Monday, August 22, 2016

イエローストーン川で何が起こっているのか - By アウトフィッター

先々週末(8月13・14日)からふと持ち上がり、先週末(8月19日金曜日)から完全なる混沌に陥った・・・・・・。ちまたでは、インターネット上特有のデマと間違った情報が出回り、混乱を誤解を深めている。アウトフィッターとして、クライアントと釣り人に報告の義務がある。また、モンタナ州唯一の日本人アウトフィッターとして、日本語でできるだけ、わかりやすく説明する義務がある。
8月19日付け、かつ無期限で、イエローストーン川と全ての支流(リヴィングストンのスプリング・クリークも含めて)、釣りを始め、全ての川でのリクリエーション(ラフト、カヤック、浮き輪、泳ぐことさえ!)が全面禁止
一体何が起こったのか。今回は特別ポスト。長くなるだろうが、一項目づつまとめていこう。

私のガイド・サービスはいつも通り運営中
フロート・トリップ:マディソン川、ミズーリ川、ビッグホーン川
ウェーディング・トリップ:イエローストーン国立公園の各河川、モンタナ州内の可能な河川
私有地牧場内にある湖沼

これまでレポートしてきたよう、イエローストーン国立公園内の各河川は、今年も絶好調だ。モンタナと比べ、高地にある分、気温も涼しく、水温も低めだ。9月が近づくにつれ、公園北東部の河川=ラマー、ソーダ・ビュート、スルー=はさらに好調になる。そしてすぐに、西側のファイアーホールとマディソンも呼応する。
そして、今こそ、私有地牧場内の溜め池に挑戦すべきだ!これらは、イエローストーン川とスプリング・クリークの伝説の影であまり知られていないが、本物のトロフィー級のトラウトを仕留めるチャンスがある。ただの釣り堀と思ってはいけない!!野生化した超大型トラウトを仕留めるためには、本気で釣り続けねばならない!!
イエローストーン川とその支流・スプリング・クリークが解禁次第、即お伝えする!!

Proliferative Kidney Disease 増殖性腎臓病
8月12日・13日の週末、イエローストーン川のとある区間で、ホワイトフィッシュの大量死が報告された。週が過ぎる程、事態は深刻な物となり、州の管轄部は観察・調査を継続し、8月19日金曜日、晴天の霹靂ながらの、イエローストーン川とその支流の全面封鎖を公表したのだ。
8月19日ー全面封鎖の日
調査と分析の結果、寄生虫による病気だということだ。
英語でのリンク。
簡潔な説明
詳しい説明
さらに詳しい説明
全部英語ですが、グーグルなどの翻訳機能でなんとか読んでいただけますか。
その名の通り、寄生虫(PKX=Tetracapsuloides bryosalmonae)により引き起こされる、マス類の魚種の腎臓に影響を与える病気で、致死性が極めて高く、効果的な対処法が見つかってないやっかいな病気だ。

PKXはこれまで既にイエローストーン川のホワイトフィッシュに寄生していたのではないだろうか。そして、今年の歴史的低水位と、熱く乾燥気味の夏=つまりは川の水温の上昇=が寄生虫を活性させたのではないだろうか。

しかしここで、大きなしかしがある。なぜトラウトは影響されてないのか? 
今のところたったの1尾のレインボーの死が報告されている。
実際、先日各々アクセス場所を歩いた際、その一尾を見たと思う。

考慮すべきこと
以下は、私自身の真剣な釣り人として、またプロのガイドとしての経験に基ずく意見と分析である。

  • ここ数年、ホワイトフィッシュが急増しているのはまぎれもない事実だ。最近では、ハッチの際、我々のドライフライにも果敢にアタックしてくるようになり、その動作・フォームもまるでトラウトのそれを模写しているのでは、と思わされる程だ。
  • いうまでもなく、ホワイトフィッシュは、トラウトの居場所を占領しているといって過言ではない。
  • ここで、今年の歴史的低水位を考慮に入れてみよう。建物の収納可能範囲、車の積載同様、川にだって扱える生物の数に限界と範囲があるのだ。つまり、増殖し過ぎた種が一番目に自然の摂理・淘汰を受けるということだ。
  • 上記のリンクにあるよう、PKDは、感染した魚種の100%を死滅させる可能性があるという。しかし、私たちは、ホワイトフィッシュが全て死んでいないことを事実として認識している。
  • 大多数の死んだ個体は、3年魚と思われる30㎝から35㎝の個体だ。極少数の20㎝前後の個体の死体も発見されているが、40㎝以上の大型個体の死体はほぼ皆無だ。
  • これは何を意味しているのか?3年魚・30‐35㎝の個体が一番豊富だということ。そして、それは、私たちの釣りの経験とも合致する。
  • そして、影響を受けず、あるいは受けたかもしれないが生き延びている個体は、PKDの免疫を持っているか、そんな遺伝子を持っているからだろう。
  • それでは、なぜトラウトは影響を受けてないのか?トラウトは、流れがあり、冷たく、酸素が多い場所を好んで潜む(それらがトラウトを釣り上げるのに狙う場所だ)。最大の被害は川がゆっくりと流れる区間で起きている。そしてそこは、ホワイトフィッシュが最も増殖している区間でもある。


