Wednesday, August 26, 2015

テレストリアル・タイム!!

繰り返している気がするが、とにかく奇妙な夏だ。熱い夏日が続いたら、突然凍えそうな朝数日続く。そして今、近隣の州・地域で起こっている山火事の煙が空を覆い、この辺からでも見える・臭う。そんな状況でも、釣りは絶好調!これまで当たり外れの日々だったが、ついにテレストリアル=陸生昆虫の時期がイエローストーン・カントリーにやってきた!

前回紹介したよう、ジャック・ガートサイドのフェザント・ホッパーが究極のバッタ・パターンだ。
これによく合うフロータントは、最近見つけたこれ。この辺では、ダン・ベイリー・フライ・ショップが扱っている。実にこのフロータントはほとんどのドライフライによく効く。私的には、ディア・ヘア(ウイング、ヘッド等)を含んだパターンにもってこいだ。ヘアの合間に塗り込むことなく、ただ単に浸すだけだからだ。ところで、見えているのは、小さめかつオリーブに仕上げたフェザント・ホッパー。

これらアイテムと共に、ギャラティン川に向かった。それは、‟凍えそうな数日”のとある一日だった。釣りはそこそこだった(一日中ニンフで釣ればもっと効果があったであろう。実際朝の少しだけやったが、即大型ホワイトフィッシュを二尾釣った!)。切り上げようと思い始めたころ、草が垂れ下がっている切り立った岸際にて、フェザント・ホッパーへの静かなライズがあった。フライの捕り方から判断して、そこそこのブラウンかと思った。とすると、けっこう良型のレインボーのようにグングン走った。ネットするまで何を釣ったのか判断がつかなかった。
これまで釣った中でも最良型のウェストスロープ・カットスロート・トラウトだった!! リヴィングストンから西へ丘をひとつ越えるだけで、別種のカットスロート・トラウトが生息する水域になるっておもしろくないですか!?しかも、これほど純粋で、これほどの大きさのウェストスロープ・カットスロート・トラウトは今日珍しいのではないか。
そして、かつてワシントン州東部に住んでいた期間、ウェストスロープ・カットスロート・トラウトとは本当に素晴らしい思い出がたくさんある。今ではイエローストーンも ウェストスロープも大好きだ!!
オリーブのフェザント・ホッパーは、デピュー・スプリング・クリークのイエローストーン・カットスロートに飲み込まれた!!

イエローストーン公園内のラマー川に戻った。やや煙っぽい気もしたが、ボーズマン近辺(上記のギャラティンも含めて)ほどではなかった。昼前後まで特に反応は無かった(怠けていたのか?)。ランチを食べる前にグリーン・ドレイクのダンに下にニンフをドロッパーとして結んだ。とするとこの‟恐竜面”のカットスロートが来た!!ってゆうかどことなく見覚えのあるような・・・・・・・・
 そしてこの日の目的が始まった。前回ポストした、大きいカットスロートの胃からポンプされた小さいセミを覚えているだろうか?あれ以来、これをどうにか模擬できないかアイデアを巡らせていた。褪せたオレンジ色で硬い外殻に覆われている。補色の際、コリコリしたに違いない・・・・・・
タイイング・ベンチと河川にて、試行錯誤を繰り返した後、このマイクロ・クランチー・スィケーダ(極小・コリコリ・セミ・パターンと訳すか!?) が生まれた!!
実は上記のギャラティンへの釣行ですでに効果を発揮しつつあった。 全体的に芳しくない日だったのにも関わらず、このフライへいくつかライズがあったのだ。正しい方向に進んでいると感じた!
それ以来改善を施した(特に補強面で)。
この日、ラマー川にて、トラウトは確実に私の新しいセミ・パターンを狙って捕食しようとライズしてきた。数回うまく合わなかった後、これから濃縮な時間が始まった!!
 前回フェザント・ホッパーで大型カットスロートを釣った場所から、これまた立派なカットスロートが、今度はセミに喰らいついてきた!!

