Thursday, August 18, 2011

イエローストーン公園北東部中毒症状

イエロストーン国立公園の北東部の河川とそこに生息する純ネイティヴのカットスロート魅せられてしまっている。特にスルー・クリークの複雑な渓相と要求される技術がたまらなく、今日また誕生日以来スルーに向かってみた。もちろん今日は流砂に埋まることはなかった!!またしても期待してたのは、グレイ・ドレイクと呼ばれるメイフライのハッチ。ハッチの前に何もしないで座って待っているのは私のスタイルではない。たいていニンフやストリーマー、ソフトハックルのスイングで様子を見るが、今日はあえてハッチにこだわり、時間を合わせ、絶好の場所を確保した。前回よりうまくできるか?さらに大きいトラウトを釣れるか?自分にチャレンジしたかったのだ。私のアウトフィッターからヒントを聞いた。それはドラッグを軽減するため、12から14フィートのリーダー・ティペットを使うということ。私をガイドとして雇ってくれてもくれなくても、これくらい口を滑らせますよ。なぜなら、誰もがこんな長さのリーダーで50フィート以上もキャストするのは好きではないし、何より合わせが難しい。スルーの複雑な流れにドラッグ・フリーで流し、さらに底まで透き通った水に住むトラウトをライズさせるのはかなりの挑戦、つまり快感!!またしても、クラシックなスパークル・ダンのグレイ・ドレイク仕様で釣り始めた。

この大きさながらかなりファイトした純粋なイエローストーンカット。

次に同じ大きさのカットボーを上げたら、その後急に厳しくなった。上記のスパークル・ダンの下に別のドライフライも結んでいたが、やはり反応(そしてバラシ)はグレイ・ドレイクのみ。つまりグレイ・ドレイクが水面上に存在し、トラウトが捕食しているのは事実なのだ。トラウトの注意を惹きつけるため、何か必要だ・・・・・・・別なパターンを試そうと思った。これはスペント・スパークル・ドレイクと呼ばれる。


下から見るとこんな感じで、これはダン・エマージャー・スピナーも模すのだ。ポストのおかげで視認性もかなり良い。


そして2,3キャストすると、今まで見たことのないライズを経験した!!ミッジへのライズより、軽やかで静かなライズだった。水面に本当に軽くポワッと何か浮き上がったと思ったら、私のフライ2つが、ゆっくり沈んでいった。合わせか!!??当たりだったのだ!!無事合わせのタイミングは逃さなかったようで、かつトラウトは静かなライズに関わらずも、しっかり噛み付いていたようだった!!一瞬で大きな固体だと感じた。ネットを持ってくればよかった!!ゆっくり確実かつ優しく浅瀬に引き込んだ。当たりフライをしっかり咥えている様子を収めたかったが光と自らの影でやや失敗・・・・・・・


この角度ならどうだ? 45cmにもなる立派なオスのレインボーだ!!!!実は上記の小さいトラウトより激しくファイトしなかった(重かったけど)。病気か?と思ったが、そんんことはないと思う。全てのヒレがピンピンだし、何より歯が鋭く、指に穴が開くほどだったのだから!!


その後風が強くなって、ハッチもライズも終わったので、次はテレストリアルの時間!!
バッタで深い流れを狙ったら、川底からユラユラゆっくりと大きい影が上がってきてバッタを飲み込んだ!!そしてしっかり合わせた!!またしてもギュンギュン引っ張るカットボー!!



サイコロステーキを噛んで飲み込むような感じ!!!!これらのトラウトから習っていることは、大きなフライに大きな影がユラユラ水面に上がってくることで、興奮してしまい、合わせが速くなってしまい、フライを口から抜き取ってしまうこと。なので、もうちょっと落ち着いて、一呼吸置いてから合わせるというタイミングを習得した!!


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次はラマー川に向かった。向かうところバッファローの群れで覆われており、これらの野生動物の行動は予測不可能だから、充分注意し、探検と観察は思ったほどできず、そこそこで終わってしまった。


何だコイツわ??川岸に何か死んだ魚体を見つけたと思ってすくってみたら、これはカジカでしょう?これまたトラウトの重要な餌ですな。


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スルー・クリークには毎日通っても飽きることはないであろう!!しかし誰もが楽しめる場所でもないので、そんな場合は周辺にもっと楽しい川がたくさんありますよ。みなさんをしっかりガイドできるよう、フライ、ポイント、各河川を探検と観察しているので、来週またお届けできる予定です!!

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