備えたグリーン・ドレイク・メイフライのソフトハックル。まだ早いんじゃない、と思うべからず。実はもうすでにアノ川のアソコではトラウトが・・・・・

週末にはガイドに戻る。そしていそがしい日々がまた始まる。次のレポートも乞うご期待!!

Thursday, August 15, 2013

8月中旬レポート

今週はガイドの予定があまり入ってない。まあ心身ともにリフレッシュするのにいい時期だ。そして残りのガイドシーズンを乗り切るためにフライボックスを埋めることにも使える。そして自ら釣りに出かけるぞ!!・・・・・・・・・・・・しかし不幸にもガイドの予定がカレンダーにある限り、ただ楽しむために出かけられない。季節は移り変わっている。朝は冷え込みだした。だから私の釣行の目的は河川とトラウトの変化と違いを観察すること。そして常に新しい釣り場所やアクセス・ポイント(お客さんを連れていくのに適しているか?)などを習うように心掛けているし、また自らの新しいフライを実験せねばならない!!

文字通り“バッファローの海”を歩いた!!こいつらは家畜化されていないが、所詮は牛の仲間。自らの状況とこいつらの態度・行動に目を光らせている限り危険はない。とはいえ、頭が逆台形のデケーオスにはさすがにビビッたが・・・・・・・・

朝一カットスロート!!私のフライを飾りに着けてるようなカンジ!?

バッファローが我らが大河・イエローストーンを横切っているのを見た。ちょうどこの場所が一番深くかつ流れが強い場所で、この大きなオスですら一時的にもがいていた!!つまりイエローストーン川を渡ろうとして流されてしまうバッファローやその他の野生動物が多々いるということ!!イエローストーン川はこれほど力強い大河だということ。私はこの川を釣るとき、足を踏み入れるとき、ボートを出すとき、常にこの川への尊敬・畏敬の念を持っている。

またしても元気なカットスロートがフライを着飾っている!?

アメリカ・アナグマ!!(英語ではBADGER=バジャー)私から隠れようとまさしく穴をゴソゴゾしていたが逃げなかった。危険でない距離まで近づけた。

モルモン・コオロギ!!御覧のように超大型でカットスロートはこいつらが大好き!!もちろん私のフライ・タイイングのイメージにもなる!!

そして自らの新フライの実験もしっかり・・・・・まあいずれ年の終わりや新年にかけて新しいフライを発表するであろう。
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ひさしぶりにデピュー・スプリング・クリーク(www.depuyspringcreek.com)に向った。これまでイエローストーン国立公園内のガイドと川にボートを出すのにいそがしくて、私がこよなく愛するスプリング・クリークからしばらく遠ざかっていた。おぉっと!!習うことと観察することがたくさん!!クリークそのもの、トラウトの行動、トラウトの居場所、水生昆虫のハッチ、水生昆虫の行動、その他諸々が真夏モード!!私の観察眼、作戦、フライ選択、などもそれに合わせねば!!

一番手っ取り早いのは胃のポンプをすること!!・・・・・・・ってもしトラウトを釣り上げられればだけど・・・・・幸先よくなんとか。フムムムムムム、最近こんなのを食べてるのか・・・・・・

一ヶ月前ほどではないにしろ、PMD(ペイル・モーニング・ダン)のハッチはまだ続いている!1キャスト・1ライズで仕留めた!!

さらにチェック・・・・・
サルファー・メイフライだ!!

テレストリアル(バッタ、コオロギ、甲虫、アリ)はこの時期全て大切!!立派なカットスロートだ!!
サルファー・メイフライは夕方にハッチする・・・・・・・・・・

季節・天気について次のレポートにはなんて書いているのだろうか?暑い真夏日に逆戻りかそれとも秋の予感・・・・・・・・・
モンタナでのフライフィッシング最盛期はまだまだ続く!!(御存知のように私は一年中釣っているが・・・・)機会があればどこかでお会いしましょう!!こう御期待!!

Sunday, August 11, 2013

誕生日ガイド、カットスロート、諸々レポート

またひとついそがしい週が過去の物となり、新しい週が始まる・・・・・・・・
先週はまたガイドにいそがしかった。6日は私の誕生日。毎年誕生日には最高の釣りを経験しているが、今や最高の祝い方といえば、ガイド!!とても素晴らしい夫婦をガイドした。イエローストーン公園内のとある人気のない所に向った。仕事中には、個人的にも感傷的にもなるべきではないが、最高の釣りと素敵な川、そして立派なトラウトは誕生日を祝うための大切な要素だ!!この強烈なロッドのしなりを見たら、ガイドだって、他のどの釣り人と同じく、興奮するし、心臓が高鳴る!!以下の写真の何点かはトニーさん(美人奥さん)より!!

それにしても“厚め”のカットスロートであった!!




奥さんも優秀なドライフライのフィッシャーウーマンであった!!(美人・・・・!)


午後は別な場所へ。

ネイティヴのカットスロートの生息域を心の底から満喫した!!
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パークス・フライ・ショップwww.parksflyshop.com)のベテランガイド・ウィルソンと私でルーキー釣り人のグループをガイドした!!
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イエローストーン川のボートでのフロート・トリップだって絶好調だ!!
低水位だの水温高めだのなんてカンケーない!!それらは事実だが、釣りが思うようにいかない理由にしてわいけない=言い訳!!トラウトは存在する!!たくさん!!最適フライを最良のプレゼンテーションでさらに、自信を込めて、絶好ポイントにキャストすれば、トラウトはライズする!!この真髄を経験したければ、ぜひ優秀なガイドを雇うことをオススメする!!

バッタでカット!!

暑く乾燥気味になるであろう天気予報にも関わらず、むしろ涼しく、曇り気味の天気が続いている。好調具合は続くであろう。ひょっとしたらさらに良くなるだろう!!
次のレポートまで・・・・・・・・