美談に隠されている閉鎖の真実
まず最初に、モンタナに住む者として、またスポーツマンとして、はたまた免許を交付されているアウトフィッターとして、州が定めるルールには従う。私は何気にホワイトフィッシュが好きだ。みんながみんな好きなわけではないことも知っているが。50㎝前後の個体を釣ったことがあるだろか?それはもう筆舌尽くし難い経験になる!(次のポストの予定)ホワイトフィッシュは生き残って、私達を楽しませてほしい。モンタナでのアウトドアに従事し、愛する人々は、同時に環境保護を推進する人々でもある。なので、大多数の人々が今回の決定を受け入れているのではないか。

しかし、何事そうであるよう、この美談にも、表に出ていない・隠された事実がある。モンタナの他の地域の釣り人、アメリカの他の州からの、もちろん日本からの釣り人にぜひ知っていただきたい。また私は、これらを公表する義務があると信じている。

  • イエローストーン川でのフロート・トリップと、私が達人ガイドとして名を馳せているスプリング・クリークでのガイドが禁止され、私のガイド・サービスは大打撃を受けている。これは私のようなアウトフィッターだけでなく、フライショップもかなりの悪影響を受けている。私もそうだが、待合場所に分かり易いスーパーマーケットを使う。そこも先週末から閑散としている。私が知っている限り、最も静かでかつにぎわっていないリヴィングストンの夏だ。
  • 私達ガイドだけではない。私たちの車を下流に移動させる会社の人々、ラフト・カヤック・浮き輪等のセールス・レンタルの会社も大打撃を受けているし、間接的に、ホテルやレストランも煽りを受けている。いつもの夏の釣り人が押し寄せないのだから。
  • 釣りだけでなく、レクレーションとしての川下りや、スポーツとしてのカヤック、または、単なる水泳も禁止されている。理由としては、人々あるいは、その道具がPKDを他の河川に拡散させる危険があるから、だとのこと。イエローストーン川をレクレーションとして使う人々のほとんどはリヴィングストンに住む人々で、夏の間だけ、イエローストーン川だけで楽しむはずだ。そんな人々とその道具が、どうやって他の河川に拡散することができるのだろうか?
  • またPKDは、水分が蒸発次第、死滅すると証明されている。一体どうやって我々の体と道具も持って他の河川に拡散できるというのだろうか?
  • ところで、ボートを洗うというのは、ガイドして当たり前のことだ!!次の日、新しいクライアントを迎えるにしても、同じ釣り人を複数日ガイドするにしても、使用後は必ず洗うこと!!私は、どんなに遅く家に帰ってきても、次の日のためにホースで洗い流すことを常識としている。
  • 8月19日、日中真っ只中、釣り人は、釣りをやめるよう勧告された。観察員に直接誘導された釣り人もいたという。これが文明的と言えるだろうか? 例えば、日没まで・深夜までなどと、もっとわかりやすい代替案があったはずではないだろうか?
  • 想像したくもないだろうが、死んだホワイトフィッシュは岸際に打ち上げられたままだ。管轄部は、死んだ魚数を数えただけで、清掃等の行動までには考えが回らかなったのであろう。悪臭を放ち始めている。 何かできることはあるだろうが、私たちは何も聞かされていない。
  • また、これら死体は、周囲の野獣(コヨーテ、アライグマ等)と水生野鳥の格好の餌となるだろう。 これら野生動物、特に野鳥こそ、人間なんかより、はるかにたやすくPKDを広めることになってしますのではないだろうか?何か対処するべきでは?? 
  • リヴィングストンのスプリング・クリークは私有地内にあるのだ・・・・・・これって明らかに侵入じゃないの・・・・・・

これらの決定は、管轄部にとっても苦渋だったことは理解しているし、何か解決の糸口を模索していることを期待している。しかし、それでも、ただ閉鎖すること以外に、策があるはずだ。
イエローストーン川最後の日の家族写真。
この小さい釣り人にとって、最初で最後のイエローストーン川での経験になってしまうのだろうか??


