Saturday, September 8, 2012

9月7日―パート2:スルー・クリーク下流草原にて羽アリの大飛行

ラマーを午後3時くらいに後にし、すぐ近くのスルー・クリークの下流草原に向った。最大の目的と理由は「昨年同日に、羽アリの交尾による大発生・大飛行に突然出くわした」から。過去のポストをどうぞ。あれは完膚なきまでに叩きのめされた経験だったが、数日の内に新しいフライを開発し、観察眼と共に、その困難に打ち勝ったのだ(もうひとつのポスト)。だから昨日の目的は「また大飛行に出くわすだろうか?」と「今年はうまくできるか?」であった。

去年の釣り日誌によると、大飛行は夕方(午後5時から6時)に起こった。だからそれまではいつも通りに釣り歩いた。いざ午後5時くらいから、期待と不安にドキドキしながら、観察しつつ移動し始めた。すると・・・・・・やった!!また起こった!!!
こんな女王アリが(小さいオスが張り付きつつ・・・・)大量に飛来しては、水面に落ち、トラウトはそれら溺れた固体をガボガボ音を立てながら飲み込んでいた!!

しかし・・・・・・・今年は女王のサイズは14番か16番・・・・・・・
これが去年の例。大きさが違うのは見てとれるでしょう・・・・・・

だから、去年の経験を基に開発した自作S.C.ANTの10番・12番は瞬く間に“贋作”と見破られてしまった!!!トラウトは何でもかんでも飲み込んでいるようにみえたが、選択眼はいつも通り厳しいままだった!!

一般的なパターンで2,3当たりがあったが、満足感には程遠い・・・・。去年のように泣きはしなかったし、自暴自棄にもならなかったけど。また宿題を授かったということ。女王アリの飛来は一時間後に明らかに薄くなった。しかし、トラウトはやや静か目ながらまだ音を立ててライズを繰り返していた。ミッジが大量にハッチし始めたから、ミッジを捕食していたのか?でもライズ音は典型的なミッジ捕食な感じではなかった。だから水面に近づいて観察すると、今度は(はぐれたのか?)小さなオスだけが大量に浮遊していて、トラウトはそれらを音を立てて飲み込んでいたのだ!!

こうなったら、一般的なアント・パターンの20番・22番でなんとかなると思った。小さく黒いフライは見ずらいが、ポイントをひとつにしぼって、その下を回遊してる固体に狙いを定めた。すると大きい鼻がライズしてきて、私のフライをスッと吸い込み、しっかり合わせた!!思ったより大きい固体でかつ、かなり長めのリーダーと6Xティペットだったから、引き込むのはかなり慎重であった!!


ザ・ベストのカットボウ!!これまでこの体長のトラウトをここであげてきたけど、これほどガッシリ・ズッシリの固体は初めてだ!!

ライズは真っ暗8時過ぎまで続いた。ミッジとベイティスが混合していた。イエローストーン公園内では電灯などを使いながらの釣りは禁止されているし、何より暗い草原に一人ぼっちは怖いから、家路に着いた。

自身のスルー下流草原への愛と中毒具合、またその難解さは言葉では言い尽くすことはできない。ここでの経験のおかげで、釣り人・ガイド・観察者として確実に成長している。立派なトラウトを手にできたけど、また新しい宿題を課されたし。だからさらに成長したい!

シーズン終了前にまた1回か2回行こうかな・・・・・・・・

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