 ハッハッハッ!!
 ライズは続いた。私の歓喜の笑い声が草原にこだました(他に誰も釣り人がいなかった)。このカットスロートは、ライズでフライを捕って、激しくファイトした後、手元でお座りしてくれた。一切触っていない。真に完璧な証拠写真だ!!
 歓喜の破壊。カットスロートによって2,3個ボロボロにされ、もうひとつは食いちぎられた。
今年の冬の間、ユーチューブにて、タイイング・インストラクションのビデオを公開するだろう。

確かにセミが効いていたとはいえ、常に胃の中身をチェックすべし!
見て!!またセミを見つけた!!


テレストリアルの釣りは、天気に左右されるが、あと数週間続くと予測している。
モンタナとイエローストーン公園を訪れ、楽しめる内に楽しんじゃおう!!

Friday, August 14, 2015

真夏のスプリング・クリーク(とイエローストーン公園)

アームストロング・スプリング・クリーク(www.armstrongspringcreek.com)でガイド・トリップを行った。決して繰り返しにならないので繰り返すが、リヴィングストンのスプリング・クリークは夏を通して冷たいまま流れ、雷雨・豪雨によって濁りが発生することも無い!もちろん、釣りは楽しい。そして常に挑戦的であり、そこから常に何かを学ぶのだ。

ガイドとして、この期間様々な状況・条件に出くわす。トラウトの生態、クリークの変化、季節的変化・影響など。要は、トラウトはたくさんいるけれども、約二ヶ月前のPMD(ペイル・モーニング・ダン)の時期とは全く異なるのだ。

ミッジが今一番たくさんハッチしている。“夏のミッジ”はしばしば脳外科並みになりえるので覚悟すること!!
PMDのハッチはまだ続いている。晴れ・風の日にはここそこと見られる程度だが、曇り空・雨模様の日には、たくさんのハッチとそれに伴うトラウトのライズが報告されている。
ベイティス=一概に小さいメイフライ=も観察されている。
カディスも飛び交っている。
そしてもうひとつ、ライズが期待できるハッチはサルファー・メイフライだ。私のガイドのキャリアで、過去数年このハッチを観てきたが、今シーズンになって初めて、トラウトが狙いを定めてライズしているのを観ている。夕方短い時間帯だが、かなり凝縮されている!

彼ら紳士諸君はがんばってミッジハッチに挑んだ!!



そして、今こそテレストリアルの季節だ!!アリ、甲虫、コオロギ、バッタ等がクリークの岸際にたくさんうろついている!!特にアームストロングのとある区間では、牧草のせいかバッタがさらにたくさんいる!
とはいえ、小さ目=アリ・甲虫等=を絶対にあなどってはいけない。バッタ・パターンの後ろに結ぶべき・・・・・・・・・・。そしてこの期間特有の構造の周辺をくまなく探ること・・・・・・・・・・。藻の周りとか・・・・・・・・・・。
ポンプの結果は興味深くかつクスッとしたくなってしまう。この大型レインボーは、小さ目の食べ物を好んで食べていたようだ・・・・・・・・


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先週末の雷雨・豪雨・濁流から、イエローストーン川水系は回復した。なぜか、とあるラマー川の区間に行きたくなった。朝からずっと小さ目のカットスロートが私のドライフライに飛び付いてきて、楽しかった。
そして、昼くらいからホッパー(バッタ)タイム!!この春巻き貯めておいたガートサイド・フェザント・ホッパーを結んだ。
このフライが効くことを確信していた。しかし、これほどとは!!
一投目、そしてドリフトを始めてすぐ、何やら大きな影が、ゆっくりでも確実に浮かび上がってきた!!
胃のポンプはまたしてもおもしろかった!これは1cmにも満たないセミだろう。コリコリの食感に違いない!!
驚きはこれだけではなかった。瞬く間に同様の大型カットスロートがフェザント・ホッパーにライズしてきたのだ!!