Thursday, August 11, 2016

涼しく過ごし、熱く釣れ!!

そうなるってわかっていた・・・・・・

イエローストーン川のリヴィングストン周辺から下流にあてがわれた、釣り時間の制限(午後2時から深夜12時まで釣り禁止)ルールは解除された。実のところ、8月2日にこのルールが施行された直後に夜は涼しくなった。そして川の水温は20℃に満たないほどになった。繰り返すが、確かに今年は、平均以下の水量の年だ。しかし、急にトラウトがいなくなってしまうわけではない。どこに潜んでいるかを探し当てるのは私達次第だ!!また、午後の一番暑い時間帯には確かに釣りはおもわしくないかもしれない。そんな時は、午前中と夕方に集中すること!!正直、かつサービス心旺盛で、かつクライアントのために一生懸命働くガイドを探そう!!ーーーーーレフティーのような!

釣りは絶好調だ。
私の誕生日に、レネーと山岳渓流にハイキングで向かった。彼女はドライフライでトラウトを釣り上げた!
私はなんとか、ドロッパーのニンフでホワイトフィッシュをゲット!まあ、私はこんなもんだ!

デピュー・スプリング・クリークは、この夏、最高級のフライフィッシングを提供している。
一筋縄ではいかない夏のミッジに果敢に挑戦したクライアントをガイドした。トラウトは確かにミッジにライズしていた。しかし、同時にたくさんのトラウトが水面下で捕食していたのを観察していた。水面にライズしたトラウトだって、すぐに水面下からクリーク底の間で捕食を繰り返していた。なので私の戦術はサイト・ニンフ・テクニック正確にはサイト・ピューパ、あるいはサイト・ラーヴァというべきか
これまたやり遂げるには一筋縄ではいかない技術。釣り人は、トラウトの動きが良く見え、彼らが何しているのかを観察できる距離に近づかねばならない。そして、正確な距離のキャスティングと静かなプレゼンテーションをやり遂げねばならない。そしてフライは、短めのドリフトの最中に望ましい深さに沈まねばならない。そして、言うまでもなく、これらの過程の間に、トラウトを驚かせて散らせてはいけない!!
この釣り人は忍耐強くがんばり、最高級のイエローストーン・カットスロートを仕留めた!
フムフム ガガンボのラーヴァとハネアリ・・・・・後者が午後の鍵となることに・・・・
 さらにがんばり、次には、さらに大型かつ激しくファイトしたレインボーをゲット!!
 午後もミッジはハッチを続け、トラウトもライズを続けた。しかし、ふと水面を観察すると、ハネアリが大量に浮かんでいた。こんな状況で私が一番好きなパターンは、ジャック・ガートサイドのエルク・ヘア・アントだ。
午後にネットしたトラウトのストメック!!まさしく‟アンティング・ザ・ハッチ”!!
 ハネアリでの釣りを十分楽しんでから、夕方はまたミッジのハッチとライズを釣った。このブラウンにて、イエローストーン・三連式(イエローストーン川のトラウト三種を一日で釣り上げること)を達成!!
ちなみに、イエローストーン・グランド・スラムとは上記三種プラス・ホワイトフィッシュ。
さらにイエローストーン・ロイヤル・グランド・スラムとは上記四種プラス・カットボー交雑種。
どれを成し遂げたいかはあなた次第。私は特にホワイトフィッシュに関しては、絶対スペシャリストだ!!??

