汗をかき、冷たい水をウェット・ウェーディングすることで、体も心も満たされてきた。次に結んだのは最近ちまたで人気のパープル・ヘイズ。
山、川、そしてたくさんのトラウト。 フライフィッシングはいつでも私達を大自然に連れていく。 モンタナ州リヴィングストンに住む日本人フライフィッシングガイドの釣り日誌より。
Wednesday, September 28, 2011
癒しの渓流と森林浴
ここ2,3日欝気味であった。10年後、20年後更年期障害ってこんな感じなのかな?と思ってしまうほど。理由はわかっている。天気と季節のせいだ。全く自分勝手な希望では、暖炉にくべる薪を割ったし、秋分の日も過ぎたんだから、寒くなれよ!!ってこと。むしろ寒くなって、文句を言いながらがんばって生きる方がいい、暑くも寒くもないこの中途半端感がたまらなく嫌だ。この時期絶対近づかないから、全く関係ないけど、こんな晴天ならイエローストーン公園内のマディソン川のある場所では、20人もが列を作って釣りの順番を待っているおかしな光景を想像したくなくても白昼夢に出てきてしまう!!また、そこそこのハッチを見て効くはずのフライをただキャストするより、強烈なハッチの中、実物との競争をしてみたい。ベイティスとドレイクでそれを期待するのには曇り空から雪が必要・・・・・加えてガイドのシーズンも終わりに近づいてきたし、フライのオーダーも減ってきた。ちょっと沈み気味にならざるをえない・・・・・・しかし、昨夜ふと「フライフィッシングとフライタイイングがオレの仕事じゃないか!!嘆いている暇があったらとにかく釣りに行け!!」と自己啓蒙し、まだ暖かいなら、この夏できなかったことをすればいいと思った。今年は、軽い4番ロッドで山岳渓流へのハイキングと釣りをする暇がなかった。それに最適な場所はウェスト・ボールダー川だった。中流・下流が牧場など私有地を流れるのでアクセスできないが、上流に進めば、国立指定の森林区間なので公共のアクセスと登山道がある。
およそ2kmくらいのハイキングで最初の釣り場に辿り着いた。さらに5kmほどハイキングすれば、もっといい流れと景色に辿り着けるが、今日はそこまでする時間がなかったし、何よりここで充分すばらしい。
このような山岳渓流ではアトラクタードライフライで楽しむべき。ちょっと小さめにマイクロ・ウルフ・クリップル。
一匹目はこんなカワイコちゃん!!こんなに小さいのに色も斑点もしっかりしているではないか!!これで心が癒された。
次の当たりは推定30cmのトラウトだったが、合わせたらラインを引っ張られ、5Xのティペットだったにも関わらず思わず「ウォ~~ウォ~~!!」と叫んでしまった!!最近5Xで45cmまでのトラウトをスルーやラマーで5番ロッドと共に上げてきたが、この軽い仕掛けへの手応えはたまらかった。6番ロッドで50cm以上の大物を合わせた感じ。久々の高揚感にひたっている内、針が外れ逃げられてしまった・・・・・・・・
汗をかき、冷たい水をウェット・ウェーディングすることで、体も心も満たされてきた。次に結んだのは最近ちまたで人気のパープル・ヘイズ。
強い流れのすぐ隣のゆったりした場所に上流に向けてピンポイントでキャストしたら、案の定一瞬でフライを見逃した。しかし、突然重くなった。底にひっかけたのか??違う立派な30cmのブラウンだ!!
たったの400mくらい上流に進んだら渓谷が厳しくなり、他の目的もあったので、釣り下がった。とすると、これまら30cmのカットボーが出てカ・イ・カーン!!
ウェストボールダーはいずれボールダー川の主流に合流するから、今日はついでに日が暮れる前にボールダーも見ておきたいと思った。ここはモンタナでも息を呑んでしまう光景のひとつ。あまり知られていないという点では、モンタナに住む人々にとっても特別な場所だ。橋を写真の右から左に渡り、急勾配の道を降りてみた。
汗をかき、冷たい水をウェット・ウェーディングすることで、体も心も満たされてきた。次に結んだのは最近ちまたで人気のパープル・ヘイズ。
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