「フェザント・ホッパーが効く!」
これだけでも寸評と言えるだろうが、私のプロの眼からの詳細をお伝えしよう。
フェザント・ホッパーは水面に静かにかつ低く浮く(オイル・タイプのフロータントをたくさん施した)。これは現代のフォームによるホッパー・パターンが忘れてしまった特徴ではないか!?それでいて、視認性も浮遊性も高い。
イエローストーン・カットスロートは、私達のドライフライ(特にホッパーなど大き目のドライフライ)に、ゆっくりと狙いを定めながら、ライズしてくる。さらに注意深くフライを観察することが特徴だ。フライに触って、口を閉じる前にそっぽを向いて戻ってしまうこともしばしば。これら三尾の大型カットは例にもれずゆっくりライズしてきた。しかし、まるでメイフライのエマージャーを水面で“吸い込む”かのように、なんとサイズ6のフェザント・ホッパーを静かにかつなんの躊躇もなく吸い込んだのだ!!

後に捕らえたカットスロートからのサンプル。これまたたくさん選り好み無く?雑食?しているようで・・・・・・・

モンタナ・イエローストーンの夏はまだまだ続く!そして秋がやってくる!
カットスロート共にお待ちしてます!

Sunday, August 9, 2015

8月始まる

リバー・レポート:これを書いている時点で、典型的なイエローストーン川水系のミニ氾濫。イエローストーン公園内のラマー川とソーダ・ビュート・クリークがけっこうな雷雨を受け、濁流となり、イエローストーン川に流れ出している。モンタナ区間でのフロートもアウトだ。確かに今年は地域の河川での水位・水量が低いから、長い眼で見ると、これはいいことだ。また、今週後半にも同じような雷雨が予報されているから、一時的これらの河川では釣りにならないか・・・・・・・。ならば、別のオプションを検討しよう!!この地域には、もっともっとたくさん釣り場がある!
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ここパラダイス・ヴァレーでは、またモンタナ南西部では、涼しい夜・朝のままだ。地域の河川の水温は、20℃以下に保たれている。気温30℃前後の日も、ときたまあるが、そんな陽気はバッタ他テレストリアルの釣りにもってこいだ!

これは明らかに件の嵐の前だが、イエローストーン川にボートを出した。
朝一のハッチ・ライズで、新しいドライフライがいきなり効果覿面!?
私御用達の秘密の枝流にて・・・・・・・ハッピー!
今シーズン新しく補給したこのパターンは効く!!

私から反対側のイエローストーン公園は涼しい!寒い!と言ってもいいかも!8月7日(私の誕生日の次の日)、ウェーダーとパタゴニアのフリースが心地良かった。大物!?・・・・・これだから、毎年私が自ら主催する“今年のホワイトフィッシュ”コンテストに優勝してしまうんだ・・・・
絶対もっともっと入ってたって!!
おそらく初めてホワイトフィッシュを水中撮影。
たくさんトラウトを釣ったが、大きさは上の代物には追いつかなかった・・・・・・
とあるレインボー(写真無し)はこんなものを食べていたのか・・・・・・・。ベイト・フィッシングすべきだったか!?私が想像するに、大雨のせいで、岸の一部が崩壊したのではないか・・・・・・・

というわけで、モンタナ南西部でのフライ・フィッシングは絶好調だ。
ただ単に思い付き・思い出しで言っているのではなく、自らの釣り日誌を読み返すと、「2012年にはもっと暑い日が、もっとあった。そしてどうにも釣りが芳しくない日があった」、また「2013年には、今年と同じくらい、あるいはより低い流れの河川もあった。それでいて釣りは良好だった」とある(概要)。なので、私は明るくかつ積極的な予測を持っている。もちろん、釣りたいと計画した河川に釣りに行けるのが最高だ。しかし、状況に合わせて、融通を効かせ、計画を変更することも大切だ。この辺には、もっと別の釣りオプションがあるのだから。
イエローストーン・カントリーで会いましょう!