8月はまだ続く。繰り返すが、うまくやれば、釣りは絶好調。今夏は、釣り人の数もボートの交通を少ない。うまく忍び込んで、自分だけの区間を釣ってはいかがだろうか。

Friday, August 5, 2016

目的地:北東部

8月2日付で、イエローストーン川のリヴィングストン周辺から下流の区間で、午後2時以降から12時までの釣りは控えるよう州政府の管轄部から通達が出された。

水温が20℃以上に達して、かつカンカン照りの天気が続くような場合(プラスその他の要素も考慮して)、このルールが通達される。このような状況下では、リリースするにしても、魚にとってあまり好ましくないからだ。これは一時的なもので、状況が改善されれば、元に戻る。 
この区間が好きなのに・・・・。以前このルールがイエローストーン川に適用されたのはいつだったか、年配のアウトフィッターに聞いてみよう。とにもかくにも、こういう通達は、私達の釣り全般、もちろんガイドサービスの広告にも影響必至・・・・・。しかし、よく読んでみると、一日の一番暑い時間帯に釣りをしてはいけないということで、どっちにしろ、その時間帯は食いが悪いし、釣り人にとっても心地よく過ごせる時間帯でもない。だから私はあまり気にしていない。実際トラウトは川の中に住んでいる!!そして朝から昼まで釣りはできるのだ!!ほとんどガイドのボートをみない今日この頃・・・・向こう側を釣っているのだろう・・・・おっとっと・・・・。私はトラウトや他の魚種が白い腹をひっくり返して死にそうに浮かんでいるのを一切見ていない。
とにもかくにも、今年のように、暑く乾燥気味の夏には、どこで釣るにしても、魚の扱い方には気を付けましょうね、ということ。また、このような天気と標高に慣れていない訪問アングラーにとって、帽子と日焼け止めローションは必需品。そして、水分補給を怠らないこと!!

イエローストーン川が制限を受けても、私には、もっとオプションがある!
そんなひとつが、イエローストーン国立公園の北東部の河川だ!!大げさにコマーシャルするつもりがなくても、今年は特にいい!!各種水生昆虫のハッチは好調。各種テレストリアルの活動は好調。そしてトラウトはそれに伴ってライズしてくる!!

ラマー川:また新しくかつ若いフライフィッシャーを世に送り出した!

ソーダ・ビュート・クリーク:リピーターのクライアントは十二分に楽しんだ!
フムフム・・・・

午後、この小さな川のとある場所で、そこだけで起こっていた‟極小ハッチ”に出くわした。始め模索したが、徐々に解読した!
これらカットスロートは挑戦的、だから合わせられた時の快感も格別!!
 また次会おうね!

スルー・クリークも絶好調だ。食わせるまでに至らなかったが、デッカイトラウトが小さいミッジにライズを繰り返していた。


これら、7月8月にはたいてい釣り人が群がる河川を釣って、今年はなんて釣り人が少ないかと思わざるをえなかった。今やほとんどの情報をネットで見られる時代。ほとんどの釣り人はそれらを鵜呑みにして、あるいは信仰しているのだろう。低水位、乾燥気味の夏、などなど・・・・・・今年は釣れてなさそうだから、行かない・・・・とか。一年の各月が異なるよう、各年も異なるのだ。私のような常に目を光らせている釣り人やガイドは、その年の傾向を読み解き、効果的な手段を見つけ出す。信じてほしい!トラウトは急にいなくなってしまうわけではない!!川の中にいる!!彼らを見つけ出し、釣り上げるのはあなた次第だ!!

Thursday, July 28, 2016

イエローストーン公園夜明け前の旅人:イエローストーン川#2

昨日7月27日、前回の夜明け前の旅人のミッションからちょうど一週間、またしても朝も明けね暗闇の中出発した。目的地も一週間前と同じ=イエローストーン川の湖から滝にかけての区間だ。前回はとてつもないレッスンとなった。果たして今回、自分は進歩しているのか。またもうひとつ大切な要素は、大型湖カットスロートはそれほど長くこの区間に留まっていないであろう、ということ。

先週成果を上げた、‟奥義”の仕掛けを作り、キャスティングを開始し、それに伴った方法で釣り始めた。またしても裏切られなかった!!ちょうど開始15分くらい、当たりを感じた。前回同様、釣っている場所の性質・構造上、岩・底に引っかかっているはずはなかった。何かが確実に動いている!重いと感じ始めた!ようやく明けつつある朝日の元、かなりの綱引きを演じた!!

これは、私の記録・記憶の中でも最上級の一尾で、写真は壁に飾られるだろう!
 サヨナラ
次は、同じ場所のやや下流、またしても独特の当たりを感じた!
 これは一尾目よりも、先週のよりも、一回り小さかった。それでも充分素晴らしい!

というわけで、先週より‟2倍”多く釣果を上げたわけだ。逆に言えば、それだけ。
いくつか別の場所でもがんばったし、ライズ待ちもした。水生昆虫のハッチは、またしてもすごかった!今回はライズも観察した!・・・・・8回だったか・・・・・。さすがにちょっとがっかりした。こんなにハッチがすごいのに、ライズが続かないとは・・・・。

またしても、習うことと観察することに没頭した日となった。実際、この区間を長く訪れている年配の釣り人によると、最近は一日、1尾から2,3尾釣れれば上出来だと聞く。私がどの場所で、どのようにして釣ったか、あるいは釣り上げた数に関わらず、雄大なイエローストーン・システムに住み続ける真のネイティブを敬い、出会えることを大変うれしく思う。

日本からでは、今年中に計画し、彼らに出会うのには、時間的に難しいか・・・
いっそのこと、来年の開幕日=7月15日から以降の7月中を計画してはどうだろか・・・・
私とガイド・トリップを予約するなら、自動的に‟夜明け前の旅人チーム”に登録されます!!

ボーナス:これってクマさん!?

Friday, July 22, 2016

イエローストーン国立公園夜明け前の旅人-復活2016年!-湖から滝の区間

イエローストーン国立公園夜明け前の旅人が2年ぶりに復活!!
7月20日、リヴィングストンの自宅を午前4時ちょっと過ぎに出発し、パラダイス・ヴァリーとイエローストーン国立公園を運転した。野生動物を見たがる観光・旅行者による交通渋滞を避けるためだ。目的地に着いた。車を停めた場所は違うが、2年前と同じ区間。イエローストーン川の湖の下流から滝までの区間だ。北アメリカにおいて、最も美しくかつ「フライフィッシングが絵になる」川のひとつだ。

7月15日の解禁日からたったの6日目。真のネイティブかつ超大型イエローストーン・カットスロートに出会えるか、挑戦してみたかった。これは決して簡単なことではない。少なくとも、はるか下流のモンタナ区間で観察されているよう、今年は低水量だということだ。これが、釣り・トラウト・ハッチ等に影響を与えるのだろか?実験と調節、習うことと観察すること、そして忍耐、集中、へこたれない気力・・・・・・・・これらの言葉を一日中咀嚼し続けた・・・・・・。自分にとって、「フライフィッシングとは何か」を再考させられ、そして、「北アメリカにおいて最長のダムの無い自由に気ままに流れる川」をなんとか理解しようと考えを巡らせた日となった。

川とその周辺にはたくさんの水生昆虫がハッチしていた!!・・・・・ライズはどこ?
カットスロートが潜伏しているであろう場所をニンフで探った!・・・・当たりがない?
有効でないフライで、不良な場所を釣っているのか?
ついには、愚かにも-自分内にとどめておくべきかもしれないが!-「ここに魚いるのか!?」、「レイク・トラウト、熊、ペリカンによって全滅させられたんじゃねーのか!?」などと思い始めた。

この禅問答が一日中頭の中で続いた・・・・・。
ふと、当たりが来た!あまり大きくはなかったが、また寄せてるときに外れてしまったが、カットスロートだった。
これで実質‟ボウズ”は免れたわけだ・・・同時に何かヒントをつかんだ気がした。
午前中、少しだけ釣った場所に戻った。川の向こう岸では、3人組の内2人が当たっていた(その内1尾は無事ネットされ写真収められた様子だった)。心から彼らに拍手したかったし、同時に「この辺に絶対いる!」と自分に言い聞かせた!(こんなばかげた言い分は自分の中に留めておくべきだが、フライフィッシャーの感情を正直に話さずにはいられない)。

そして、作戦とフライの見せ方を変えた。この日、本当に初めて、しっかりとした手ごたえを感じた!流れと深さからして、岩・石に引っかかっているはずはなかった。魚体が光った!やった!ついにつながった!
瞬く間に次の難問がやってきた。コイツラはこの川の強い流れを自分たちのアドヴァンテージにする術を知っている。文字通り綱引きのやり取りで、なおかつ転ばずに下流に追いかけねばならない。

私の神経と仕掛け(フライ、ノット、リーダー等)は持ち応えた・・・・・。



この日の経験から何を学んだのだろう?
私は、この辺で何十年も釣りもガイドもしているわけではないが、今年は確実におかしな年だ、といって差し支えないだろう。1番の要素は、水量だ。1世紀ほどの統計において、最低部類の数値を記録している。カットスロートの個体数は回復しつつある。また私の写真や、他の釣り人が釣った個体を見ても、カットスロートの体調は極めて良好だとわかるだろう。これは私の推測に過ぎないが、まずカットスロートは例年通り湖から下流に下り、産卵し、回復したのだろう。次に、大部分のカットスロートは、この例年より遥かに低い水量と流れをいいことに、あるいは、彼らにとって十分な隠れ場所がないと判断したのだろうか、さっさとかつかつ容易に、レ・ハーディー・ラピッヅを昇って、湖(かすぐ下流)まで泳いでいってしまったのではないだろうか。次に例年通りの時期に水生昆虫がハッチしても、ライズするであろうトラウトはもう通り過ぎた後であったと・・・・
これはあくまで私自らの経験と、その他数人の釣り人からの情報による推論だ。間違っているかもしれない。ライズを見た、そして実際ドライフライで釣ったと主張する釣り人もいるだろう。この日私にはそんな状況が全くなかったということだ。