Friday, July 31, 2015

7月後半フィッシング・レポート

文句を言ったり、悲観的になっているわけではないのだが、とにかく奇妙な夏だ。各河川の水位は低く、それでいて涼しい夏。そういえば、数日前、低体温症の恐怖を感じさせられた嵐に打たれた!!・・・・・・・・・とすると、向こう数日は30℃以上の真夏日が来るようだ・・・・・・

確実にできることと言えば・・・・・・・・釣りにいくことだ!!この辺の全てのトラウトが、冷たい水・流れを求めて、北極海に泳いで行ってしまったとは思わない!釣り人として、ガイドとして、どうすればトラウトへ近づけるのかを考えねばならない。まだ完全な答えを見つけていないが、常に試行錯誤・観察・実験を繰り返している毎日。それでは7月後半を振り返ってみよう。

日本人夫婦クライアントをイエローストーン国立公園の北東部でガイドした。午前中忍耐を強いられたが、午後はけっこういそがしかった!!
今年のカットスロートは本当に強い!初夏の産卵時期から完全に回復したようだ。水中写真を撮るのにもこれがベスト。
次の日、ここに雪が降ることなど、全く思いもしなかった・・・・・・・・

イエローストーン川でのフロート・トリップ、朝一番船出直後の光景!!

がんばって釣り続けるといいことがある!!

そうそう、新しいグリーン・ドレイク・メイフライのパターンのアイデアが出来上がりつつある。この夏飛来し続けるであろう!!

8月がやってくる!!とにもかくにも夏は続く。釣りに出かけるのはとにかくいい!

Tuesday, July 21, 2015

イエローストーン公園開幕&旅人

今年もこんな時期だ。過去三週間以上、リビングストンのスプリング・クリークでいそがしく、ハッチとライズを追いかける日々だった。そしてついに、川にボートを出したり、イエローストーン国立公園へ出かけるようになった。

たいてい自らの公園開幕は6月中に起こるものなのだが、今年は諸々の事情が重なって7月15日となった。

覚えている方もいるかもしれないが、昨年一連の“夜明け前の旅人”を敢行した。今年は時間が限られている。スカウト・下見が目的だ。それでもかなり朝早く出かけているし、公園の一端から反対側へも向っている。なので“旅人”は健在。

ひとつ、自分らしいのは、自らの開幕には、秘密とは言わないけれど、ひっそり・ややマイナーな川・区間を選ぶ。今年もイイカンジでスタート!
カットスロートとチャビー!!
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そしてギャラティン川(モンタナ区間ではなく、イエローストーン国立公園内)に向った。信じられるかどうか、寒かった!!!-下の私の服装をみてほしい。

彼らの朝食をチェック

新しいカディス・ピューパ・パターンが効くぅ!!
そして驚きかつ珍しい出会い!!
この写真はいつぞやの春・秋からではない!ウェーダーは一日中、お気に入りのパタゴニア・スナップTは午後2時まで着用!!天候に合わせて衣服を選択・着用しよう!!
このホワイトフィッシュは全長38cmと驚くべきほどでもなかったが、最大胴回りが25cmもあった!!間違いなく、毎年恒例・自ら主催の“ホワイトフィッシュ・コンテスト”の一番候補だろう!!
ハッチを釣る・・・・・
 

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そして次の日、公園の反対側に向った。朝の目的地はスルー・クリークのキャンプ場以下の区間だ。この区間は、ほとんどの訪問者にとって、ラマーやソーダ・ビュート、また上流の草原区間に比べ、人気が無いと言える・・・・・・自分好み!
カワゲラがこれほどハッチしていたのには驚いた!
 そこそこのレインボーからも出てきた!
そして来た!!もちろん水生昆虫を模したドライフライに!!
ちなみに、公園のこちら側では、ウェーダーなど必要とせず、快適にウェット・ウェーディング。
午後、ラマー川を探索し、とある区間をバッファローとカットスロート以外誰にも会うことはなかった。




確かに今年は、平年に比べ、水位・水量が低い。しかし、7月に入ってから涼しげの夏に落ち着いている。各河川は冷たく流れている。心配することはない。ゴシップに振り回されることなかれ。そして、何より、私が経験しているよう、トラウトはたくさんいる!!

そして、繰り返す、様々な天候に対応できる衣服を持参し、それに合わせて着用すること!!