また、自分自身に、私のクライアントに、またこのブログの読者にも実証した。私が、実験と調節、習うことと観察すること、そして忍耐、集中、へこたれない気力、と口にしたら、本気でそれらを意味しているということ!!言うが易し、するは難し・・・その通り。それでも、自分を奮い立たせた。だからこそ、最後の最後に報われたのだと信じている。

夜明け前の旅人はまたあるのだろうか?多分・・・・
どこに向かうの?考え中・・・・

こうご期待!





Monday, July 18, 2016

スプリング・クリーク、イエローストーン川フロート、バックカントリー

ブログのタイトルを考えて、またタイプしてから、先週、いかに多様なフライフィッシング=場所と釣り方=をしたか気付いた!

デピュー・スプリング・クリークでは、いろいろな釣り方が楽しめる・・・・・決して簡単ではないが・・・・特に夏のミッジは!!
7月11日は、私が覚えているかぎり、7月の一番寒い日となった。朝の最低気温6℃、最高気温は15℃くらいまで届いたかもしれないが、とにかく寒かった。ミッジの釣りと共に、3月・4月を思い起こした・・・・・・。
 つまった!?

PMDは未だにハッチしている・・・・・自分らの気分次第といった感じもするが・・・・
 それでも、PMDのハッチはやはり楽しい。
次の日、この釣り人は、朝のミッジで立派なカットスロートを仕留めた!!
 常に学習
日本からお越しのこの釣り人も、夏ミッジには、始めかなりてこずったが、徐々に感覚をつかんできた!



イエローストーン川フロートも絶好調だ!!
 この釣り人は、ほぼ初心者として始めたが、急速に技術・感覚をつかんだ。でっかいライズもいくつかあった!!・・・・うまくつながらなかったけれど・・・・。このような釣り人には、イエローストーン川でまた次の機会を伺っていだだきたい!!
 ボートから降りて、ウェイディングしていると、クライアントがふとヘビを見つけた。実は私は、河原でのヘビに疎い。超大型かガラガラヘビ(大き目)以外は、驚くけれど、実際あまり危険でないし、お互い通り過ぎるだけの感覚だからだ。とすると、なんとも世にも珍しい光景に出くわし、かつ写真に収めることもできた!!
カジカを狙っているのは大型トラウトだけではないということ・・・・・
レネーと、イエローストーン川の別の区間にボートを出した。またしても、絶好の天気かつ釣りだった!!
私ですら、大物を釣り上げることができた!!バッタ~~~!!
次の日、イエローストーン国立公園に向かった。道中、なんと熊を3頭も目撃した!!
これは記録的!!
 そして、いざトレイルを歩いた。決して平坦な道のりではなかったが、公園内、いや北アメリカ大陸においても、最もかつ未だに原始的な場所に辿り着いた。


真新しく巻いたガートサイド・フェザント・ホッパー
 自ら考案した新しいビートル・パターンにも!!
最後のカットスロートを無事リリース!
帰り際、ゴールデン・ストーンを発見した。
石灰岩の砂漠のような地形で、場違いに思えたが・・・・

確かに、今年は、モンタナ各河川において、平年よりかなり水位・水量が低い。インターネット情報で、モンタナへの釣行を考えている釣り人達に影響を与えていることは確かだろう。私の立場からも、その事実を隠しはしないし、誤誘導の広告をするつもりはない。しかし、この私のありのままの経験・釣り場は、一般のレポート・情報網には決して現れない、情報・場所である。私は、これら、7月・8月でも水量が比較的豊富で冷たく流れる河川を、クライアントを伴ったガイド・トリップはもちろん、みずからの釣行にも選ぶようにしている。もちろん、トラウトも水生昆虫も活発だ!

日本語での、モンタナの的確な釣り近況をお求めの際は、ぜひ私に連絡してください!